ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

失敗しちゃったー!

2006年01月31日 16時58分19秒 | 食に関して
 おととい、昨夜と夫が作ったカレーを食べつづけました。そして、まだ少し残ったのです。私は思わず、「コレちょうだい、カレーパン作るから」と言ってしまいました。以前、一度同じようにカレーの残りを作って大成功だったのです。
 でも、配合とかは本を見ないとわからないので、いつも使う2冊の本から一つを選び、ちょうど4~5個作れる分量にしてこねはじめました。そして、仕上げ発酵後に衣をつけて揚げたのですが、形が悪いしどうもおかしい・・・。と、そこで、順番を間違えたことに気づきました。私としたことが!
 当然、形は皆同じようにできなくてはいけないのに、発酵後の生地を触って衣をつけるなんて作り方、絶対にありえないのです。おばかでした。作りにくいのは当然。まったく、とんでもないミスをしてしまいました。出来上がりもよくないし、味は夫のカレーのおかげでまあまあですが、がっかり・・・。
 人間とは、一度やったことがあると、ついつい思い込みをしてしまいがちです。初心に戻って、もっとよくレシピを読み込めば、こんなことにはならなかったと反省しきりです。常に初心者という意識でいないといけませんね。おかげで、昨日から早朝ウォーキングをはじめたのに、昼はばかでかいカレーパンをふたつも食べて、ダイエットどころではなくなりました。あーあ、とほほでした。カレーパンウーマンになってしまった・・(アンパンマンと闘えるかな?)。
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なつかしの有田正広さん

2006年01月29日 23時09分04秒 | 音楽
 今日は、オーケストラ・リベラ・クラシカの定期演奏会でした。夫を家に残し、一人、浜離宮朝日ホールへとおとといと同じように出かけました。今日はマチネです。
 なんといっても楽しみは、久し振りに聴く有田正広さんのフルートです。なんたって、かつては日本のピリオド楽器のオーケストラをはじめて主宰した人ですもの。そのまえからオトテールアンサンブルなどでも生演奏を聴いていました。日本の古楽器界の巨匠です。バブルがはじけて、彼の「東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ」のスポンサーが手を引いたのか、活動休止になってしまい、本当に残念。企業はちょっと不景気になるとすぐそういうことをしなくなるんだもの、悔しいですよね。以来、たまに室内楽やソロ活動でお目にかかる程度で、寂しかったのですが、今回、かつての教え子たちに囲まれてのモーツァルトのフルート協奏曲、堪能させていただきました。年を取ってしまいましたが(これはしかたのないことですが)往年の音色は健在で、わくわくしました。プログラムノートに書いてありましたが、あの10数年前の栃木市の「蔵の街音楽祭」の東京バッハモーツァルトオーケストラを指揮した有田さん、わたしも聴きに行ったのでした。あのころは、市川信一郎さんが企画に加わり、それはもう大規模な音楽祭だったのです。なつかしいですね。まだ黒二毛ごまこが我が家に来る前だったので、夫と1泊して聴いていましたっけ。
 会場で新しいCDを買い、早速有田さんにサインをしてもらいました。残念、握手もしてもらえばよかった・・・。
 モーツァルトやハイドンのシンフォニーではティンパニが入ってなかなかよかったです。とても素敵な外国のおじさまで、遠目にはマルチェロ・マストロヤンニみたいでした。実はこのオケ、管楽器など、外国人が入っているんです。オーボエはさすが貴公子みたいに金髪のハンサム青年で、見ているだけでもうっとり?!ホルンはイタリア人でちょっと濃い目ですが、今日はそのうちの一人が風邪でもひいたのでしょうか、体調悪いらしく、予定ではハイドンのシンフォニーの後、続けてモーツァルトのフルート協奏曲のはずが、ちっともはじまらなくて、指揮の鈴木秀美さんがホルン奏者が具合悪く、ここで休憩を入れますということで、大丈夫かしらと心配でした。でも、休憩後は、演奏も再開し、何とか最後まで持ちこたえたようでした。本当に、風邪が流行っているから、大変ですね。外国人奏者でほかに、ファゴットは18世紀オーケストラにいたダニー・ボンドが演奏しているんです。錚々たるメンバーですね。おとといに続き、楽しいコンサートでした。
 今日は昼間のコンサートだったので時間があるから、演奏後の宴会にちょっと出てみました。ロビーのテーブルにワインとちょっとしたつまみがのっていて、奥のテーブルに一人、ちゃっかりと白ワインと赤ワイン、両方試飲させてもらいました。白は、大好きなイタリアのグランデュカートのオリヴィエート・クラシコです。なかなかいいワインを揃えていて、感心です。次年度は土曜日昼間のコンサートが多いから、一人でも宴会に参加しようかしら。でも、日本人って、すぐに身内だけで固まるから、一人参加者はちょっと寂しいものがありますね。
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拘置所の環境

