ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

恋人までの距離

2024年11月12日 15時44分12秒 | 映画

 という映画を今日の午後、BSシネマで観ました。ほぼ男女二人の会話の世界で、かなり製作費が節約になったのかななんて思いました。男女の価値観の違いなど、いろいろ面白かったけれど、肝心な?二人の濃厚なシーンは、深夜の屋外の設定なのでよく見えませんでした。そして、一日だけの恋人時間は終わり、再開を約束してそのままストーリーも終わったので、果たして半年後にまた再開したのかどうか。アメリカ人男性とフランス人女性がウイーンを舞台にほぼ二人の会話だけ。まあ、ウィーンの観光が映画でできるのはいいけれど、不思議な映画だと思っていたら、なんとこの映画はさらに、9年後に続編が出て、さらにさらにまたも9年後に続々編が出たという映画。

 低予算映画のシリーズ化といっては失礼かな。

 とはいえ、同じ俳優の9年後、18年後というのが見られるのも面白いですね。私も日々、老化と向き合っていますから。

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ココ・アヴァン・シャネル

2024年08月16日 16時10分58秒 | 映画

 先日、BSで放送していた映画「ココ・アヴァン・シャネル」を見ました。ヒロイン役の女性を、どこかで見たことあるな~、とずっと思っていて、調べたらやっぱり!「アメリ」の彼女でした。

 親に捨てられて姉妹で修道院で育ち、その後、お針子仕事をしながら夜の店で歌を歌って、その歌から「ココ」となったこと、パトロンがいたこと・・・。それでも、成功して有名デザイナーになったことがすごいですよ。常に「働きたい」と思っていた、その強さには感服します。当時、フランスでも女性は結婚するか愛人になるかで仕事しないで生きて行くのが普通だったようです。そして、コルセットで体を締め付けた華美な服装、彼女はそれをとても嫌っていました。私も~!

 以前、20代の頃、シャネルスーツを買いましたっけ。上品なデザインですよね。

 タイトルのアヴァンというのは、「以前」という意味だそうで、あの有名なシャネルになる前のココ、という意味です。女性成功物語として、なかなか面白かったです。性に対する率直な意見もなかなかでした。女性は奴隷じゃないというはっきりした意志、かっこいいなあ。

 もうだいぶ蒸発してしまいましたが、最初の海外旅行で免税店で買ったシャネルの5番、まだ持っています。

 今日は彼氏と外出する予定でしたが、台風の影響があるからと日延べしました。でも、それほどでもないような天気ですが、これからすごいことになるのでしょうか。心配なので、ベランダの物干し竿とデッキブラシは室内に入れました。窓も開けられないから、家の中が蒸し暑くてたまりませんね。これで台風の影響で停電したら最悪ですよ。無事にコースはずれて去ってくれることを願います。

 毎年毎年、夏を過ごすのが厳しくなってきています。プールに行きたいけれど、行き帰りが暑すぎていく気にならないのです、とほほ。

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春画先生

2023年10月18日 21時40分24秒 | 映画

 週刊文春の阿川佐和子と内野聖陽の対談を読んでから、この映画を見たくなって彼氏を誘ってさっそく、昭島MOVIXで見てきました。9時50分開演の回でしたが、がらがらでした。

 私は古文書が趣味なので、当然、春画にも興味がありました。そして、そのタイトルだからと期待して見に行ったのですが、正直これはどうなの?という内容で、がっかりでした。コメディなのかどうか、意図しているものは分かりませんでしたが、終始笑いをこらえていました。そして、春画の奥深さを強調している割に、薄っぺらな内容だと思わざるをえませんでした。そして、もう、映画を見に行くことはやめようとまで思いました。彼氏までつき合わせて、本当に心苦しい極みです。

 結局はSMとか愛の多様性を謳っているのか、なんだかわかりませんでしたが、もやもやが残ってたまりませんでした。昨夜見たNHKの冒険番組「松本人志と世界LOVEジャーナル」の方がよほど愛を語っていた気がしますよ。セルフプレジャーにはとても興味を持ちましたし。この映画で春画先生が言っていた、痛みが快感に変わるというのは、普遍的なことではないと私は思います。それはSMを正当化したいがための論理ではないかしら?暴力から、つまり、虐待から快感を得るなんてことはありえません。なんとも、がっかりな内容で、「金返せ」と言いたいです。聖水とごまかして白ワインとビールを混ぜた飲物には、ちょっと試してみたいとは思いましたけどね。あ~あ、俳優とは因果な商売。

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銀河鉄道の父

2023年06月09日 17時04分19秒 | 映画

 先月封切りの映画、なかなか時間が取れなくて、やっと今日一人でシニア料金で見てきました。それも100席以下の小さな映画館。木下グループの映画館なので、その関係のコマーシャルが多かった。そして、平日なので高齢者ばかり。でも、映画が始まると皆さん静かに見ていました。

