ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

昭和記念公園で花見

2023年03月28日 23時40分50秒 | 日常

 昨日、友人と二人で昭和記念公園に花見に行ってきました。ようやく雨が止んで、平日に関わらず、多くの人たちが花見に来ていました。テントを持参というつわものもいました。

 コロナ禍の時とは違い、マスクをしていない人もいましたが、残念なことに、公園内の売店で生ビールを売っているところが少なく、ぐるーっと回ってから入り口近くに戻り、ようやく生ビールを飲むことが出来ましたが、700円とは高いと思いましたよ。

 友人とは毎年こうして花見をしているのですが、あと何年、一緒に来られるのかなあなんて話しました。私はもう、高齢者ですから・・・。とりあえず、また来年、一緒に花見ができることを祈るばかりです。

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朝日歌壇3月26日

2023年03月27日 19時50分03秒 | 短歌

佐佐木幸綱選

青空に常念岳とコハクチョウ白さ際立つ安曇野の冬    長野市 塚田國雄

原発の稼働すすめる人達よ崩れ原発見に来てほしい    いわき市 馬目弘平

 一首目、冬の空気が透き通っている様子がうかがえて、とてもすがすがしい歌だと思いました。自然の雄大さに、動物も入ってとても気持ちがいい歌ですね。二首目、ウクライナ戦争でエネルギー危機になると、すぐに国は方針を変えて原発再稼働に動く。あの福島原発事故をどう思っているのか。許せないですね。

高野公彦選

麦踏みも落穂拾いも死語として老農ひとり乗るトラクター 三重県 種村正夫

 ポツンと一軒家では、周りに家があったのに、いつの間にか一軒だけになってしまったというケースがよくあります。集落も、人が減り、老人だけでなんとか農業を続けている、こんな悲しい国がありますか?とても自給自足ができない国って、本当にこれでいいのでしょうか。

永田和宏選

私ではだめかと言えずモカ飲みし煉瓦造りの喫茶店にて  下呂市 河尻伸子

 言えばよかったのでしょうか、青春の1ページのような光景です。だれもが、そんなことあったような。それぞれの人生に、必ず馴染みの喫茶店があるはず。私はよく、結婚前に彼と代々木のTOMという喫茶店で待ち合わせしていましたっけ。一人でくつろぐための喫茶店は、下北沢のカフェマルディグラ。今もあるんですよ、懐かしいです。そういえば最近は、そういう喫茶店がないなあ。家でドリップコーヒー飲んでいるからか、時間があればベローチェかドトールに行くだけみたいな・・・。でも、昔は喫茶店は確かに、文化だったような気がします。

馬場あき子選

もう一度楽器手に取る日が来れば愛を唄ふと銃持つ兵士   さいたま市 斎藤紀子

プーチン氏見るたびに思う大連にてソ連の兵が襲いきし夜  郡山市 遠藤雍子

 一首目、この矛盾が恐ろしいです。銃を持って戦わなくてはならないのに。だれだって人を殺したいとは思わないのに、国を守るためにそうしなくてはならないって、おかしい。どうして誰も戦争に反対をしないのか、反対できないというのがおかしくない?もう、そう言っても仕方ないのかもしれないけれど、納得いきません。二首目、ソ連は不可侵条約があるのに、日本の敗戦直前に満州を攻撃してきたのです。満蒙開拓で大勢の移民が、それも老人と女性と子どもだけなのに、ソ連兵は殺人とレイプを繰り返したのです。あれは戦争犯罪だと思います。私の知り合いも、その当時のことがトラウマになって、ソ連兵の事を「赤鬼」と言っていました。戦争の恐怖は、体験した人にしかわからないけれど、想像することはできます。どうか早くプーチンがくたばりますように。

 

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朝日歌壇3月19日

2023年03月20日 16時50分47秒 | 短歌

馬場あき子選

卒業生の顔忘るまじ今日だけはマスク外させ最後の授業  西尾市 丸山富久治

救出の度に拍手の沸くトルコ拍手沸かざりウクライナには 観音寺市 篠原俊則

 一首目、コロナ禍でずっとマスクを外せなかった生徒たち、給食も黙って食べるなんて、本当にかわいそうだったと思います。せめて最後の授業だけは、みんなの顔をしっかり見届けたいという先生の気持ち、そして生徒たちも素顔を見せあって卒業してほしい。こんな時に人生の一番いい時期の青春を過ごしたことは、本当に気の毒でなりません。この歌は佐佐木幸綱氏も選んでいます。二首目、大地震があったトルコと、1年以上戦争が続いているウクライナ。同じ瓦礫でも、こんなに違いがあるなんて。同じ命なのにとつらいです。

佐佐木幸綱選

いつまでも上司のごとく命ずるな妻になじられ後ずさりする 東京都 松本秀男

 恐妻家なのでしょうか、ちょっと気の毒なご主人です。がんばれーと言いたくなりますね。

高野公彦選

戦争を知らぬ世代の世となりて「はだしのゲン」の削除を憂う 広島市 吉川徳子

十二年前のわれらに重なりぬトルコ、シリアも戦禍の民も   久慈市 三船武子

 広島市が小学校向けの平和教材から外されたことがニュースになりました。原爆投下の広島がなぜ?と、日本中がざわざわしたのではないでしょうか。戦争は風化させてはいけないのです。当時の生の声をもとに作られた「はだしのゲン」には、平和を訴える力があるんです。こんなことでいいのか・・。今回の歌壇ではこの点について多く読まれていました。二首目、3.11から12年です。でも、復興したと言えるのでしょうか?トルコやシリアも大地震で瓦礫となってしまいました。地球で生きている限り、地震から逃げることはできない。でも、戦争は避けられたはずです。とても悔しい。

