昨日、友人が招待券があるからと、生まれて初めて「寄席」に一緒に行きました。私は東京下町育ち、子どもの頃には、たしか、人形町に寄席があったそうで、よく父が姉を連れて行っていたそうですが、私はそのチャンスに恵まれませんでした。いつか、その「寄席」なるものにでかけてみたいと常々思っていて、今回、八王子からは遠いのですが、春日部に住む友人の誘いで浅草演芸ホールに出掛けたのでした。
彼女は、その招待券を読売新聞でもらったそうです。そして、その券が今月一杯有効ということで、平日なのに満員で立ち見も出る賑わいになったそうです。私はとにかく初めてで、ホールがけっこう小さいのにも驚きでしたが、三谷幸喜監督の映画「笑の大学」に出てきた浅草と寸分たがわぬ雰囲気で、ホールもあの劇団が芝居していたホールみたいに、そっくりに感じました。古くて狭い、でも、懐かしくて面白いのです。立ち見なので、私たちは2階に上がり、そこでいい場所を見つけたのです。後ろには立ち見の場所らしき、椅子がない空間があり、さらに右隅には、靴を脱いであがる、板間に薄いカーペットが敷かれた一角があり、赤い手すりにへばりついて見ることが出来、、なかなかよさそうなのです。夜のお弁当も持参して、そこに座り、しばらく昼の部の最後を見ていました。カザルスホールやタケミツメモリアルのバルコニー席みたいなものですね(雰囲気は違いますが)。居心地がよかったのですが、奥に横になっていたおじいさんが、すっかり熟睡して、大きないびきをかきはじめたのです。このままいても、うるさいからと、移動することにしました。
夜の部のときに、1階に移動しましたが、けっこう満席状態で、開いているのは最前列だけでした。飛び飛びの席を見つけたら、親切にも、男性が席を替わってくれて、ど真ん中の「かぶりつき状態」で私と友人が見ることになりました。
夜の部の始まる前にとお弁当を食べ、でも、そう休憩時間がなくて、始まってしまってからも食べていました。ちょっと悪いナーと思いながら・・・。
午後の部は林家一門中心に、いろんな落語家が登場しましたが、その中でかなり面白かったのは「柳家権太楼」という噺家でした。中入り前の、川柳川柳という人も、かなり面白かったけれど、彼は自分の本の宣伝ばかり??かなりユニークな人ではありました。たしかに、けっこうもてたでしょうね、昔は。かつての色男ってか?梨園も落語界も、女性関係は、今も昔も派手なんでしょう。そりゃ、人間、いくつになっても変らないんですもの。その、落語界裏話をたくさん書きまくったそうです。
今日のメインはなんといっても、林家正蔵。めちゃくちゃ目の前で本物を見てしまいましたよ。とにかく、間近かすぎて、鼻の穴も口の中も、歯も丸見えです。仕舞いに首が痛くなってきて、そのうち尻も痛くなる。でも、話が面白くてゲラゲラわらっているうち、6時間なんて、あっというまでした。最後のトリを勤めた林家いっ平、ちょっといい間違いが多く、緊張していたんでしょうか、今ひとつといった感じでした。お兄ちゃんみたいに、がんばらないとね!マジックや曲芸も見たのですが、意外と本番って、緊張して失敗するんですね。体調にもよるでしょう、ごまかしのきかないプロの厳しさを感じました。こちらも、ハラハラドキドキでした。
もちろん、正蔵師匠の噺、面白かったです。意外なのが、林家ペー(奥さんのパー子は来てませんでした)の話が、面白いの。誕生日の話や、ゴジラ松井の契約金から年俸、日給、時給、分給、といった具合に、オリジン弁当にアルバイトしてる時給950円のパー子の姪と比べたり、なかなかユニークでした。
初めての「寄席」、大いに楽しめました。落語が多かったのが、うれしかったですね。今度は自腹でちゃんと入って聞いてみましょう。浅草は遠いから、新宿末広亭がいいかな?