 原作を読んだので、内容はよくわかっていました。そして感動して涙ボロボロ・・。終わる頃に主題歌が流れたのですが、それがこの映画に全く合わないような、すごく違和感を感じて興ざめしてしまいました。いきなり元気なトトロの曲が流れているという感じなんです。なぜこのような曲を選択したのか、呆れるばかりでした。

 終わりよければの逆で、せっかくのいい映画がなんだか台無しみたいでした。

 私が、この映画に合う曲を選ぶとしたら、谷山浩子の「窓」じゃないかな、と思いました。ぜひ、ユーチューブで聴いてみてください。

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ゲオレンタルで借りた2本

2022年09月30日 17時06分29秒 | 映画

 今、松本清張の昭和史発掘1を読んでいて、その中に朴烈大逆事件があったので、これがテーマの韓国映画「金子文子と朴烈(パクヨル)」、そしてついでに借りた「八月の鯨」をパソコンで見ました。

 八月の鯨を先に見たのですが、これはアメリカメイン州の島を舞台に、平凡な生活を送るかわいいおばあさん二人の映画です。事件という事件も起こらないけれど、眺めはいいし、海に月が銀貨をばらまいたという情景がなんとも素晴らしく、うっとりしました。何より、撮影当時92歳というセーラ役のおばあさんがものすごくかわいくてたまりませんでした。ああいうおばあさんになりたいものだと思います。

 そして韓国映画。ほぼ全員、韓国人が演じているので、ちょっと日本人というのは不自然なところもありましたが、なかなかすごい映画でした。たしかに、史実です。あの関東大震災直後の朝鮮人虐殺の光景がぞっとするほど描写されていました。これは、事実なのです。私たち日本人は、南京大虐殺と同じように、この事件もスルーしてはいけないのです。金子文子は、松本清張も自殺したと書いているから、おそらく自殺が事実だと思いますが、朴烈氏は、戦後も生きぬきました。すごいです。

 安倍元総理が通過させた共謀罪って、きっと何気に爆弾がどうとかっていって逮捕されちゃうことになるんですよね。朴烈事件もでっち上げで、朝鮮人虐殺の理由を作るために作られてしまった事件のようでした。監獄でみんながインターナショナルを歌うところは、印象的でした。そして何より、金子文子が、美しい、美しすぎる、かっこいい!多くの日本人がこの映画を見るべきだと思います。朝鮮半島を植民地化し、中国に傀儡国家満州国を作って、帝国主義を暴走させた日本、もっと反省しろよと思いますね。

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プラトーン

2022年09月27日 15時01分27秒 | 映画

 昔、亡夫とテレビで見て感動したこの映画、今日の午後、BSシネマで放送されました。ベトナム戦争が舞台で、見るのがとてもつらくなり、途中でやめようかと思ったのですが、「国葬」よりはましだと最後まで見ました。ベトナムの村を焼くシーン、ベトナムの農民を「意味もなく笑ってる」と言って殴り殺すシーンは、同じアジア人種として、とても耐えられなかったです。そういう文化の違いとか、人種の違いで誤解されるのって、よくあることだけれど、戦争では特に顕著に出るのかとぞっとしました。たまりませんよ。

 この映画をプーチンに見せたい。あんたたちは、同じ民族で殺し合っているじゃないの!戦争は、どこまでも残虐で無意味なんだから、早く負を認めて戦争をやめてほしい。すでに、ロシア側の戦争犯罪ははっきりしている。さらに、勝手に両度にして国が攻められたといって戦争を続けるのって、愚の骨頂でしょう。火事場泥棒もいいところ。

 この映画には、全編サムエル・バーバーの弦楽のためのアダージョが流れています。とてもいい曲です。

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アマデウス

2022年08月27日 19時50分35秒 | 映画

 先日、都響のコンサートでモーツァルトのドンジョバンニやフィガロの結婚序曲を聴いたので、映画アマデウスを見たくなりました。さっそく、ゲオレンタルで注文し、今日の午前11時から態勢を整えて、しっかり見ました。

 昔、映画館で見たときは相当感激したものでした。今はといえばちょっと複雑です。日本の封切は1985年というから、多分その時に見たんだと思うので40年近く昔ということになります。結婚した後で、夫とその友人と見たのかなあ・・。

 もちろん映画ですから、フィクションです。モーツァルトがそこまでアルコール依存症的な生活をしていたら、あんなに多くの曲は作れなかったはずです。映画には出てこなかった交響曲や弦楽四重奏曲、たくさんあるじゃないですか。たしかに、生活は不安定だったと思います。当時、宮廷などの後ろ盾がなければなかなか経済的な自立は難しかった社会です。モーツァルトのあとのベートーヴェンが、やっと職業音楽家として自立できたんだと思います。

