斜めのテントはさぞかし辛かろうと思いましたが、大いびきで豪快に寝るE君。

片付けているうちに辺りはすっかり明るくなってしまいました。


まずはトレイル本線に戻ります。

しばらくは砂利道。

沢が現れたりします。

さらにどんどん行きます。

3時間半かかって「うそのくち塚の本」に到着です。

どこでも座れる人。

凄い雲が湧き上がっています。

米も収穫の時期ですね。

どこでも座れる人、二人目。

影が伸びてますね。

休憩の回数が増えてきました。

あとは舗装路を下るだけ。

10時間30分経過。はいゴールの松原湖。
さすがです。
きっと炎の肉じゃが事件の夢を見ているんじゃないかな?
晩ごはんを食べたらやる事がないので寝ます。
まあ、寝るといっても明日の行程の確認や今日の写真の整理、記録のための記憶の整理などやりたい事はそれなりにあります。
たいていはちょっとそんな事をしているうちに睡魔がやってくるのです。
でも、今夜は寒すぎ。
持ってきたものを全部着込んでシュラフに潜り込みます。もちろん頭までスッポリ入って、ドローコードを限界まで引いてほんの3センチぐらいの空気穴にします。
たぶん19時には寝たと思います。
なので起きたのは23時。
やっぱりな。
とりあえずもう一度寝ます。
次に起きたのは午前1時半。
一度外に出て星空撮影します。
あまりうまく撮れず数枚で終了。身体も冷えてきたのでテントに帰宅しました。
帰宅時間は午前2時30分、あと1時間寝て起きます。
二日目は長いので5時スタートと決めました。
起床は3時30分で間に合うかな?
3時30分、スマホのアラームが鳴りました。
隣の家のE君に声をかけます。
眠りが深いところだったみたいです。
まず食事。
朝は時間がないので、フリーズドライのカルボナーラパスタにキャベツとウインナーを追加したものにしました。
ご飯と違って早く出来るのがいいですね。

片付けているうちに辺りはすっかり明るくなってしまいました。
昨夜のうちにやっておくべき事、やらない方がいい事ってあります。
僕の場合、ザックの中身の整理はしないまま寝ます。絶対また出して片付けることになりますから。
E君は水の浄水(ここの水場は池の水です)に時間がかかり、結局1時間遅れの6時スタートとなりました。
二日目の行程は休憩を考えずにおよそ10時間という長い道のりです。
なるべくスタートは遅くならない方がいいですね。

霜が着くほど冷え込みました。
今朝の気温は4℃です。
さ、行くよ!

まずはトレイル本線に戻ります。
昨日迂回を余儀なくされた大河原峠まで行きます。
今朝は快晴。
E君はしきりに快晴を喜んでいました。
コースは「うその口」までずっと下りです。
ずっと下りっていうのも苦痛を伴いますね。

しばらくは砂利道。
どんどん行きます。

沢が現れたりします。

さらにどんどん行きます。

3時間半かかって「うそのくち塚の本」に到着です。
そろそろ休憩しますか?

どこでも座れる人。
はっきり言ってロングトレイル向きです。

凄い雲が湧き上がっています。
疲れてきました。

米も収穫の時期ですね。
黄金に光っています。
そこだけ何故か縞模様の「タカノハススキ」がありました。

どこでも座れる人、二人目。
大切に背負ってきた「特製メンチカツパン」食べます。
靴脱いじゃってます。

影が伸びてますね。
歩いてきた道も伸び〜てますね。
すでに9時間以上経過しています。
ここをずっと歩きながらE君は『この道をトレイルに決めたヤツが憎らしい』と言ってました。
疲労感もMAX。

休憩の回数が増えてきました。
最後の一回曲がるところで再び休憩です。
大丈夫か!? E君頑張れ!
僕『ねえ、今来た道を戻って白樺湖まで行ったら100万円って言われたらやる?』
E『いやだね、無理。100万じゃやらない』
E『いやだね、無理。100万じゃやらない』
僕『じゃ1,000万!』
E『や、ら、な、い』
僕『俺、1,000万なら躊躇なくやるな。いや、50万でもやる』

あとは舗装路を下るだけ。
さよなら八ヶ岳、また逢う日まで。
次回は感動のラストトレイルになると思います。

10時間30分経過。はいゴールの松原湖。
駐車場には僕の車と、その脇に消防の指令車。
ドクターヘリが今まさに着陸するところでした。
きっと何かがあったんだな。
無事でありますように⋯。
僕『すみません。救助の邪魔になるようなところに置いてしまって⋯』
消防『いえいえ、急遽ここに着陸させることになりまして⋯ ヘリの風で小石が飛んだりしてキズが付かないようにと思いまして、すぐ脇に停めさせていただきました(ガードしてくれた)』
う〜む⋯
そこまで考えてくれたなんて。
ありがとうございます。
さて、E君。
感想はいかがでしょうか?
今回は付き合ってくれてありがとうございました。
でも、やっぱり疲れましたね(笑)
おしまい。
歩行距離 38.2km
累計登坂標高差 +978m
所要時間 10時間35分
55,700歩
2日間合計
歩行距離 62.8km
2日間合計
歩行距離 62.8km
累計登坂標高差 +2,520m
所要時間 19時間50分
93,100歩