日本女子大西生田の管弦楽団の第14回定期演奏会は、無事終わりました。
成瀬記念講堂はとても立派なホールで、パルテノン多摩より大きい感じです。私はいままで、卒業式、入学式しか演奏してないので、あの舞台の上に乗るのははじめて。気分はよかったです。
ただ、余り宣伝していなくて、読売ランド前駅周辺のお店に、学生達が描いた手書きのポスターがちらちら見えるのですが、いい演奏したので、もっと多くの聴衆がいたらよかったと、つくづく思いました。
今回のメンバー35名のうち、現役女子大生は9人、弦はうち3人。OGが3人、ほかはすべて団友(私もその一人)。私の所属の合奏団からは7人参加していました。本番前のリハーサルで、指揮者のK先生は、頭が白い人以外、遠めでは現役女子大生に見えるよ!なんてジョークを飛ばしていました。
60人くらいはお客さんがいたようですが、千人以上はいるホールですから、なんとももったいない。今回は、初めての声楽のソリスト登場なので、ちょっと気の毒。でも、私たちも観客みたいに聞きほれていました。
古谷京さんは、本当にかわいくて、声も素晴らしく、後ろで伴奏していてリナルドのアリアの、弦もチェロ以外は長い休みのとき、本当に聞き惚れて感動し、涙目になってしまいました。有名なオンブラマイフもよかったし、メサイヤ2曲、リジョイスは、私はちょっとミスしてしまいましたが、何とか無事演奏し終えました。でも、一度ミスすると、演奏が小さくなってしまうんですよね、萎縮しちゃって。声楽の前の、グラーフのシンフォニーは、まあまあだったと思います。
15分の休憩後、いよいよ、ハイドンのロンドンシンフォニーです。とにかく乗らないと演奏できないので、もう、どうにでもなれとばかりに、大きなアクションで弾き切りました。管も、練習のときにうまく行かなかったところも、本番ではなんとかうまく行ったと思います。それぞれ、小さなミスはあったけれど、「火事場のバカ力?」でしょうか、かなりいい演奏ができたと思います。耳の肥えた夫も(アーノンクールの指揮のCDで予習してきたそう)テンポも速く、よく演奏できていたと感心してくれました。前夜に夫が酔っ払って電話して来てくれた友人達にも、申し訳がたちました。
現役女子大生も、私も、本当にいい経験をしました。終わってみれば、よかったー。けっこうハードなスケジュールで、ひーひー言っていたのが嘘みたいです。みなさん、お疲れ様でした。
帰りは、新百合ヶ丘のイトーヨーカドーの上のレストラン、ガーデンカフェで、夫と友人と3人、イタリアンをたらふく食べワインフルボトル2本飲み干して帰りました。大満足!
いまも、一人分、何とか作っていますが、賞味期限はもともと完全無視する人です。絶対にお弁当用に買ってきたというスーパーの惣菜がいつまでも冷蔵庫にあると不安になるものです。あのカツはどうするのかしら、と思っていると、突然、夕食がカツ丼になったり・・。先日、半年以上も期限が切れたイシイのハンバーグがあり、他のだめになった食材と一緒に捨ててしまいました。夫は、物を捨てる、特に食料を捨てることに非常に怒ります。でも、いくらなんでもと思っていたところ、弁当用にご飯を炊いておいたのに、彼が寝坊して間に合わなかったとき、「ハンバーグを持っていこうと思ったけれど諦めた」と言ったのでした。あの、半年前のハンバーグを???
きのう、練習の帰りに、聖蹟桜ヶ丘の京王ストアで、イシイのハンバーグを見つけて一つ購入し、そっと冷蔵庫に入れておきました。多分、一番安い、チキンでよかったかな・・と。彼は、値段にこだわる人なので、一番安いものを買うはず。
今朝、何の疑いもなく、新しいイシイのハンバーグを温めて、お弁当に持っていったようでした。コメントしてなかったから、気がつかなかったようでした。ああ、よかった。
合奏団の会計をここ5年ほどやっています。今期まではずっと同じ団長でしたが、彼が長く代表の顔だったところ、もう疲れたということで、新しい団長にかわり、その下で、なんとも会計も苦労しています。