 私はあの映画のあとに、弦楽四重奏団や弦楽合奏団でヴィオラを弾きました。その中でモーツァルトの曲を一番多く弾いたと思います。もちろん、バッハが大好きです。そして、モーツァルトはとても身近に感じていました。ベートーヴェンは、難しくてとてもたどり着けませんでしたし、ブラームスもそう。だからといって、モーツァルトが簡単だというわけではありません。音楽の神に選ばれた、それこそ映画アマデウスのようなのです。

 朝6時放送が1時間早くなって5時からの放送となった古楽の楽しみを、目が覚めたときにNHKFMで聴いていますが、いつだったか、バロック後期の作曲家の演奏で、あまりに凡庸で呆れたものがありました。いっちゃんだけど、サリエリみたいな?

 それぞれの人生もそうです。でも、凡庸なのが普通なのです。私も、音楽の才能がないのに、アマチュアだから弦楽器にしがみついていましたが、それでもバッハやモーツァルトの曲に出会えて、それだけでも幸せだと思います。凡庸で十分なのです。天才とか、本当に才能がある人は、魂を削って生きていますから、とても真似できません。

 モーツァルトの奥さんが悪妻だったという風説がありますが、そんなことはなかったと思いますよ。毎年のように出産してはすぐになくなり、6人かなあ、産んだうちの二人だけが成人したのですよ。昔はそういう時代でした。モーツァルトの死後、再婚して彼の借金を返済したそうです。とても悪妻なんて言えませんよね。

 昔、この映画を見たときはとても感動したのですが、今となっては、モーツァルトを知ったせいか、「違うだろ」的なところも目について、感動も少なかったのは、ちょっと悲しい。本当のことはなかなかわからないものです。それでも、今も彼の曲を聴くことが出来る、それで十分なのかもしれません。振動を言われて欧州を父に連れられて旅をして、常に馬車に揺られていた成長期、それは体に悪影響はあるでしょう。彼が30代でなくなったのも、そのせいかもしれません。子どもの頃にその才能の生で父親に見世物的に連れまわされたことは、想像するに、トラウマとか精神的に影響はあったはずです。もちろん、父のレオポルドはとてもいい音楽教育者ではあったのですが・・。

 洋の東西をとわず、家族というのは複雑怪奇です。関心がなくてもあっても、子どもへの影響が強い。ネグレクトでもなく、毒親でもなくというのは難しいのでしょうか。私は両親ともに30代で亡くしています。こんなことを言っては申し訳ないけれど、早く亡くなってよかったのかもしれませんね。

 今の社会ではもう、昔の理想の家族というのはほとんどないのではないかしら。だから、一家の大黒柱も昔の話だし。離婚だって相当あるでしょう。もちろん、結婚生活を我慢することはないのです。お互いに尊重されない関係なら、持続不可能でしょう。それでも、子どもの将来はしっかり考えてもらいたいものです。

 日本という国は、子どもの未来を疎かにしていますよね。死ぬかもしれない高齢者にばかり気を使っていて、教育にお金を使っていません。奨学金で若いうちに借金を背負わせるのは間違っています。国が面倒見なくてどうするの?防衛費を減らしてでも、教育にお金を使うべきです。大学にもです。このままでは、研究者は日本から離れていき、ノーベル賞は日本人は取れなくなります。長期的な研究ができない日本に未来はないでしょう。この国は、もうどうしようもないですね。安倍元総理の国葬をやっている場合じゃないのに!ああ、情けない。

 そうそう、私は夫と折半で本郷のアカデミアミュージックでベーレンライター社の新モーツァルト全集を買ったのは、多摩ニュータウンの賃貸団地に住んでいた時でした。その後、八王子に引っ越した時も持っていき、カルテットの練習の時にはスコアをコピーしてとても重宝していました。夫が亡くなってから、赤い表紙の全集は全部、知り合いのアマチュア楽団員のご夫婦に引き取ってもらいました。

 こっちに引っ越したらとてもじゃないけれど、置く場所がないですものね。いろいろ整理できてよかったです。そのうち、物を整理できなくなるかもしれないと思うと、恐ろしいです。新聞だって、たまる一方ですから。もう、一度読んだら諦めて処分しましょう。本だって、図書館で借りればいいのだし。DVDもこうやってレンタルすればいい。

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燃えよドラゴン

2022年07月20日 14時53分51秒 | 映画

 いやー、面白かったです。実は私はこの映画、一度も見たことがなかったので、たまたま今日の午後、BSプレミアムでやっているので見たら、かなり燃えてみてしまいました。すごいですね、ブルース・リーのカッコよさは未だに不滅です。それに、香港の70年代の雑踏など、見ることが出来て楽しかった。まあ、女性は男の奴隷化などど、ジェンダー視点からはかなり問題がありましたが、73年の作品ですからしょうがないですね。そして、アジア風の描写がなんとも・・。歓迎の宴会の会場で、なぜか力士が相撲とっていたりと、摩訶不思議。それは、刑事コロンボでも東洋の描写で、同じことが言えますね。そのうえでも、やはりかっこいい!