2006年01月28日 20時47分09秒 | 社会
 このところ、ホリエモンの逮捕で、拘置所の様子が事細かに報道されていました。
 いまどき、暖房がないそうです。寒い日は室温が5度程度とか。拘置所というのは、刑が確定する前の滞在場所ですから、冤罪もあるわけです。私も入る可能性があるといったらいいのでしょうか、いまのご時世、どんなことが起こるかわからないのですから。その、誰もが入る可能性がある施設が、暖房がない3畳の、平衡感覚もなくしてしまいそうな空間だそうです。
 もしかりに、風邪をこじらせて肺炎を起こし、運悪く病死してしまったら、誰が補償してくれるのでしょうか。それも、冤罪とあとでわかったら・・・。
 こういう状況が、あっていいのでしょうか。わたしは決してホリエモンに同情しているのではありませんが、容疑者が滞在する施設がそれでは余りに非人道的だと思うのです。暖房は必須でしょう。こういうことに税金を使ってもいいのではないでしょうか。
 もし、明日、電車のなかで、痴漢をしていないのに冤罪をかぶせられ、拘置所に入れられたとしたら、男性だって、こんなところにずっといたくないでしょう。
 でも、物が全くない空間って、整理が下手な散らかしやにとっては、羨望の空間ですね。ゴミ屋敷の持ち主を、こういう「拘置所」にしばらく滞在させるという方法も、立派な更正施設の活用法だと思いますが・・・・。暖房、つけてくださいな。
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伊藤英明 インカを歩く

2006年01月28日 18時19分59秒 | 芸能スポーツ

 今日、新聞のテレビ欄のお薦めに載っていた番組を見ました。あの、エイブルのCMや「白い巨塔」でちょっと気の弱そうな青年を演じている伊藤英明がインカ帝国の「王の道」を歩くというもの。とてもよかったので、ぜひ再放送してもらいたいです。
 ちょうどいま、映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」の原作を読んでいる途中で、チェ・ゲバラが若い頃にそのインカ帝国の遺跡あたりも旅行していたのがこの番組とたぶって、印象的でした。大自然の中で生活する人々に出会い、太古の文明に思いをはせ、そして青年は大きくなっていくのかもしれません。伊藤英明も、なかなか素敵でした。彼もタフですね、がんばりました。もっとか弱いイメージだったんですが、なかなか。NHKドラマ「氷壁」にも出られたかも!?
 インカ帝国の技術水準の高さはあの石垣の組み方にもあります。後世、スペインが作ったところとえらいちがい。どうしてそんなことができるのか、私も不思議でした。高い技術を持った優れた文明が、あの「野蛮な」スペインにいとも簡単に滅ぼされたなんて、信じられません。でも、もともと、平和的な共同体だったからこそ、戦いには弱かったのかもしれません。その社会組織で、「アイニ」という、日本でいえば「結」みたいなものがいまもあってみな、互助の労働をしているのには驚きました。この地では、日本みたいに「お金がすべて」ではないのです。原始社会主義みたいなユートピア国家があったのでしょう。うらやましいです。本当に、興味深い内容で、見ていて何かちょっと人間が変るような気がしました。きっと、伊藤英明さんもすごく得るものがあったと思います。人間的に深みが増したのではないでしょうか。よかったですねー。
 女優や俳優は、いろんなことが経験できて、ものすごく面白い職業ですね。ただの芸能人じゃあないです。演技に幅が出るというか、どうかこれからもたくさん、いろんなことを経験してくださいね。この番組のサイトはこちらです。まだまだ、ずっと残してくれるといいけれど・・・。