そもそも、私たちの合奏団は、練習が平日午前中ということで、男性は定年後のおじさまたち。女性は主婦中心。そういえば、女性は独身は皆無です。そういう趣味のグループで、長く会計をやっている私は、けっこうケチ。無駄なことを排除して、去年無事、15周年記念演奏会を終え、団員も増えて、お金も以前に比べたらかなりたまりました。で、新団長は、いろいろ、計算し数字をこねくりまわし、団としての剰余金は使うべきという姿勢を出したのです。しかし、意味もなく、お金があるからと使うのは、私は納得がいきません。今ある分は、次回の自主演奏会の費用にすればいいのですが、団員の中にも、5年毎の演奏会に、参加できずに辞めていく団員にも考慮すべきだという考えもあるようで・・。毎月集める団費、指導の先生にお渡しする謝礼、そして楽譜のコピー代などの経費、それ以外は、せいぜいが忘年会や新年会の費用を団で負担するとか。それ以外、どう使えっていうのかしら。私には、税金の無駄遣いみたいだと思います。
いま、チェロは7人いて、ヴィオラは5人。ヴァイオリンの人にぜひ、ヴィオラ持ち替えてもらうためのヴィオラの楽器がほしいと痛切に思っているので、出来れば、ヴィオラを団で買ってほしい。なんて、それも無理でしょう。そして、団費を減額するとか、先生への謝礼を増額するとかした場合、もし、団員が減ったときに、また金額を元に戻すのは、そう簡単に出来ないと思うのです。
だいたい、そういうこまこました文書を作ってコピーすること自体、私には無駄遣いだと思いますよ。せっかく、音楽をやりたくて集まっているのに、お金やら団の運営やらでぐちゃぐちゃするのって、悲しいです。定年後のおじさまは、会社人間でそのまま来ているから、何かと、規約やら組織やらうるさいこと言って、形ばかりにこだわる。大事なのは、中身じゃないの?せっかくの楽しみの練習が、嫌な思いが増えてきました。音楽って、お金ではかえられないものだし、それを求めて集まってきているのに。
お金があるからといってお歳暮を倍額にするとかって、信じられないことになっています。みんなに諮ってから決めるというけれど、そういうのって、非常識ではないかしら。文句を言ったら、新団長に「あなたのお金じゃないでしょう」って。もう、会計も辞めてしまいたい。
結局、帰り、一緒になった団員とお茶して愚痴りまくり、家に帰ってから、私の前の担当者の会計原簿を調べてみました。わかったのは、意外と、ころころと団費の金額を変えていること。そんなものでいいのかー、と、ちょっとびっくりでした。
相手の頭が固いと、頭に来ていた私自身も、頭が固かったのかもしれません。フレキシブルに物事をとらえ、これからのことを考えることにします。でも、お金って、嫌ですよね。趣味の団体は、営利目的でやっているわけじゃないし、お金のことばかりうるさくいう新団長に、ちょっと辟易してしまいます。たった20数名のこの団体に、会社の経営みたいなこと、持ち込まないでほしいです。あーあ、頭が痛いな。明日から、地獄の3日間が始まるのに・・・・(明日の夜も、きっとヴィオラは私一人ぼっち)。さて、日曜日の女子大オケの本番、うまくいきますように!
昨夜の練習は、ヴィオラは私一人でした。心細かったのですが、なんとかついていきました。
昨日はソプラノのFさんがいらしていて、最初は彼女に待ってもらって、グラーフのシンフォニーを通し、そのあと、彼女の歌に伴奏をつけて練習。そして、声楽のアンコール曲も決まり、先生手書きの弦楽版のダウランドの曲を伴奏しました。元の曲のコピーを、リュート伴奏の面白い譜面なので、先生からいただいて、帰ってから夫に見せて喜んじゃいました。夫は、リュートが大好きなんです。壊れかけたルネサンスリュートが押入れにあるんですが、修理して早く習えばいいのに・・・。でも、私は歌えないけれど。夫の歌よりはマシかな??
という貴重な手土産もいただけて、昨夜はがんばって練習に行った甲斐がありました。他のパートも人数は少なかったですね。平日の夜ですから。でも、管楽器の上達振りに、先生も感激していました。ホルンのかわりに、トロンボーンとトランペットで演奏するのですが、それが見事なんですよ。
Fさんが帰った後は、ハイドンのロンドンシンフォニーを通したのですが、もっと細かく先生は見たかったようで、時間切れでした。K先生は、ぎりぎりまで諦めないから、金土日は、そりゃ、壮絶なことになるでしょう、覚悟しておかないと。
金曜日の夜も、きっとヴィオラは私一人でしょう。でも、がんばります。フルオケの練習は、貴重な体験ですから。
