皆さんは三連休をどのようにお過ごしになりましたか?
新型コロナウイルスが再び猛威を振るう中、感染拡大防止の意識が少々薄くなってしまっているような気がします。
緊急事態宣言を再び発令する事によって生じる悲劇というものも否めず、経済を止める事はやっぱり出来ないと思います。
自分の家族や身内が仕事を失うこと··· 実際に直面するとなるとため息だけでは済まないでしょう。
特効薬が出来るまで、このまま何とか自衛していくしかないのかもしれません。
当店におきましては、次回のご予約をお取りになられてお帰りになるお客様のおかげで、何とか生活出来るレベルは保たせて頂いております。
今出来る全ての手段でしばらく耐え忍ぶ覚悟です。
今週は仕事による疲労感が激しく、また乾燥が進んできたせいもあるのか手のアレルギー反応が強く出ています。
さらに嫌なことに左手親指の関節が変形を伴いながらバネ指と化してしまいました。
とりあえずテーピングをして同じように耐え忍ぶだけです。
いずれ固まって痛みも遠のくと思います。
前置き長すぎました。
体力作りと話題作り、さらには気分転換のためにも山やウォーキングは続けています。
今週は人との接触を避けるべく、ベストシーズンを外して歩く山を選びました。
久しぶりに千葉の低山歩きです。
前夜のスタートは23時とかなり出遅れましたが、のんびり走って和田浦のお花畑バス停のところにある「市営花園駐車場」に午前1時30分に到着しました。
今夜はここをねぐらにします。
さすがに南房総は暖かく、いつものシュラフでは暑いぐらいです。
でもこれしか無いので首を閉めずに潜り込みました。
起床は6時30分。
チャック全開のシュラフに入り込む冷気と、道路っぱたなので車が往来する音で目が覚めました。
珍しく目覚まし時計が鳴る前にスッキリ目覚めました。
スッキリしたのは目覚めだけで、指は硬く固まって浮腫んでいました。
ま、ガッカリしても治らないので楽しいことだけ考えます。
今回は単独ですから、アバウトに行きます。
起きたらコーヒーを沸かしてポットに詰めました。
朝ごはんは前夜にスーパーで買ったサラダスパゲティーです。
食べたいものを摂る。
山でのマイルールです。
珍しく栄養ドリンクまで飲みました。
まず、登山口へ向かいます。
花嫁街道登山口です。
先行の方かな?
一台停まっていました。
駐車出来るスペース全部を使って真横に停めてあるので、ここには停められそうにありません。
もう少し奥に一台だけいけそうなスペースがあり、そこに駐車しました。
「花嫁街道」は和田浦歩こう会の方々によって約50年前から整備されている大切な里山です。
さて、どんな風になっているのかな?
花嫁街道について少し説明しますと···
岩崎元郎さんが選定した新日本百名山のひとつに選ばれており、房州では人気のハイキングコースとなっています。
昔、花嫁行列が通ったという言い伝えによりその名がつきました。
もちろんこのあたりは花の生産地で麓には冬でも花畑が広がるのです。
7時10分 スタートしました。
登山口の写真を撮ろうとすると、ファインダーの中に人影が入り込みました。
挨拶をしようとすると様子が変。
なんと、額から流血しています。
『切っちゃいました』という男性はトレラン仕様のコスチュームでした。
『だ、大丈夫ですか!』
僕が声をかけると
『枝でやっちゃったんです。転んではいないですよ。頭なので出血が多くて見た目すごいですけど大丈夫です』
と言っていました。
洗おうとしたのか設置されているトイレの戸を開けてましたが、水道が無いらしくそのまま下って行きました。
今回も「こんなところで」という教訓を感じました。
今朝の気温は11℃です。
暖かいですね。
それでは一気に見どころの写真を掲載していきます。
登り始めるといきにり倒木が。
去年の台風被害の爪痕かな?
草木は低山らしく鬱蒼としています。
かつての登山道は下側を通しており、見上げるとかすかに梵字が読み取れたようです。
風化が進んでしまい、現在は見えません。
落石の危険から今は尾根道になっているとのことです
水場なのかな?
じがい(自我井)水は山中の隠し田の水利に使われたとの説もあるとのこと。
どこから水が出ているのか確認していません。
第三展望台があるってことは、第一第二もありました。
素晴らしい景色··· とは言えませんが、晴れていれば青い海が見えていたことでしょう。
8時20分 烏場山山頂です。
花嫁街道を上り詰めるとここに着きます。
なんと新日本百名山に選定された山です。
標高は265mですが、深田久弥の日本百名山と異なり「登りやすい山」を選定しているとか。
花嫁街道にちなんでか「縁結び」の山でもあるようです。
花嫁街道で登ったあとは花婿街道で下山します。
旧烏場展望台です。
なぜ旧になってしまったのかな?
さらに下ると「見晴台」
ここが一番開けて見えました。
9時13分 金比羅山
一峰越えます。
そういえば第二展望台の先に見たことがない群生がありましたっけ。
珍しいほどの群生らしく、硬い木なので桟橋に使ったりするために植林したものがはびこり、群生したということです。
マテバシイの純林(その種だけで構成されている森)は非常に珍しいのです。
9時20分 そして「黒滝」
9時20分 そして「黒滝」
急な階段降りていきます。
落差9mで、房総半島では珍しい一本滝です。
水は低山らしい色でした。
下山するとサザンカが目立っていました。
この時期咲いている花はこれぐらいなもんです。
そういうことで、山中誰にも会いませんでした。
9時35分花嫁街道登山口到着
初めて登山靴に履き替えるのを忘れて登った山。
バイオトイレあり。
新日本百名山
新関東百名山
8.3km
2時25分
14,000歩
高塚山へ移動してその2に続きます。