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昨夜の誕生日コンサート

2006年01月28日 16時43分46秒 | 音楽
 昨夜の誕生日コンサートは、大盛況でした。後ろに補助椅子も出していましたし、いままでにない満席状態でした。
 私は会場の近くのTULLY’S COFFEEでちょっと目を覚まさないととエスプレッソを注文したのですが、この支店は人が足りないのか、無茶苦茶手際が悪かったです。ただのエスプレッソにどうしてこんなに時間をかけるのか、呆れてしまいました。で、会場に入ったのも開演の15分前、ホワイエにはなぜか譜面台と椅子があり、何かやるみたいだなと、その近くをうろうろしていたら、案の定、楽器を持った演奏者があらわれ、室内楽が始まりました。一番前でじっくり見て聴いて、最高でしたね。クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという編成で、後でわかったのですが、ハイドンの弦楽四重奏曲作品50-1を、同時代の人の編曲で演奏したとのこと。楽しかったです。間近でバロックヴィオラを観察できたし、勉強になりました。そして、曲が終わる前に会場では既に演奏が始まっているようで、室内楽メンバーも演奏が終わるや否や、楽器を持って慌ててホールのステージに駆け上りました。そして観客も急いで席につきましたが、ホワイエに置いてあった大きなモーツァルトの肖像画が誰かが抱えてステージに向っているのですが、それが指揮者の鈴木秀美さんだったのです。面白い趣向でした。そして、本プログラムの最初の曲、フィガロの結婚序曲が始まりました。そのあとも、なぜか、モーツァルトのパロディーみたいな曲がさらに演奏され、ハッピーバースデーの曲になったり、その冗談に笑ってしまいましたが・・。どうも、鈴木優人サンの編曲みたいです。彼、BCJの鈴木雅明さんの息子さんですが、秀美さんとは叔父甥の関係で、きっと、叔父さんと共演するほうが面白いんじゃないかな、と勘ぐってしまいました。秀美さんは、私と同年なんですよ(あんなに白い髭面ですが)。OLCの主力メンバー、若松夏美さんも高田あずみさんも同期、彼ら3人は「桐朋さんみ」と言われたそうな。いまもこうして一緒に演奏しているのは、ほほえましいし、頼もしいですね。まさに、日本の古楽の第一線ですもの。昨夜の若松さんのソロも、素晴らしかったです。そして、今回は誕生日ということで、声楽も加わり、ソプラノの鈴木美登里さんは秀美さんの奥様。久々にお目にかかりましたが、本当にチャーミング。アレルヤを延々と歌うあの有名な曲、さすがでした。
 明日は、そのOLCの定演で、なつかしい有田正広さんが登場します。彼のフラウト・トラヴェルソ演奏、昔はよく生で聴いたものでした。
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明日はモーツァルトの誕生日!

