ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

フレンチレストラン「ラ・グーリュ」

2005年08月30日 09時09分42秒 | 食に関して

 昨夜、台風で予約を延期していたフレンチの「ラ・グーリュ」についに行ってきました。夫と店で待ち合わせして、7時から、フルコースをいただきました。
 彼は、先日、作るといっていたラタトゥイユを結局、つくらなかったので、他のコースのオードブルの「ラタトゥイユ」をフルコースのオードブルに替えてもらい、私は冬瓜と生ハムの、セットされたオードブルでいただき、アルコールは、最初にビール、あとは、肉料理がプラチナポークだったので、白ワインのフルボトルを1本頼み、魚と肉とそのまま飲むことにしました。魚料理は、ひらめのポワレで、私は皮のほうだったので、ちょっとだけ交換して食べました。魚料理は、この皮の部分のパリッとした感じが決め手ですね。すごくうまく焼いてありました。それに、付け合せの野菜もいろんなものがあり、ハーブや香辛料の使い方が独創的で素晴らしい!魚料理と肉料理の間の口直しには、赤ワインのシャーベット、五香粉が効いていて、とてもおいしかったです。肉料理のプラチナポークも、ダージリンティーの葉と塩を合わせたものを自分の好みで振り掛けるのですが、この塩がとってもおいしいんです。紅茶とあわせるなんて、面白いですね。もちろん、ポークもとてもおいしく、白ワインに合いました。
 コースには、デザートの前に、チーズがつくのです。これを選ぶのが楽しく、私たちは4種類も選んでしまいましたが、きれいに薄く切られてさらに盛り付けられ、さらにこれまたとてもおいしいパンが出てきたんです。私が2週間に一度、ドイツサワー種で作るミッシュブロートに似ていました。ナッツや干しフルーツが入っていても、チーズに合うんですね。勉強になります。それと、乾燥いちじくの薄切りもありました。山羊のチーズは、どれもおいしかった。そして、デザートの前に、私は中座したのですが、デザートを出すタイミングをはずしてしまい、わざわさ持ってきたデザートをまた引き返し、私が席に戻るまで待って、出してくれた心遣いに驚いてしまいました。厨房にシェフが一人だけだと思うのですが、あとはフロアに女性が一人、それだけなのに、行き届いたサービスでした。前の晩、BBQパーティーで暴飲暴食したのに、翌日二日酔いをなんとか解消して、これだけ二人で食べたのは、私たちはまだまだ健啖家なのかな?グラスワインの赤もとてもおいしく、帰ってからも酔いすぎずにきもちよく過ごせたのは、美味しい料理とお酒のおかげでした。フルコースはとてもお得な値段ですが、今度は、アラカルトで頼んでみようかしら。夫も、また行きたいといっていたので、よかったです。昨夜は、ほかに二人連れが二組ありました。私たちはゆっくり食べて飲んで、最後までいました。もっとゆっくりしてというお店の言葉にも、やはり遠いのでこれでと、失礼しましたが、本当に居心地のいい店でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松澤一之さん

2005年08月29日 11時41分01秒 | 芸能スポーツ
 先日、日本テレビの「メレンゲの気持ち」に、松澤一之さんがゲストで出演していました。なつかしいですね。彼の素の話、面白かったです。劇団夢の遊眠社では、ずいぶんと見ていました。まず、私と姉がはじめて彼らの芝居を見たのが、81年夏、新宿もりえーるでの「走れメルス-少女の唇からはダイナマイト!」でした。そのとき以来、私たち姉妹は、遊眠社の「虜」になってしまったのです。私はクラシック音楽に向ってからはあまり見なくなりましたが、姉はずっと見ていたようです。最後、解散公演は、姉と一緒に見ました。
 そう、最初に見た芝居、松澤さんが当然いました。そして、みんなの目のキラキラに、すっかりまいってしまったのです。その後、団員の治田敦さんの教えるジャズダンス教室にも姉と一緒に通い、駒場東大前のグリム館でカレーを食べたりしていました。その喫茶店では、松澤さんが現れたときがあり、話していることが「えーーー??」という内容で、驚いていたら、テレビの仕事の話だったのです。そう、彼は深夜番組で「ナンパーマン」という役をやっていて、素人の女性をナンパして、彼女の家で風呂を浴び、下着を1枚いただくという「お仕事内容」だったのです。仕事とはいえ、大変でしたよね。
 その彼が、再婚して、お嬢さんにとても嫌われているなんて、あの主役を張ったハンサムが!そう、番組でも言っていたように、段田安則さんが入団してから、2枚目役はみな、彼にいってしまい、その後、上杉祥三さんも現れたってわけです。羽場裕一さんもいたし、綺羅星のような俳優人ですよね。もちろん、女優もすごいメンバーです。私は、松浦佐知子さんが好きでした。いまは、シスカンパニーというプロダクションに多くの旧団員が所属しています。
 松澤さん、本人も自覚している変人だそうですが、うちの夫も、かなりの「変人」。何を考えているのかわからないので、私はたまにヒステリー状態で怒ります。彼の奥さんは、忍耐力があって、えらいですね・・・。いやー、懐かしくて、うれしかったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風一過