そうそう、今日は、ムジカ・パストラーレというアマオケの定演を聴きに、一人で神奈川県立音楽堂に行ってきました。曲目は、ウェーバーの「魔弾の射手」序曲、モーツァルトのピアノ協奏曲24番、ドヴォルジャークの交響曲8番でした。前半は、ちょっとぎこちなくて、モーツァルトも、ピアノのプロはすごいけれど、という感じでしたが、後半のドヴォルジャークはお見事!素晴らしかったです。
帰りは、関内まで行って、永楽製麺所でチャンポンメンを買って帰りました(我が家のもつ鍋の定番です)。
私の知り合いには、アマオケをいくつも掛け持ちしている人もけっこういますが、この時期、本番がどこもひしめきあっています。1回さらうだけでも大変な演奏会、いくつもあっては、どうやって有効に練習しているのでしょう。コツを教えてもらいたいものです。とにかく、今日は、一人だから分奏のところも重音で弾かなくちゃ・・・。高いほう、あまり練習していなかったから心配。
そうです、来年はモーツァルトの生誕250年なのです。つまり、彼は1756年生まれでした。実は、私は1957年生まれ。もう1年早く生まれていたら、モーツァルトと200年違いだったのに!?つまり、201年違いです。したがって、再来年は私の生誕50周年記念(大げさな!)。なんのこたあない、50歳になってしまうのでした。その歳には、とっくにモーツァルトはおかくれになっています。
さて、例の、クラリネット五重奏曲をご一緒したというか、引きずり込まれてしまったあのクラリネットおじさん、来月23日のクリスマスコンサートだけでなく、モーツァルトイヤーってことで、来年10月14日に早くも、同じ南大沢のホールを予約して、また一緒にやりましょうとのこと。今度は、クラリネット、ヴィオラ、ピアノのケーゲルシュタットトリオも演奏しましょうということに。ヴィオラの私が断ったら、「そううまくもなく下手でもない代わりの人を探して」ということで、それって、私がそうだってことですよね。誉められているんだかけなされているんだか、よくわからないですよー。で、クラリネット五重奏曲と同じCDに載っていたそのトリオを聴いてみたら、実に素敵な曲!!(知らなかったのが恥ずかしい・・・)。ぜひとも、私にやらせてと思いました。早速、日本の老舗、アカデミアミュージックのオンラインショップでベーレンライター社のパート譜を取り寄せました。在庫があったからすぐに到着。
実は、この曲、モーツァルトはヴィオラを弾いたのです。なんてステキ!でも、ボウリングゲーム(ケーゲルシュタットのこと)しながら書ける曲ではないですよね。思うに、ホルンのデュオの曲があるのですが(ヴァイオリン2本の練習曲にもなっています)、あれくらいのだったらきっとゲーム中に書けるでしょう。来年、この由緒正しいベーレンライターの楽譜を使って、練習したいと思います。
来年、憧れのファビオも来日するんです。ファビオ・ビオンディ、才能あふれるヴァイオリン奏者でありエウロパ・ガランテのリーダーである彼が、そのピリオド楽器オーケストラを率いて日本に来るんです。つい先日、eプラスのメルマガで知りました。彼のソロリサイタルは数年前(もっと前かな?)に、武蔵野市民会館小ホールで聴きました。ミーハーだからCD買って、サインもらってついでに(というより、これがメイン!)握手してもらいました。とても柔らかい手なんですよ。感激しましたね。そのビオンディのコンサート、ぜひまた行きたいです。センセーショナルだった彼らのヴィヴァルディの「四季」も、当然ながらモーツァルトのシンフォニーも演奏するそうです。公式サイトにはまだ日本での予定が書かれてなかったんです(急に決まったのか、イタリア人気質で余り更新してないのか)。
このところ、あまりコンサートに行かなくなったのですが、来年は特別。また出掛けようかしら、モーツァルトのなら。
さて、この灯油、巡回の給油車を利用しているのですが、店が数種あって、それぞれ、流している音楽が違います。私が使っているのは、「母さんの歌」の車。ほかにも、「おおさむ、こさむ」(こんなタイトルでしたっけ?)など、いろいろあるんです。「母さんの歌」の店は、10枚チケットがあって割引になっているのですが、去年の残りに今年は400円も追加するほどの値上げでした。アメリカがイラク戦争を起こすからですよ!!どんどん原油高騰しているのだから、今年2回目のきのう、さらに追加かと思ったら、50円安くなっていたのです。「まーー!」とびっくりしてしまいました。ちょっと値下げしたらしいのです。ブッシュが来日したからでしょうか??