2006年01月26日 18時25分14秒 | 音楽
 明日は、あのウルフガング・アマデウス・モーツァルトの250年目の誕生日です。私は夜、浜離宮朝日ホールで記念コンサートに行ってきます。楽しみです。
 今日は、午前中、弦楽合奏団の練習で、先生がモーツァルトの話をしました。いま練習しているのが、当時どのように演奏されていたかを考えながらのアイネ・クライネ・ナハト・ムジークです。先生がベーレンライターの新モーツァルト全集のスコアを用意してくれて、スコアを見ながらの練習。個人的にもっと練習しないとついていけない部分もあるのですが、様式の話からはじまってなかなか楽しいレッスンです。ハイドンやモーツァルトの曲は、弓は弦につけたらすぐ離すくらいに、撥弦楽器というよりも打楽器に近いといいます。音はいつまでも残らない、とにかく軽く、明るく。尻尾が太いのは、絶対におかしい・・・・。弦を飛ばすのが苦手な私は、ヘトヘトです。モーツァルトは、ゆっくりしていられない、疾走しなくてはならないのです、演奏者は。昨日のブラームスとは、えらい違い。
 でも、本当に美しい曲ですね、彼が音楽のミューズといわれるのも当然です。
 私がヴァイオリンを個人レッスンで習っていた頃、ヘンレ版のヴァイオリンソナタ集を最初の4曲、レッスンを受けました。唯一短調の曲の28番K.304も大好きですが、26番K.302の変ホ長調の2楽章の最初のテーマ、とっても単純なのですが、これがものすごく好きなんです。涙が出てしまうくらいです。またいつか、弾いてみたいな・・。すっかりヴィオラーになってしまったので、私の部屋ではフランス生まれのヴァイオリンが悲しんでいるかも(ヴィオラもフランス製です)。そうでした、ヴァイオリンソナタ4番は、お母さんとパリに来ていたときの作曲。お母さんが病気で亡くなったんです。個人的な感情を作曲に反映することがほとんどなかった彼としては珍しい曲なんです、この4番は。2楽章の旋律はぞくぞくしますね。私は初秋のイメージを感じます。いやー、モーツァルトは本当に素敵。みなさんは、明日はモーツァルトのどの曲を聴くのでしょうか。
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ブラームス弦楽六重奏曲1番、初めての練習

2006年01月25日 18時56分48秒 | 音楽
 遂にこの日が来ました。せっせと独習してきたのですが、やはりメンバーが揃って練習するのとは大違い。パート譜に一生懸命書き込んだポジションも、いざとなるとよくわからない、と弦をまたいでファーストポジションに替えてみたり・・・。ちょっと情けなかったです。
 いつものカルテットのメンバーに、さらにチェロとヴィオラが加わります。僭越ながら、私は弾けもしないのに、ファーストヴィオラ。今日は、あの有名なヴィオラが泣いて喜ぶ2楽章は練習しなかったんですが、1楽章、何とか最後まで弾くことが出来たのは、みな、第1回の練習として上出来と言っていました。私はそのうち、セカンドに落ちるかもしれないけれど・・・・。
 1楽章、かなり複雑な部分もあって、シンコペーションはわけわからなくなりそうです。誰が主役か、どこを引っ込めてとか、よく考えないと、ばらばらになりそうです。でも、6人もいるので、ちょっと落ちてもわからないかも!?という怠け癖は直して、主役の部分は、もっと堂々と朗々と弾かなくてはいけません。ヴィオラーとしてはいつも引っ込み思案なので(シャイなんですよ)、ここはもっと自分を出さないとだめですね。あるところで、ファーストは別のことをやっていて、主役がチェロとヴィオラ。そしてその高音部を私が受け持っているから、がんばらなくては。意外と、ブラームスにはチェロやヴィオラに、いい役を用意しています。次回練習は来月ですが、2楽章のテーマのあの装飾音を、字余り、字足らずにならないよう、きちんと弾けるよう、練習しなくては。自信がつくまで、努力するのみですね。
 練習のときに、なんだかずれてしまって、「おかしいよー!」とみなで止めたら、「これじゃ、ズラームスだね」なんて冗談も。なかなか楽しい練習でした。
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ペン農務次官の発言

