先週板じまいしたはずなのに、何もやる事が無く、ただだらだらと休日を過ごしてしまいそうで怖くなりました。
月山ペアリフトまで一度も雪を踏むことなく行けます。
朝から小雨。
遠くから見る山の雪ってきれいだけど、実際はこうです。
激しく薮が起き上がってきていて、大斜面にアクセスするトラバースに乗るにはハイクアップするしかないのです。
リフト上駅にはまだ雪が着いています。
板を外して座面に載せ、上から腿で抑えました。これが僕にとって一番楽でした。
乗り場はこんな感じ。
出だしは優しそうに見えますが、どんどん深くなったりピッチが狭くなったりします。
しかし、ここのところの忙しさでものすごく眠い。
仕事終わって自宅に帰ると、マッサージチェアで午前1時まで寝ていました。
少しすっきりしました。
風呂入って上がると2時。
もう行かないはずの月山の天気予報を見ていました。
『水曜日は晴れるのかぁ』
そうだ、だらだらやろう。
どうせ家にいてもだらだらするんだ。それならスキー場でだらだらしたらいいじゃん。
ホテルマイカーでぐっすり寝て水曜日に楽しめば満足するかもよ。
一度片付けたスキー道具をまたすべて積み込むのはめんどくさいし時間かかりました。
行かないつもりだったので、ガソリンも入れてない。
すべて準備が整ったのが午前3時40分。
ここから約5時間の運転です。
ちょうどオープン時間に間に合うぞ。
月山ペアリフトまで一度も雪を踏むことなく行けます。
これっていい訳じゃなく、つまり帰りも歩くしかないって事です。
もう一つ行きたかった理由としては、先週雨じゃなかったら月山で滑るかもしれないと思って、板にワックスを丁寧にかけてしまったからです。
このシーズンのワックスは柔らかい春雪用だと、樹木から出る樹脂に黄砂や泥が混じってこびりついてしまいます。
むしろ硬いワックスを入れて、スクレイパーで丁寧に削り落としてからのしっかりブラッシング。これが一番まともに滑る気がします。
リキッドワックスは塗った瞬間激しく滑って危ないので、よっぽどのストップ雪じゃないと僕は使いませんね。
朝から小雨。
日本の予報サイトはオールはずれ。
てんきとくら○の判定はAランク。
でもウインディのECMWFは晴れ間ありの曇り時折雨、少し強まる時間ありでした。
当たっています。さすが世界一の精度を誇るヨーロッパの中期予報。
のんびり支度して9時過ぎから滑走開始しました。
遠くから見る山の雪ってきれいだけど、実際はこうです。
こんな風になっても滑る人は間違いなく変態です。そう、僕も変態なのだ。
こんな雪、ただ滑っても全然面白くないけど、コブを覚えてからはとても楽しいのです。
月山といえばコブです。
激しく薮が起き上がってきていて、大斜面にアクセスするトラバースに乗るにはハイクアップするしかないのです。
リフト下駅は今日から板持ち乗車。
なんで今日からなのー。でも昨日の画像見て『これはもう無理だな』と覚悟していました。
リフト上駅にはまだ雪が着いています。
でも板を外さないでトラバースに行くにはカニ歩きで登るしかないです。
3通り試しました。
板履いたままカニ登り、板担いでツボ足、登山道の石畳を直登してから板を履いて滑ってトラバースに入る。
結局ツボ足が僕らテレマークには一番都合が良いです。
板を外して座面に載せ、上から腿で抑えました。これが僕にとって一番楽でした。
居眠りできます。
さて、雨の状況はご覧の通りずぶ濡れ。
今期一番の降り方です。
土砂降りに近い時間帯もありました。
乗り場はこんな感じ。
たぶん明日には田んぼのようになるでしょう。嫌だなぁ。
帰ろうかなぁと思っちゃいます。
もうコブはほとんど選べません。
もうコブはほとんど選べません。
滑りやすいビギナー向けはもう無いです。
深いしデカい。
出だしは優しそうに見えますが、どんどん深くなったりピッチが狭くなったりします。
テレマーカーは僕一人でした。
カッコよくはまだ滑れないけれど、春のコブはだいぶ通せるようになりました。
人間何でも根気よくやれば出来るようになるもんだなと、ようやく今シーズン思えて来ました。
それもこれも仲間たちのおかげです。
一緒に悩み、一緒に激しく転び、お互い励まし合ったおかげです。
みんな、ありがとう。
楽しくなってきたよ。
15時を回ったところで雷雲が近づいて来ました。
山の雷は恐ろしいので、退散することにしました。
僕としては今日はまったり滑りました。疲労感もあまり無く、ほんと楽しめました。
道具を片付け終わったところで激雨になりました。
あーぁ、これでリフト乗り場は完全にアウトだな。
じゃ、温泉に行ってきまーす。