ツアー五日目の朝、クルーズ船を離れ以後はバスと飛行機による移動
になります。
◆離船前のクルーズ船のロビー
110名の乗客分のキャリーバッグが並んでいるとなかなか壮観です。
◆船着き場近くの建築現場
かなりの高層建築も、壁は煉瓦を積み上げて作っています。
骨格となる柱・梁も建物の規模の割には細く見えたのですが、強度は
大丈夫なのか?と心配になります。
中国旅行の際にもこの手の煉瓦積みを各地で見ましたが、この技は中国
の専売特許ではなかったのですね。
アスワンハイダムへ向かう途中で、”未完のオベリスク”を見学します。
古代エジプトの石切り場です。
◆未完のオベリスク
石を切り出し中に折損してしまい、以後切り出しを放棄してしまった
ものだそうです。
◆丸石
石を切り出す際に、鑿を打つのに使用した石です。
持ち上げてみるとズッシリと重量感があります。
◆石切り場近くの風景
アスワン・ハイダムの途中で”アスワンダム”の側を通りますが、
警備上の理由でバス内からも写禁です。
何せ、エジプトでは、重要施設・設備は警備会社や警察ではなく、
自動小銃装備の軍が警備をしていますから。
◆アスワンハイ・ダム
アスワンハイダムは写禁ではありませんが、ビデオ撮影は禁止されて
います。
最近のカメラは、殆どの機種が動画撮影機能を備えていますから、
このルールは無意味なような気もするのですが。
◆ 同 2
手前側がダムの堰堤です。
◆ 同 3
堰堤の中央部は、公園風に整備されていて植え込みがあったりします。
◆モニュメント
ダム横に建てられた記念碑です。アスワンハイダムは旧ソ連の支援と
技術で建設されましたので、この記念碑はエジプトとソ連の友情を象徴
するものだそうです。
◆ナセル湖
アスワンハイダムの建設によってできた広大な人造湖です。
ナセル大統領(いまでもエジプト人に慕われているそうです)が
推進したプロジェクトだったので巨大なダム湖には、その名が冠
されています。
◆ 同 2
アスワンハイダムの建設による効果・影響には
①農業用水の安定供給が可能になり、沃土を活用できることとなった。
②巨大なダムにより、気候変動が起こった。(多分、雲が発生しやすく
なったのだと思います)
③貴重な遺跡が水没した。
④ナイル川流域では地下水の水位変化があったため、遺跡が傾いた。
などなどあったそうです。
さて、アスワンハイダム見学の後は、観光バスでサハラ砂漠をひたすら
突っ走って”アブシンベルの街へ向かいます。
(ちなみに”サハラ”というのは、砂漠とか荒野とかいう意味らしいです)。
サハラ砂漠➡砂漠砂漠
ダム建設で水没しそうだった遺跡をユネスコが”人類全体の遺跡”を保護
しようということで、解体・移設した大遺跡を見学する予定です。