昭和歌謡って、だいたいそういうものでした。子供は内容がよくわからないまま、口ずさんでいた。
今の歌謡界って、若い子が大勢歌って踊ってって、ああいうのはお遊戯みたいで私は好きじゃない。大人の歌が好き。昨日、徹子の部屋で小柳ルミ子が出ていました。彼女も、大人の歌を歌います。これからもがんばってほしい。集団で歌って一人になると歌が下手な奴に、負けるな?!まあ、競争ではないです。自分の世界を多くの人に伝えてほしい。
ここ最近、テレビで中島みゆき、松田聖子、郷ひろみの歌の特番を見ました。彼らは(彼女ら?)本当に素敵に年を取っています。郷ひろみは、本当にいい歌に恵まれていますよね。特に、哀愁のカサブランカが大好きです。懐かしいなあ。82年といえば、私が結婚する前。亡夫が酒好きで毎晩のように、飲み歩いていました。私は私で、養成所仲間と下北沢や新宿ゴールデン街で飲んでました。ゴールデン街は、たいていは異邦人や、にらいかない。当時、今と違って焼鳥屋ではないけど「花梨」という店があって、ママがいつもこの「哀愁のカサブランカ」をずっとかけていました。
大人のバラード、たまりませんね。
そして、松田聖子も歌に恵まれていたし、彼女自身も作るようになった。彼女の世界も好きです。正直、郷ひろみとの結婚がなくてよかったと思います。本当に好きな人とは、結婚したい方がいいと思う(私の意見ですが)。だれもが、「あんなに愛した人はいない」という人がいるんじゃないかな。それが人生です。だからこそ、お互いに歌の道を究めることができたのです。
みんな、素敵に年齢を重ねています。ワインのように熟成しています。それが大人の世界。若いころにはわからない、大人の世界です。AKBとか大勢で歌うのって、大人じゃないよ。