そういえば、昨日、クリーニングに出す衣類を調べていて、ポケットから50円見つけたんでした。しめて100円のお得!ささやかな幸せでした。
びっくりしました。今日のニュースで、耐震性の計算書を偽造したため、マンションやらビジネスホテルがとんだ迷惑を受けているとのことです。なんといっても、私がいつも利用している京王も被害を受けています。プレッソイン茅場町がその問題の建物に入っているとのこと。
それにしても、なんてことをしてくれたんでしょう。仕事がほしいために、嘘をつく。でも、その嘘というのは、とんでもない大きなことで、ビジネスホテルは営業中止に追い込まれて、その損害は甚大ですよ。一体、どう責任とってくれるのでしょうか、普通の人間なら、首を釣ってもお詫びのしようがないでしょう。信じられないです。
耐震性というのは、人の命がかかっていることだというのが、当たり前なのに、どうしてそんなことができるのか、信じられないです。一生分以上の信用をその建築士は失ったわけです。私もこの人のこと、関係者ではないけれど、非常に許せないです。
とにかく、刑事告訴は当然でしょう。いいものを安くという結果がこれなのでしょうか。だとしたら、安全というのは高いものだと諦めることなのか・・・。施主がもし、お金を掛けたくないからということで結果的にこうなったのだとしたら、それ自体、建築士以外にも問題があるといえます。真相を明らかにしてほしいです。
ところで、先日、桜の木を巡って、マンション建設側と住民と随分もめていましたが、ああいうことがあって、マンションに移り住む人たちは、地元住民に受け入れられるのでしょうか?嫌われますよね。だったら、極力、住民のことを考えてマンション計画を立てるべきなのに。ただ建てて売りゃいいっていうのでは、ひどすぎます。本当、嫌な人が増えましたね。悲しいことです。
私たちはいつも、一番多いコースにさらにパスタを追加して、アルコールも、最初はビール、あとはワインをボトルで1本、ハーフが1本と3人でけっこう飲んでしまいます。料理は、パスタやメインもなるべくみな違うものを選び、ちょっとずつ味見したり、つまりは行儀が悪いですね。ここのパスタは本当においしいです。義母も、昭和3年生まれですが、前よりは食欲が落ちたとはいえ、かなりしっかり食べてのみました。たまにこの店に3人で来るのが楽しみなんです。ただ、JRのダイヤ改正(改悪!)で、外房線への快速が少なくなり、脚の悪い彼女に都合のいい電車がなくなってしまいました。それで、12時半近くに店に入ってフルコースで楽しみ、帰りはいつもと違い、東京駅発3時の特急に乗りたいのでとお願いして、早くメニューを出してもらい、タクシーを呼んで、シェフの橘さんともろくにお話も出来ずに、慌てて帰りました。飲んでいるから、タクシーでもうとうと。結局、外房線の出入り口に近いところにつけてもらい、時刻がぎりぎりでしたが、タクシーを私がお義母さんの財布を預かっていてそれで会計をすませ、夫と彼女は足が悪いのになんとか急いで先にホームに向ったはず(もう、姿が見えなかったので)。で、タクシーから降りてみると、方向音痴の私には、一体どこにいるのか、全くわからず、うろうろ・・。どうも、あの有名な「TOKIA」というビルの近くらしい。でも、駅への道がわからず、そのTOKIAの駐車場の出入り口におそらく芸能レポーターでしょう、そういうメディア関係者がたくさんいましたが、それも無視して走り回り、遂に別のところにJRの連絡口を見つけ、大急ぎで降りていきました。スイカ持っていてよかった。彼女に渡すグージェールや本もあるので、必死でホームを右往左往。でも、知っている顔がどこにも見えず、走り回り、くたくたになり、ついに発車時刻となり、特急が出てしまいました。彼女の財布は私が持ったまま・・・。がっくりと階段を上がると、夫の姿が。そのとき、パニックだった私は、何か彼にギャーギャー言ったそうです(ほとんど覚えていません)。夫も逆上し、私が預かっている財布と渡したいものが入った紙袋を持って、各駅で追いかけるといい、去っていきました。そして、絶望感のまま、私は家路につきました。それも、新宿の京王線で特急に乗り、眠り込んでそのまま終点の京王八王子に行ってしまいました(ますますがっくり・・)。家に着くと、義母からの留守電。既に帰宅して、「どうか喧嘩しないでね」とのこと。そのあとすぐ、夫が帰ってきて、各駅はかなり時間がかかるのであきらめ、アートマンで大きなタッパーを買い、それで送ろうということに。
そう、私たちは彼女の夕食として、鯵の押し寿司や京野菜の煮付けなど、買っていたのでした。
幸い、歩いていける範囲に、クロネコヤマトの営業所があるので、タッパーに押し寿司やらグージェールやら、財布!も入れて、クール宅急便の冷蔵で送りました。
食後、ものすごい運動をした、疲れ果てた一日でした。冷たい財布の中身は、どれくらい入っていたか、私は全然見る余裕もありませんでしたが・・・・。
今度行くときは、5時の特急に乗るつもりで、もっともっと余裕をみてゆっくり食べることにしましょう・・・。だから、暖かくなったらまた行きましょうと義母とお話しました。おしまいおしまい。