2005年08月26日 08時22分11秒 | 日常
 昨日は台風11号の猛威、すごかったですね。本当は、夜に巣鴨のレストラン・ラグーリュを予約していたのですが、日延べしてもらいました。たしかに、とてもいかれる状況ではありませんでした。夫は長靴履いて出勤したし・・・。
 予報では、今日金曜日も雨が残っているはずでしたが、窓という窓をすべて雨戸を閉めて起きた今朝、分厚い雲は残っていましたが、雨はすっかり止んでいました。外猫クロスケが心配で、家の周りを回って、点検(私も猫か?)してみたのですが、姿が見えず、ちょっと不安でした。でも、彼のGFがさきに窓の外に姿をあらわし、おねだりしてきました。それからしばらくして、びしょぬれの状態のクロスケ登場。よかったー、一応、元気で。
 台風一過というと、子どもの頃、勘違いして、「台風一家」だと思っていました。アメリカの子どもの多いファミリーみたいで、いつもうるさいんだろうと妙に納得していたものです。そういう勘違い、よくありましたね。「慰謝料」も、「医者料」だと思っていたし。子どものころの考えかたって、今思うとけっこう面白いですね。
 薄日がさしてきました。これで、クロスケも、少しは気持ちよくなるでしょう。
 そうそう、私の住む地域では、ちょっと前に「動物たちの会」というのが存在していて、私も入会していましたが、地域の野良猫をボランティアで捕獲してすべて去勢避妊手術をしたのです。警戒心が強く、絶対に触らせてもくれないクロスケもすでに去勢済み。いい活動でしたね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

通販生活秋号

2005年08月25日 13時09分48秒 | 読書

 先日、1回分お休みした(パンセミナーがあったので出掛けていました)新聞回収のために、3ヶ月分の新聞整理をしました。なんと、これが一日中かかったんです。日ごろ、あまり新聞を丁寧に読んでいないからですね。そのときの全面広告で気になっていた本があり、どうやって買おうかな?と考えていた矢先、講読している「通販生活」秋号の付録でその本が手に入ったのです。タイムリーなプレゼントに、もううれしくて、すぐに読みました。
 その本は、岩波ブックレットNo.657の「憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言」です。その18人とは、井筒和幸、井上ひさし、香山リカ、姜尚中、木村裕一、黒柳徹子、猿谷要、品川正治、辛酸なめ子、田島征三、中村哲、半藤一利、ピーコ、松本侑子、美輪明宏、森永卓郎、吉永小百合、渡辺えり子です。なかでも、一番最初の中村哲さんの文章に感銘を受けました。そうだったんだと、知らない世界を発見したんです。彼の意見には、とても説得力があります。この本を、すべての国民に読んでもらいたいと思いますね。ぜひ、選挙前に!!
 カタログハウスに感謝、感謝!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アウシュヴィッツ