永田和宏選

教材の「はだしのゲン」を差し替える広島なのに広島なのに 観音寺市 篠原俊則

 この歌もはだしのゲンがテーマです。くりかえしの「広島なのに」がとても心に響きますね。私は篠原さんの短歌がとても好きです。

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朝日歌壇3月12日

2023年03月13日 18時38分52秒 | 短歌

永田和宏選

数学を好きにはなれぬまま生きてどっぷり浸かる数独の罠  茨木市 瀬川幸子

 私も数独にはまっています。瀬川さんと同じように数学は苦手だったのにです。頭を使うのは、脳トレにもなるしボケ防止にもなりますね。

佐佐木幸綱選

こほろぎを牛の代はりに食ふといふいのちを食らふことに変はらず  和泉市 星田美紀

 本当にそうです。牛だろうが、コオロギんだろうが、それぞれ命があるのですから。私たち人類は、他の動物の命をいただいて生きています。それを絶対に無駄にしないよう、きちんと考えなくてはいけないはずです。昔、「いのちの食べかた」というドキュメンタリー映画を見ました。家畜がどうやって人間の口に入るのかということを延々と里増にしていたような記憶があります。また、衛星放送の実験段階の時、闘病で入院していた父の家で、素晴らしい番組を見ました。ドイツの農家で、一年ん位一度、飼っていた豚を殺して捨てることなくソーセージにするというプロセスを見たのですが、感動しました。子どもの前で買っていた豚を殺すのですが、こうして私たちはその豚をいただいているということを子どもに教えているのです。

高野公彦選

ウクライナ、トルコの夥しい瓦礫人の狂気と自然の脅威    春日井市 伊東美紀子

 東京大空襲もそうでした、阪神淡路大震災も東日本大震災もそうでした。自然災害なら仕方ないとも言えないけれど、戦争で瓦礫になるなんて、どうしてその戦争が起きてしまったのか、どうして戦争を止められないのか。もう、瓦礫は見たくない、誰もがそう思っています。自然災害は、なるべく耐震構造にするとかもっと改善できることがあると思います。でも、戦争はそうはいかない。人の二h市場をずたずたにする、人の命を奪う。こんなことがいつまでも続いて言い訳はないのです。ロシア国内で反戦運動が起きることを強く願っています。これ以上、無駄に人の命を奪ってほしくない。

 

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朝日歌壇3月5日

2023年03月05日 16時42分11秒 | 短歌

高野公彦選

子育てが一周回って再開とむつき姿の母を愛そう    牛久市 久保田和佳子

 自分が育ててもらってから、今度は親の介護。私の世代は、その親の介護でかなりつらい思いをしている人が大勢います。そう考えると、30代で母を、40代で父を亡くした私は、よかったのかもしれません。特に認知症の介護は想像を絶する様です。お母様を愛せるといいと思います。どうか、無理なさらないように。

永田和宏選

ばかやろうこんちくしょうの人でなし遺影の夫に呟いてみる 春日部市 横手智恵

 そうですよね、老後いっしょにと思っていて、先立たれちゃうと、話が違うよって言いたくなりますよ。私は夫と結婚したのは、老後が楽しそうだったから。その彼に老後がなかったなんて、そりゃ悲しいですよ。散々好きにお金使ってあの世に逝ってしまいました。きっと今頃は樹木葬に蝋梅が咲いていることでしょう。

馬場あき子選

ゼレンスキーTシャツ売れている国と戦争に命奪われる国  一宮市 園部洋子

 ゼレンスキーのTシャツが売れているんですね、知らなかった。でも、ウクライナを応援しているという意思表示なら、それもいいと思います。戦争はもちろん早く終わってほしい。でも、戦争を終わらせるのはどれだけ大変か、日本はその経験をしているはずなのに。まtt飼う外交努力をしていないような気がします。

佐佐木幸綱選

ミサイルのえぐりし集合住宅に冷蔵庫開きてキャベツの見ゆる  奈良県 吉井邦子

 そこまで気がついたのですね。キャベツはきっとボルシチのためのものだったのでしょう。日常がこんなに無残に壊される戦争、もう1年以上経っています。最近はあまり報道もしていない。それはよくないと思います。どんどん、戦争の現実をテレビで流して私たちが忘れないようにしないといけません。

 

 

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ゴミの問題

2023年03月03日 14時17分09秒 | 社会

 先日、公民館のゴミ問題を考える講座に出席しました。1回目は座学で、市の担当者の話を伺い、2回目はリサイクルセンターでした。ここには、資源ごみと不燃ごみが集まってきます。

 人力でさらに分けるという作業が、とても大変です。

 モニターを見て管理する人が一人。何かあればすぐに機械を止めるので、大きな事故にはならないそうです。でも、厳しい仕事ですよね。

 これは、アルミ缶を圧縮したものですが、なかなかアートです。

 実際に行ってみないとわからないことだらけでした。だからこそ、市民がみんな見学に行き、分別をしっかりしないといけないと実感しました。いい機会でした。この先は、業者が資源ごみを引き取るのですが、消費者としては、最終的にどこに行ってどうなるのかを追跡したいと思いました。

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