エールの主題歌、泣けちゃいましたね。あのグループ、顔出ししちゃったけれど、大丈夫?来年が東日本大震災の10年目、その覚悟があったと思いました。
私は朝ドラ「エール」、大好きでした。コロナで2か月中止で総集編みたいなことばかり放送していて、とても心配していましたが、物語の最終回もよかったし、特別編のみんなの歌声も素晴らしかった。歌は世につれなんですね。歌って、人々に勇気や希望を与えてくれるんだ。
今日はBSプレミアムで筒美京平の番組を二つ、見ていました。彼の時代を先取りした原点は、欧米のレコードを取り寄せて片っ端からちょい聴きしまくり、最先端の音楽を独学で身につけたからだったんですね。だから、日本人離れした曲が書けたんだと納得。私が中学生のころ、モンキーズに夢中でレコードを買い集めていた頃のあの当時のアメリカの音楽も当たり前のように聴いていたんだもの。
でも、今は職業作曲家は難しい時代になってきているような。シンガーソングライターが多いし、音楽があまりに多様化しているから。だから今日の紅白でも、全然わからない曲がたくさんあるし(まあ、わかろうとしないだけだけど)。筒美京平が流行歌のジャンルを離れて、たとえばクラシックやミュージカルや合唱曲の方向に向かったとしたら、もっとずっとずっと現役でいられたんじゃないかなと私は思ったのでした。本当はもっともっと作曲したかったんだと思う。今はアイドルが多様化してしまって、大勢過ぎて(たった一人で歌うというのが演歌くらいにしかなくなったような)変な音楽界だと思います。私はとにかく、集団が嫌いだから。
一年に一度、世の音楽がどういうものかを知るのが紅白であってもいいのかもしれません。紅白じゃなければ、BSで吉田類の居酒屋放浪記でも見ようと思っていたのでした。
来年はもっといい一年になりますように!