2005年08月22日 15時59分25秒 | 社会
 先週、11時過ぎにNHK総合テレビでBBCのドキュメンタリー番組「アウシュヴィッツ」全5回シリーズを見ました。深夜だったので、飲みすぎた晩は、目が開いていても全く意識がなく、記憶もない状態のときがありました(たぶん、2回目)。でも、とても興味があったので、最終日は2回連続で午前1時までの放送を、最後まで集中力が途絶えることなく、見終わることができました。
 あのホロコーストがどうして起きて、どのような経緯があって、そして最後はどうだったのか。淡々としたものでしたが、双方、立場の違う人たちの証言を交えて、なかなか迫力のあるものでした。ドイツと同じ敗戦国の日本として、やはり、気になるものですから。
 とくに最終回は見ごたえがありました。ナチスの親衛隊で収容所にいたドイツ人は、死ぬまで罪を問われなくてはいけないのか、私はあそこに「いただけ」なのに、と証言していましたが、昨今の、あのユダヤ人虐殺のホロコーストは存在しなかったという風潮に対しては、彼ははっきりとそれを否定し、「まさに自分の目で見てきたんだから」と言い切ったのです。人間とは、複雑なものです。たぶん、それが、彼の良心だと思います。そして、あの収容所にいて、戦後行方不明(姿を当然、くらますのです)のナチス関係者を、警察で逮捕して裁判にかけるのではなく、ユダヤ人組織で探し出してリンチ処刑をするということがあったそうです。それについては、収容所から生き残ったユダヤ人は、当然のことだと証言していました。殺されたのだから、殺して当然だと。
 虐殺と報復のこの繰り返しでは、やはり、永遠に憎悪が拡大していくだけだと思います。報復するのが正義だとは、私は思えません。あのようなことを、二度と起こしてはいけない。戦争を二度と起こしてはいけない、その誓いこそが、すべてだと思います。いま、憲法9条が、自衛の交戦権を認めるために改正される動きがあります。でも、本当に、それでいいのでしょうか。武器を持たないことが、平和の国ニッポンの姿だと思います。人を殺してまで、生きなくてはいけないのでしょうか?人を殺してまで、国を守らなくてはいけないのでしょうか?家族や子どもを守るのと、国を守るということは同じことではないのです。それをまさしく同じことにしたのが、あの靖国神社の存在意義なのです。国家は、一人一人の国民を守るためにあるので、国民が国家を守るのではないと、私は思います。不戦の誓いは、永遠です。
 報復からは、何も生まれません。平和を、私たち日本人だからこそ、もっと平和を訴えていくべきです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベルリンフィルと子どもたち

2005年08月18日 10時13分13秒 | 映画
 昨日、下高井戸シネマで映画「ベルリンフィルと子どもたち」を見てきました。アンパンマンの映画のあとなので、映画館には子供たちがたくさん残っていました。このドキュメンタリー映画を見た観客は私を含めて35人程度だったでしょうか。
 私は、サイモン・ラトルに興味があったし、ドキュメンタリーなので、きっと演奏風景もたくさんあるだろうと思って出掛けました。実際は、ダンスのワークショップに参加する子ども中心でしたが、ドイツが抱える社会情勢やいまのベルリンの様子がわかり、けっこう面白かったです。子供たちは、ダンススクールに通う子ども以外に、問題を抱えている階層的には下の子供たちに積極的に参加を呼びかけ、総勢250人とかが、ストラヴィンスキーの春の祭典をベルリンフィルの演奏で踊るという話です。
 体の動きには内面が出るという考え、たしかにそうかもしれません。自然に動けなかったり、何か悩みがあったり、子どもとはいえ、いろんな問題を抱えています。実際に、ナイジェリアの内紛で両親を殺されて難民としてベルリンにきた男の子もいたし、一人一人の環境を考えると、本当に辛くなります。でも、体を動かすことで、未来への可能性を信じることが出来るし、何か、壁を越えることもできる。いい教育プログラムだと思いました。そういう活動に積極的にベルリンフィルが参加しているのも、素晴らしいことです。うらやましいですね。
 サイモン・ラトルは素敵でした。彼も、イギリスという階級にうるさい国で、自分の才能を伸ばした稀有な指揮者です。苦労したと思います。クラシックは、一部の裕福な人たちのものじゃない、空気と同じ、みんなに必要なものだという信念。そのために、伝統にあぐらをかかずに前進していくという。日本も、もっと変りたいですね。
 宗教や言葉を超えて、五線譜は世界共通です。きっと、何かができると思います。機会があったらぜひ、この映画を見て、自分達の未来を考えてください。そう、子どもは私たちの鏡なんだから。
 それにしても、彼らがけっこう喫煙していたのにはちょっと驚き。ま、若い世代ってのは、そういうものかな・・?!夫も、早く禁煙してくれればいいのに、いい迷惑です(私も猫も被害者)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

所詮はお金???