2006年01月25日 09時22分46秒 | 食に関して
 ニュースで見たのですが、アメリカのペン農務次官が、日本のアメリカ産牛肉再度の禁止に不満を表して言った言葉に、唖然としてしまいました。全く信じられませんが、BSE感染の確率は交通事故より低い、問題にならないですって。食の安全に対する認識がこの程度なんです。日米が何とか合意に達したその条件を無視しておいて、この発言。さすがアメリカですね、なんでもありですか。このインチキ野郎!と殴りたくなります(日本でも別のジャンルのインチキ野郎が一人、逮捕されたけど)。
 こういう意識の役人が、法律を作る、そりゃもういい加減なのは当然ですよね。恐ろしい。この発言に対して、もっと日本の政府は抗議するべきです。こんな政府高官の集まりが、バカなイラク戦争をはじめたわけでしょ。アメリカ主導の世界が、どんなに危ういものか、いってっみれば、イスラム原理主義となんらかわらないのかもしれない、非常識という意味で。
 食の安全に関して、交通事故の確率を引き合いに出す関係者がいる限り、絶対によくならない。もっと日本は怒りなさい!!!せっかくのチャンスだったのに、アメリカもバカですね。多分、そういう人はほんの一部かもしれない、業者はもっと真剣だったのかもしれないけれど、こういうことで、誠意というのが見られなければ、どんどん信頼を失うでしょう。このペン農務次官の発言、もっともっと世界中に流してほしいです。ひどい対応。最低です。
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ダイヤモンドダスト??

2006年01月23日 17時10分24秒 | 日常
 おとといの雪は、大体は溶けてきたのですが、日陰のところはまだ残っていて、今日、郵便局の本局に行くとき、怖い目にあいました。丘を下る細い道が、完全に凍っていて、まるでボブスレー競技のようだったのです。おそるおそる降りたのですが、もうとても帰りに通れないから、遠回りして帰りました。そんな感じで、庭の雪もまだ残っていたし、せっかくの晴天だから布団を干そうとベランダに持っていったときに、なんと粉雪が風に舞っていたのです。粉雪というか、ダイヤモンドダストのようで、きれいはきれいなんですが、困った・・・。どうも、屋根の雪が強風で舞っているようです。そして、午後、何度もドスンドスンという音を聴き、てっきり2階のエイズ猫が暴れているのかと思ったのでした。このエイズ猫、愛猫ごまこに移らないよう、一部屋で隔離して飼育しているのですが、エイズといっても、ストレスを与えなければ長生きするそうです(そうされても困るけれど)。ただ、運動不足のせいか、たまに、気が狂ったように暴れます。夫はそれを「宇宙から、この家を壊せという指令が来ているんだ」といいます。多分、それだろうと思ったら、どうも違う・・・。窓を開けると、粉々の氷がありました。つまり、2階の屋根に残った雪が凍ったまま、1階の屋根に落ちてきて、ドスンドスン・・・、ということでした。けっこう音がするんですよ。困りました。
 ダイヤモンドダストはきれいだけれど、被害甚大な雪のしわざですものね。そうそう、六本木ヒルズに住んでいる人はとてもきれいな人が多いのでしょうけれど、内実はかなり汚いやばいことしていたんですね。なんとも・・・。だいたい、税理士の資格がある人が、粉飾決算とかやってしまうのは、許せない!税理士にチャレンジして断念した私としては頭に来ますよ。誠実さが売りの私がどうしてなれない!?そうでした、久し振りにセンター試験の問題をやってみたら、頭がさびついていて、半分くらいしか得点できなかったのです、日本史と世界史。あーあ、まいった。でも、頭がよければ、何をしてもいいわけ?それって、オレオレ詐欺と一緒じゃないですか、それが、若者の夢なんて、きいて呆れる。法を犯してまで金儲けに走るなんて、当然罪を償ってもらわなくては。
 買収や吸収合併で大きくなっていったわけですよね、あのライブドア。でも、どうしてゼロからはじめないのかしら。物を作るというのはそういうことです。人のモノを分捕って自分のものにする、まるで子どもみたいよね。
 昨夜は、今日から夫がデータリサーチで残業になるからと、粕汁を作るのを見学して多少手伝いもしました。いっしょに作るのは、けっこう楽しい・・・。彼のこだわりがよくわかりました(にんじん、大根など、ほとんどの野菜は皮付きで食べます)。酒粕は、おいしい八海山のクリーム状のもの。板状よりもよく溶けるので、使いやすいです。さて、今夜は日付が変る前に帰宅してくれるでしょうか。 
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ヴァージナル

