TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

夢の続き?横岳硫黄岳

2015年08月13日 | Weblog
あれ?これは夢の続きなのか…

ちなみにティンカーベルBLOGは今日で丸10年です。今後もよろしくお願いします。

では、10年目のお話いきます。
なぜか親戚の兄弟から別々に山行のオファーが入りました。それも同じ日なんてさすが兄弟。
さてどこの山にしようかな。
天気予報を見ると、どこの山域も曇りがちで、ところによっては雷雨という感じ。北アルプス予定してたので、彼らにもその美しさを見せてあげたいと思いました。でも、よく考えてみたら素人向きではないな…。
行程も時間的にも厳しい登山になること間違いなし。なので、直前に行き先を八ヶ岳に変更しました。
仕事終わって帰宅してから、何も用意してないところから準備したので出発が遅くなってしまいました。
高速道路上のサービスエリアで待ち合わせします。天候の崩れを想定して早立ちするため、午前3時の集合とします。
ところが僕の到着は午前2時。1時間の睡眠はちょっときついなぁ…。でもまあ今日はさほど長い行程ではないので、まあ行けるでしょう。

あっという間に3時。
兄弟たちが僕の車に気づいて起こしに来たのと同時に目覚ましが鳴りました。
『おはようございます。今日はよろしく』いつもながら、登る前は元気なものです。
さて、今日登るのは八ヶ岳とはいえマニアックな 杣添尾根(そまぞえおね)から直登する横岳と、出来れば硫黄岳のピストン。本当は本沢温泉側に降りたいけど、車のデポが面倒なのでそれはまた次回としましょう。

しっかりとした駐車スペースに車を停めて登山開始です。
まあまあの展望、曇りがちなので暑すぎず日焼けもそれほど気にしなくても良さそうです。はじめスローなペースで身体を馴染ませるように先行します。のっけから飛ばすと必ず後でダウンするので抑え気味にね。
15分先に出た2人組みに追いつきました。大休止のようです。こちらはスローなので長い休みは必要なく、そのままパスします。

やがて稜線に出ました。
正面の阿弥陀岳がすごい。
連れの2人にもこの感じを分かって欲しいですね。三叉峰の直下から横岳方面を覗くとなかなかよろしい岩稜帯です。ここを行くのですが、当然落ちたらマズいけど高度感を感じるところもほんのわずかなので、問題ないかな。
岩に掴まりながらの登山も男にとっては楽しく感じるかもしれませんね。2人にとってはどう感じただろう。
北アルプスの岩稜帯に比べると子供騙し程度だけど、八ヶ岳は花あり温泉ありでコンパクトにギュッとつまっていて気軽さも魅力だと思います。
横岳の山頂は狭いけど、ここで食事しました。1人の時はあっという間の食事タイムだけど、数人でパーティー組むとこの時間も楽しいですね。だいぶマッタリしてしまいました。
さて、ちょっと時間が予定より押しています。この先に硫黄岳山荘があるので、そこまでは行きたいな。
山荘に立ち寄りトイレを拝借すると、なんとウォッシュレット。山小屋も進化してますね。ここは協力金を支払って気分良く使わせていただきます。

硫黄岳は目と鼻の先です。山頂に行ってみたいということで、天気が不安でしたが素早く行動することにしました。けっこう2人とも頑張って登りましたね。
でも、『山頂は行かなくてもいいかな』なんて言われなくて、ちょっと嬉しかったです。
富士山から山に入ってきた2人にとって、だんだんと本当の山の美しさを理解してもらえるといいなと思います。

来た道を戻り、尾根を下り始めたら2人ともやっぱり膝にキテるらしく、動きがぎこちないですね。
やがて雨が降り始めついには本降りになりました。今日は風もなく、すでに樹林帯なのでカッパなしでもいけるかな?と思いましたが、やっぱり無理でした。高度はまだ2300mを越えているので、油断は禁物ですね。
さらに降りてくると2人は遥か後方に… 待つ間コーヒーを入れてオヤツタイムしていました。降りて来た2人はけっこういっぱいいっぱいな顔です。
累計標高差1500m、距離15kmは決してハードではないけれど、それなりに本格的だと思います。
これをきっかけに自分でも山に対してアクション起こしてくれると嬉しいかな。

下山後の温泉は身体に染みました。

帰りの車の運転で夢の中を漂っているようで、何度も仮眠と休憩を繰り返し家に着いたのは午前3時半でした。すぐに床についたものの、あっという間にまた朝です。
これは夢の中なのか現実か分からないまま、また仕事に出ていく自分がいました。
コメント
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