2005年08月17日 14時16分54秒 | 社会
 なんと、ホリエモンが自民党から出馬するそうです。私はあの、フジテレビとの戦いでは彼を応援していましたが、彼がよりによって「自民党」から政治家を目指すとは、なんとも失望します。所詮、政治の世界もお金が一番ってことを表しているみたいで、いやーな世の中になったと思うのは、私だけでしょうか。
 それとも、郵政民営化に賛成さえしていれば、ほかにどんな理念や信条でいようと、全く関係ないってこと?
 自分の利益だけを考える人が政治家になるって、とってもぞっとするのですが、どうしたもんでしょうか・・・・。
 報復するよりも、自民党の理念を持って、またみんながくっついてがんばってみたらどうなんでしょうか、意地っ張りの小泉さん?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難しいですね、教科書問題

2005年08月16日 13時02分29秒 | 社会

 昨日の記事ですが、あれからいろんなサイトを見て、悩んでしまいました。たしかに、教科書というのは、そのときの政権に左右されているようで、昨日のテレビ朝日のニュースでの、中国や韓国の「愛国教育」、つまり、日本のことをどう教えているかというのを見て、ショックを受けました。反日感情を煽っているのです。
 私は、ある特定の国を敵視する教育がいいとは絶対に思いません。それはある種のプロパガンダってことですよね。つまり、かつて日本が戦時中にやっていた教育となんらかわらないってことじゃないのかしら。
 日本が太平洋戦争のときに中国を侵略したこと、韓国を植民地化したこと、いけないことですが、そのまえに、列強は同じ事をしていた。正当化しているのではなくて、日本は列強の仲間入りをしたかったけれど、乗り遅れたわけです。そして、コレは明らかにあったはずで、白人主義の列強側から見たら、日本も同じようにするのが許せなかったのではないでしょうか。当然、日本の支配下になったアジア諸国も、同じ人種として許せなかった。白人なら許せることが黄色人種だからこそ、反日抗日というものが強かったといえるのではないかしら。
 いまだに、根っこには人種差別があります。
 私たちがこれからしなければいけないのは、戦争を起こすことではなく、対話をすることです。相互理解を深める、それが一番だと思います。憎しみを増長させて、いい結果なんか生まれません。過去を忘れてはいけませんが、これからのことを考えましょう。
 昨日の報道番組で救いだったのは、教師が反日を強調していても、冷静な生徒がいて、それを否定する意見があったことです。
 特に、中国は、北京オリンピックを開催するのです。世界中が見ています。どうか、冷静に、国際的に認められる行動をしてください。
 いままでのように、簡単に戦争とか衝突をしてはいけないんです。お互い、もっと歩み寄って、理解を深めていきましょう。お願いします。だれだって、隣の人と仲良くしたいですよ。同じアジアの隣人として、友好に努めていきたいものです。韓国も、せっかくのこの日本での韓流ブーム、いい方向に持っていきましょう。
 かつても、韓国は戦時中の日本の残虐行為を強調した教育をしていました。私が大学生の頃です。当時、史学科で学んでいた私は大学院生たちと韓国史跡ツアーに行きましたが、博物館などで、小学生に後ろ指をさされて、あまりいい気はしませんでした。その後、OL時代にソウルに社員旅行で行ったときはうってかわって、地元の人たちは歓迎してくれました。いままた、あの当時に戻るというのは、悲しいです。
 過去の間違いは当然、正さなくてはならないし、事実を学ばなくてはなりません。でも、私たち、韓国、中国、日本は、同朋ではないですか、もっと手をとって、アジアの未来を考えていきましょう。ユーロのような共同体がいつかできるといいですよね。
 あの愛国教育を見て、教科書問題はどの国にもあるものだと思いました。あのような授業をしているとしたら、日本の教科書をとやかく言うのは、内政干渉だと思います。敵を作るような教育はしないでほしい。
 なお、竹島問題に関して、こういうサイトがありました。よく調べていますよね。ひとついえることは、私たち日本人は、知らなさすぎるということです。勉強していないから。でも、扇動されたり乗せられたりして行動することは、もっとよくないと思います。私が一番嫌うのは全体主義です。一人一人が、もっと冷静に、相手の立場になって考えましょう。そうすれば、過去の過ちを二度と繰り返すことなく、戦争も回避できるはずです。対話こそ必要なのではないでしょうか。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敗戦記念日

