TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

宝篋山から筑波連山笠間アルプス雪入山周回大縦走 その2

2021年05月23日 | Weblog
湯袋峠を抜け、上曽峠を越え、きのこ山に到着しました。
時刻は17時45分。

ここで夕食にしました。
僕はそば飯。
具材は乾燥野菜、オイル漬けのシーチキン、桜えびです。
焼きそばは最近発売された袋麺、ご飯はパックライスをほぐしてフライパンで炒めるだけ。
シーチキンのオイルが調理油になってます。
E君は大盛りカレー。
ご飯に対してカレーが少なすぎたようです。
こんな時のためにちょっとした調味料があるといいですね。

とっぷりと日が落ちたので、今日はここで朝まで待機する事にしました。

きのこ山は東屋があるので雨でも都合よいです。

そして翌日も雨。身支度を整え食事をとりました。
僕はアルファ米で牛丼。E君はなんだっけかな。たしかスープパスタ食べてたような···。

5時15分再スタートです。

足尾山を越えて···

7時05分丸山。


丸山は2機ある奥の風車の裏に山頂があります。
細く薮っぽい道を登ります。


そして次は加波山に向かいました。
本州では標高600~1600mにしか生息しないブナが現れてきました。

この辺りでは筑波山と加波山ぐらいしか生息していないのですが、温暖化でその成長が悪くなっているんだとか。


加波山への登りはキツいです。
E君は登りに強いので、もう何度も離されて彼の背中を見ながら喘ぐのでした。


加波山の山頂はここ。
7時45分。

いくつかの神社があり、本殿、拝殿の見取り図がありました。

雨は本降りとなり、湿度は100%。
濡れていないものも濡れてくるような感覚でした。

さて鬼門の燕山ですが、以前登った時はキツかった記憶しかなく、通過に覚悟がいりました。
でも、北上ルートだと燕山からの下りが長いだけです。
雨と泥で滑りやすく、時間がかかります。
背中に重い荷物を背負いながらゆっくり降りるのはとても筋力を使います。


10時35分 雨引山。
ここまで来ると連山縦走も終わりが見えてきます。


11時30分 御岳山。
東屋があり、しばらく休憩します。
少し下ると「不動滝」がありますね。

飲むには浄水器を通した方が良いと思います。野生の方はそのままどうぞ。
一応ひしゃくと湯のみが置いてあります。
どなたがどういう目的で置いたのかは不明です。

ここで泥だらけなところを洗いました。
タオルも人間の顔を拭けるレベルではなかったので、ゆすいでから顔を拭いたらちょっとだけさっぱりしました。


登山口(岩瀬側)に吐き出されました。
やっとこさ宝篋山からの筑波連山縦走の終了です。

笠間アルプスまでしばらく一般道を歩きます。
水や食料を買い足すことになっています。
願わくば昼食をどこかで取れると良いなと考えていますがなかなか出てきません。
誰かが作ってくれたものを熱いまま食べたいのは山で過ごした人の共通の欲求です。

2人で『何食べたい?』とか『俺はカツ丼だ』とか『そばかラーメンか』とかいろいろ言っていました。

濡れた路面を大型トラックが思い切り飛沫を上げて通り過ぎて行きます。
でも、大型トラックやトレーラーのドライバーはみんな少し避けるようにして通り過ぎてくれます。

こうして見てると「スマホ」いじりながら運転している人の多いこと多いこと。
若い人と女性に多いと思いました。
大胆にも通話しながら運転するのも女性が多かったです。(この日はそう感じただけで、深い意味はありません)
とにかく事故のないようにお願いしますね。

しばらく歩くとパチンコ屋さんが見えてきました。
『おお!もしかしてここなら食事できるかもよ』
パチンコ屋さんの駐車場に大きなザックを背負った怪しげな2人が入っていきます。
『おお!ラーメンとかそばとかあるでぇ〜』
外から覗くと誰も居ません。
『よっしゃ!いくでぇ〜』

『んちわぁ〜。ここに荷物置いてもいいですか?』
するとそこのお店の「昔はお姉さんだった女性」が『え?ああ、うーん、いいですよ』
と、あまりの場違いな2人に仕方なくといった感じで頷いてくれました。

『何やってる人たち?』と聞かれ、
『山から降りて来ました。食事させてくれるところを探しながら歩いてきたらここがあったもんで···』と答えました。
昔お姉さんだったそこのお店の女性は、少し納得したような表情をしました。

すかさず僕は『パチンコでスらないとここに入ってはいけないとかですか?』とニヤニヤしながら聞くと『いえいえ大丈夫、やらなくても来てください』と笑いながら答えてくれました。

僕は「肉味噌ラーメン」E君は「うどん」だったかな?
とにかく食べるのに一生懸命で、自分以外は見えてません。

そして図々しくも『お姉さん、お水貰っちゃってもいいですか?』とプラスチック水筒を出して中の古い水を捨ててもらいました。
普段から昔のお姉さん方の髪をやりながらお話しているので、そこら辺はどうやら得意なようです。

『お水まで貰っちゃったのでお釣りはポケットに入れて下さい』と言うと『ダメダメ、それはダメなのよ』と言ってきました。
おそらくパチンコ屋さんの決まりなんでしょうね。
『じゃ置き忘れということで』とニヤニヤしながらお盆の上に置いてきました。

僕らが食べ終わると、あとから数人のお客さんが入ってきました。
すれ違うように外に出ます。

ちなみに店内はプラスチック板で仕切られ、一席空けての営業でした。


満腹になった僕らは再び雨の中に消えて行きました。

歩いてきた山並みが見えます。
思えば遠くへ来たもんじゃ。
疲れも溜まってきてE君はしきりに足を気にしています。
何度か休みました。


16時40分 やっと吾国山登山口に着きました。
けっこうな急坂をヘタばりながら登り詰めていくと「カタクリの群生地」がありました。


その3へ続きます。


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