上記タイトルの上野千鶴子先生の講座を、朝日カルチャーセンター立川校で昨夜、聞いてきました。あらかじめ、メールで質問を受け付けていたので、締め切り前に提出しましたが、7通だけだったそうです。
集まった人のほとんどが高齢者で、ちらほらと男性もいました。先生は前期高齢者になって民生委員の訪問を受けたそうな。というのも、一人暮らしだから!先生の声はお若くて、とても高齢者とは思えません。
友人は、彼女はお金を持っている高齢者だから特別と言っていました。具体的に、実際に在宅で最後までいようと思うことは、ある程度お金があれば可能だそうで、その額は、月50万の6か月、まあ300万円残っていればです。
がんで死ぬのが一番確実だそうで、というのも、余命がはっきりわかるから。そういえば、私の両親はがんとわかって2年ほどの闘病生活、夫は2年ちょっとかけるくらいでした。最後は家でと思った時からは半年もないくらいでしたね。3人とも、病院で最後でしたが。
検診を受けて早期発見するのがいいのか、正直わかりません。私は、あまり長生きはしたくないから。健康寿命が長ければいいけれど、そうともかぎりません。
どんどん格差が広がり、自分は大丈夫と思っていても、いつ最低の生活に落ちるか、誰もがその危険を持っているんです。なぜこうなったのか?
グローバリズムのせいか?
グローバルと言いながら、かえって格差は広がっているんです。グローバルよりも、フェアトレードでしょう。同じ意味ではありません。子供が働いている国もあります。女性が性産業で働かされている国もあります(日本もそうでしょう)。大事なのは、会社のもうけなんかじゃなく、教育です。大学の研究者に期限付の雇用ばかりだということです。これで、日本はモノづくり大国なんていっていられませんよ。大学が独立法人になってから、本来の大学の在り方が崩れてしまいました。利益、実学だけで物を考えたら、どうなるでしょうか。本当に国がやらなくてはならないことは、経済じゃないでしょう。
男女平等なら、専業主婦の第3号は年金制度からなくすべきです。配偶者もそう。今現在、のうのうと生きている高齢者のほとんどが、女性じゃないの?それも、きちんと年金を払っていない人たち。これからもそんなこと続けたら、もう立ちいかなくなるのは目に見えています。何より、第3号というのは、女性を家庭に閉じ込めるシステムそのものでしょう。これがある限り、女は黙って家で家政婦やっていろってことですよ。払っていない年金をもらうなんて、もってのほか!
すべての人間が働き、育児も男女ともに担う、それこそが理想のシステムじゃないでしょうか。男も女もないのです。でも、どちらかが高齢者になるまえに亡くなってしまったら、その分は遺族年金として当然、もらいます。
配偶者控除もなくして当然じゃないの?これだけ非正規が増えているんだから、配偶者控除をなくす代わりに、すべての非正規も正規雇用して、会社が社会保険の半分を持つ。そうすれば、年金制度ももっとしっかりしてくるというものです。
たいした仕事しなくても高額の給料もらって愛人囲ったりしている馬鹿がいる一方で、正社員と言いながら残業ばかりでうつ病になったり、非正規のまま永遠に掲載的自立ができなかったり・・。いっそのこと、この格差をたいらにしてしまおうじゃありませんか。
ところで、アメリカの格差は、どう解決するのでしょうか?トランプさん、TPPやめるっていっているし・・。安倍さん、面目丸つぶれでしたね・・。あーあ、長生きはするもんじゃないよ。来年、還暦。今度は、面接の連絡も、ない・・・。そう、働きたくても働けないんです。
くよくよしてもしょうがない。きっと、私が後期高齢者になるころには(その前にいなくなりたいけど)、今よりいいシステムができていて、在宅ひとり死も当たり前になっていることでしょう。一人暮らしは気ままでたのしい、全然さみしくなんか、ないです。
そうそう、昨日は先生の本も買って、しっかりサインもらいました。