 73年当時、私は高校生で、同級生が夢中になってブルース・リーの真似をしていたのを冷笑していたのですが、今になってその気持ち、わかりましたわ。ヌンチャク、流行りましたものね。タイトルのつけかたが、また憎い!原題は「Enter the Dragon」、これを「燃えよドラゴン」にしたのは、秀逸です。当時見てはいなかったのに、なぜか懐かしかったです。50年も前なんですよ~。

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7月4日に生まれて

2022年07月05日 15時11分02秒 | 映画

というタイトルの映画を、BSプレミアムで見ました。そう、昨日はその7月4日だったのです。アメリカの独立記念日。その映画は、なんとも陰鬱な戦争映画というのか、反戦映画というのか、ベトナム帰還兵が下半身まひになり、ベトナム反戦運動に至るまでの、心の軌跡。でも、メキシコでの売春窟でも行動など、私はぞっとしました。どうして、愛情もないのに女性の体をほしがるのか、そうしないと「オトコ」じゃないという思い込みが、私は大嫌いです。女性を商品化するのはいい加減にやめてほしい。

 そして、夜は域内の大きな音で、慌てましたが、その7月4日だから横田基地で花火を揚げはじめたのです。お隣さんのピンポンで、廊下に出てしばらく花火を楽しみました。

 アメリカが戦争を成功したのは、第二次世界大戦の敗戦国日本の占領だけじゃないかしら。その後のベトナム戦争も、おっとその前には朝鮮戦争、イラン戦争などなど、結局、正義はなんだったのかということに行きつきますよね。西欧も、植民地時代の反省がまだ行われていませんし。アフリカ諸国は、勝手に決められた国境の話をしましたが、その通りですよ。プーチンだけじゃなく、あらゆる国が、侵略戦争をしていた。まあ、今世紀にそれをする愚は、もってのほかですが。

 正義って何でしょうか?正義と言いながら、相手を苦しめることが正当化されるのか。人類は今までたくさんの失敗をしてきました。国連は何のためにあるのか?このまま、ウクライナがどんどん国土を失っていっていいのか!私は悔しいです。プーチンの国家には民主主義なんかないのに。自由がないのに。誰だって、そんな国に占領されたくないですよ。

 プーチンのウクライナ侵略とアメリカの中絶禁止で、世界は1世紀以上、逆戻りですよ。なんてこった!参院選にも夢も希望も持てないしね。日本が利上げできないのは、多すぎる国債のせいでしょう。せめて議員の月百万円の無駄遣いを廃止してほしい。そうしないと、誰も議員を信用しませんよ。ほんと腹立つ。

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今夜、ロマンス劇場で

2022年06月30日 12時24分11秒 | 映画

 綾瀬はるかと坂口健太郎の映画を、テレビで見ました。最初は、このストーリーって、ウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」の男女逆で、パロディかと思いましたが、いや、全然違いました。感動して最後は大泣きでしたよ。映画全盛期から衰退、そして映画から抜け出したヒロインと最後まで暮らす男性。もちろん、映画から出てきた彼女は年を取らない。とにかく、うつくしい。綾瀬はるかのスタイルブックといっていいくらい、どれをとっても本当に美しいのです。あのウエストの細さ、見事です。参りましたね。彼女は、昭和平成令和を代表する最大のスターではないかと思いました。

 ネタバレになるけれど、触れなくても愛情を持ち続けることができるという、とても美しいラブストーリーでした。年取ってからの主人公を演じた加藤剛は、彼の最後の作品だったのでは?やはり、誠実さを体現した俳優は、彼しかいませんもの。悪役が絶対に似合わないという俳優を一生続けたということでは、本当に存在感があります。いい映画を見せていただきました。

 子どもの頃には街に映画館がありました。それが当たり前だった時代なんですよ。テレビにその地位を奪われ、今度はテレビがネット配信にその地位を奪われ、世の中はどんどん変わっていきます。でも、いいものは変わらない筈ですから。私はネット配信とかサブスクなんて、ぜったいにやりません!オーディオも、オンキョーが破産してしまいましたが、昔はLPやCDをオーディオ機器でじっくり聴いたものです。性能がいいからと、イヤホンで聴くこと自体、私にはできないです。人間自体が、デジタルではないのですからね。

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