2006年01月23日 15時11分00秒 | 音楽

 昨日、夫と八王子のカフェのコンサートに行ってきました。朝倉未来良さんのフラウト・トラヴェルソと彼の奥さんである木村夫美さんのヴァージナルのデュオでした。私はこのカフェでのコンサートは3回くらい聴いています。いつも盛況で、ちょっと窮屈ですが、今回は夫もはじめて同行してもらい、午後3時からのコンサートに、ちゃっかりコーヒーではなく、ワインをチョイスしたら、オードブルがとてもおいしいし、おかみさんが(喫茶店主の女性はなんていうのでしょう・・・)ワインをがばがば注いでくれるのにはびっくり。私のグラスで夫も飲んでしまいました。そういうアットホームな空間で、珍しい楽器演奏を聴くのは楽しいものです。
 ヴァージナルという楽器は、あのエリザベス1世が好んだことから「ヴァージナル」と名づけられたそうです。有名なフェルメールの絵にも何度も登場しています。彼の「音楽のレッスン」という絵の楽器が、まさしくこの日の楽器なんです(もちろん、復元楽器ですが)。お願いして写真をとらせてもらいました。そしてこの日、朝倉さんが手にしていたのは、そのヴァージナルの時代よりちょっと後のフラウト・トラヴェルソのオリジナル、つまり、おばあさんと孫が演奏しているような感じだとのこと。
 時代考証って、けっこう大事だと思うんです。実は、私はあの大ヒットした映画「エリザベス」を見たのですが、最後の最後でずっこけてしまいました。なんと、そう、このヴァージナルで演奏する音楽の時代に、こともあろうに、ずっと後のモーツァルトのレクイエムの音楽が流れてしまって、茫然自失とはこういうことですね。確かに、イメージとして使いたかったのでしょうが、これは時代考証では全くありえないこと。映画の評価もダウンしてしまいました。そういうことにも、もっと注意を払って映画を作るべきです。「リディキュール」「めぐり逢う朝」という映画は、音楽を非常にうまく使っていました。後者の映画はヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のマラン・マレを描いた映画でした。あの映画が、フランスに古楽ブームを引き起こしたのです。サントラ盤のCDはものすごくいいですよ。
 さて、話は戻って、このご夫婦、一応プログラムは造っているのですが、その日の気分で曲目が変ります。それもまた面白いです。夫は古楽に詳しいのですが、私には初めて聞く作曲家の演奏もあったり、楽しいです。ちなみに、昨日はヴァージナルのソロはスヴェーリンクの「涙のパヴァーヌ」とウィリアム・バードの「鐘」でした。教会の鐘の音楽ですが、どこかで聴いたことある、と思ったのは、同じテーマでまさしく前述のマラン・マレも「聖ジェネヴィエーヴ・デュ・モンの鐘」という名曲があるのでした。
 さて、このお二人、デュオ・リュタンのCDが2002年に発売されました。私も持っています。お気に入りです。もしよろしかったら、ぜひ聴いてみてくださいませ。けっこうマイナーレーベルのようです。こちらのサイトで、通販もしているようですが。CDのタイトルは「ル・リュタン いたずら好きの妖精」です。奥さんはチェンバロを弾いています。

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