2005年08月16日 00時27分09秒 | 社会

  私はあえて、終戦記念日とはいわず、敗戦記念日といいます。今日は、天皇が無条件降伏を受け入れて玉音放送を流して60年が経った日です。
 多くの国民が、天皇陛下万歳と叫んで死んで行きました。やはり、私は日本は国家として、戦争責任をはたしていないと思います。サンフランシスコ講和条約は、たしかに、戦勝国との間に戦争を終結した手続きをとり、独立国として再スタートを切ったとは思いますが、日本が侵略して「迷惑をかけた」アジアの国々に対しては、きちんと謝罪と責任を果たしていなかったのではないでしょうか。だからいまだに、「卑屈な」態度を取っていると誤解されるのではないでしょうか。
 いまの若い人たちが、太平洋戦争のことを知らないというのも、よくないと思います。だから、アジアの各国に非難されるのです。自虐的な歴史という前に、きちんと事実を学ぶべきなんです。国家として、戦前から戦後も続いている以上、アジア諸国の非難を無視することはできないでしょう。
 今日、テレビ朝日で、中国や韓国の歴史教科書の記述を知りました。たしかに、それもある種、真実ではあるのですが、他国への憎しみを助長する記述や教え方がいいとは絶対に思えません。
 日本は、もっと自国の歴史をきちんと国民に教えなくてはいけないし(新しい歴史教科書を作る会のではなくて!)、日中戦争や韓国併合などを理解した上で、いまのアジア諸国の反日運動を考えなくてはいけません。
 どの国にも言えることですが、戦争を決して美化、讃美してはいけません。戦争は、二度と起こしてはいけないのです。それこそ、ヒロシマ、ナガサキよりも恐ろしい現実が待っているのです。核兵器によって戦争を抑止できるというのも、幻想にすぎません。本当に、地球にとっていい方向に、みなが協力して改善していかなくてはいけないのです。戦争なんて、もってのほか。
 国益という狭い利益にとらわれずに、もっともっと先を見て、もっともっと、理想を現実にしていってほしいです。戦争をしたくない、平和を望む、そのわずかな願いを持つことで、世の中は少しずつ変えていくことができるのです。
 自国の利益ではなく、世界、地球をもっと考えてください。この美しい地球を、人類以外の多くの生命をもっともっと大切に思ってください。そして、傲慢にならずに、お互いに手を取って、平和を実現しましょう。
 たしかに、あの戦争のあと、長い年月が経ちました。でも、決して風化させてはならない事実なのです。いまこそ、あの戦争を、体験者の証言で、どういうものだったのかをきちんと理解しなくてはいけないのです。そのうえで、日本は靖国問題やアジア諸国との関係を考えるべきです。
 A級戦犯が合祀された靖国神社を参拝することが、どういうものか、頭の軽い政治家だってわかるはずです。それは、ナチスの最高幹部の墓をお参りするということと同じ。つまり、ヨーロッパでそれをやれば、政治生命は絶たれるということです。それだけ、周りへの配慮を必要とする行為なのです。それを理解出来なくて、どうして、政治家をやっていけるのでしょうか。
 私たちは、無神経な政治家を必要とはしていません。これから、もっともっと外交面でかなり厳しい局面にたたされるのですよ。もっと神経を使ってください。ただ単に謝る、謝らないの問題ではないのです。
 従軍慰安婦や南京大虐殺についても、公文書がないとか証拠がないという意見もあるようですが、だいたい、敗戦が決まったこの60年前の8月15日、官庁などは、すべて、占領軍が来る前に証拠書類はすべて焼き払ったではないですか。公文書の証拠隠滅は、日本の常套手段ですね。いまもやっていますよ。公文書がないのは当然のことです。8月15日に、何が起こったか、先日のNHKで放送していましたが、もっと問題にしてもいいのではないでしょうか。憲法9条の戦争放棄も、実際は、アメリカが日本に押し付けたものではなくて、日本が言い出したという証拠もあります。たぶん、それは、国体(国民体育大会ではありませんよ、国のカタチです)という天皇制を存続させるための苦肉の策だったのではないでしょうか。戦争責任、それは、明らかに、天皇制廃止と靖国神社の廃止、絶対に必要だったと思います。私は戦後生まれですが、両親の戦争体験を聞いていますから、戦争を讃美するような靖国参拝には、嫌悪を感じます。いまは右傾化が進んでいますが、本当にこれでいいのですか?国のために喜んで死ぬという国民になって、本当にいいのですか?正義というのyは、それぞれの立場で違ってくるものです。暴力で敵をねじ伏せるよりも、根気よく、会話を続けて妥協していくことのほうが私は大事だと思います。今の日本は、命をかける価値を見出せません。二世政治家の多い国、腐敗と汚職、希望を感じない政策・・・・。弱きをくじき、強きを助く・・・。年金も当てにならないのに、貯金額も制限される、なんて酷い国なんでしょうか。
 下町の心意気で宵越しの銭を持たなかったら、一体どうなっちゃうんでしょうか。
 お願いですから、もっと歴史に興味を持って、日本がどういうことをしてきたか、検証してみませんか?それから、アジア各国の非難や反日感情をはじめて理解できるのではないでしょうか。やってみましょうよ。そう、今日という8月15日は、特別な日なのです。平和への願いを改めて感じます。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1泊合宿

2005年08月12日 11時24分26秒 | 芸術

 おととい、1泊のカルテット合宿に行ってきました。場所は、神奈川県の藤野芸術の家。私たち以外は、家族連れの利用者が多かったです。宿泊施設があり、築10年ですから、去年まで使っていた埼玉のヌエックに比べたら、格段にきれいでした。でも、最上階の5階には部屋は二つだけ、エレベーターが5階まではないので、ちょっと不便ですが、構造上、しかたないことかな・・・。
 音楽スタジオはグランドピアノのあるBの部屋を予約し、初日の10時から夜9時まで、翌日は午前中は9時から午後3時まで使いました。それにしても、午前中から夜9時までなんて、今までそんなに楽器の練習したことがなかったから、大変でした。
 私は大の初見苦手なので、苦労しました。リズム感も譜読みも出来なくて、右往左往です。他のメンバーとはキャリアが違うので、努力で埋めるしかないのですが、ほとほと疲れました。でも、楽しかったですよ。モーツァルトのカルテットのベーレンライター版、後期の巻を全曲、弾いてみました。といっても、1楽章しか見なかった曲もありますが。
 9月3日が本番ですから、ハイドンのひばりも心配だし・・・。でも、モーツァルトやハイドンの時代の曲は、弾いていて楽しいですね。わかりやすいといったらいけないのですが、ブラームスとなると、頭がぐちゃぐちゃになってしまいますから。
 施設ないレストランで食べた食事のメニューは、夕食と朝食は予約制ですが、それも和食や洋食のどちらかを選ぶようになっています。夕食の和食は、野菜が少ないように感じました。朝食も、和食はやはり、野菜が足りていないみたい。栄養のバランスを考えると、洋食のほうが体にいいかもしれませんね。昼食は、ランチがとても安くてボリュームがあり、びっくりでした。
 昨日の昼食は、すぐ近くの「ぶるべの樹」のレストランで食べたんです。この、ぶるべというネーミングがとても面白くて、楽しみにしていたんです。ブルーベリーの略ですが、かわいいでしょう。今月いっぱいまではブルーベリーの摘みとりが一人千円でできるというので、午後の楽器練習を3時で終えてから、帰りに寄って、みんなでブルーベリー摘みをしてきました。園内食べ放題で、お土産用の小さい容器にも入れて持ち帰りが出来、さらにほしい人は、100グラム200円で追加できるんですって。このブルーベリー、とてもおいしいんですよ。とても粒が大きいんです。すっぱいのもありますが、けっこう甘いのを見つけて、せっせと食べて容器に入れて、持って帰りました。レストランのメニューも、芸術の家の食事よりもおいしくて、また食べに行きたいと思いました。夜は、6時までの営業なので、夕食というわけにはいかないのが、ちょっと残念。食事の後にいただいたデザート、ブルーベリーの生の実を洗ってグラニュー糖をまぶして冷凍庫で凍らせたものだそうで、とてもおいしかったです。簡単なので、ぜひためしてみてといわれ、持ち帰ったブルーベリーの半分をそのようにしてみました。とにかく、目にいいから、私にはありがたいですね。急に楽譜がよく見えるように、ならないかなーーー?!
 じっくり、楽器に取り組んだ2日間でした。日ごろ、余り練習していないのを反省しました・・・。スタジオ賃料と宿泊費、昼食、夕食、朝食入れて、1万円ジャストくらいの値段でした。公共の宿ですから、割安ですね。さて、来年は、ヌエックとこちらと、どっちが合宿場所になるのでしょうか。こちらのほうは、予約が取りづらいみたいですが。音楽の練習以外でも、キャンプもできるし、陶芸や工作などの体験教室もあるので、ご家族で夏休の思い出作りに、いいと思いますよ。あまり遠出しなくても、楽しめるのがいいですね。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする