知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『視力5.0のヒトはいるか、動物は?(謎が深まり・夢が残った)』ーシンガポールに近い、インドネシアのバタム島での貴重な体験ー

2020-11-18 07:34:29 | 人間・人類

   『視力5.0のヒトはいるか、動物は?(謎が深まり・夢が残った)

   ―シンガポールに近い、インドネシアのバタム島での貴重な体験

バタム島 シンガポールの南海岸から約20キロメートルのリアウ諸島内に位置しており、自由貿易地域に指定されている。バタム島の人口は110万人を超えており、その大部分がマレー人 (85%) と中国人 (14%) であるが、少数の土着のラウトロ族も島中に住んでいる。

昔、インドネシアのバタム島のゴルフコースでプレイしたことがあります。 若い女の子のキャディが、遥か遠くのボールを見つけるのに驚き、現地の方に聞いてみますと「視力5.0」と言われました。

 

先ずウエブ情報です。

視力5.0というのは、実際あり得る話だと思います。


視力検査の際に使われている検査表では2.0までしか計れないものが一般的ですが、これは2.0以上の視力を測定しても"あまり意味がない"ということだと思います。(視力が1.0前後あれば十分日常生活は可能ですし)

ちなみに。「視力」というのは、「離れた二つの点を識別する能力」のことです。日本で一般的に使われている視力検査表(C型マーク(ランドルト環)を用いているもの)では、切れ目の部分の間隔がすなわち「離れた二点の間隔」と考えられます。

具体的に挙げますと、「視力1.0」の人というのは、「5m先にある1.5mm離れた2つの点を識別できる」となります。
これを基にしますと、「視力5.0」の人というのは、「5m先にある0.3mm離れた2つの点を識別できる」となるそうです。

霊長類ではヒトは、他の霊長類・サル類より視力はよく、それでも猛禽類には、とても敵わないと言われています。 が、動物の視力測定は難しそうです。

 

デジタルテレビ映像も、デジタル写真のスチール画像も、ムービー画像においても、際限のない画素数増の競争が続いています。  一般には画素の「数」に拘泥しますが、メーカーも、ユーザーも画素・撮像素子の大きさも考慮して貰いたいものです。

 

大きな画素と大画面は「メーカーは生き残りのために『一見、または部分的にはエコ』をいつも、『全体的エコ』のように宣伝する」が、これは如何と、問いたいと思います。

 

大画素数とヒトの目の視力の限界を比べ、その画素数増競争と大画面化は本当に「エコ」時代の中で正しいのか考えてしまいます。

 

今日の家電量販店のメインエントランスのフロアは、高性能・高機能化するスマホ&パソコンに占拠され、 日本の住宅事情では不必要なほどに大型化されたテレビは、その上か下のフロアに「格下げ」されています。

 

展示されているのは大半が4K(正確には4K2K)テレビです。  これらの4K テレビでは鮮やかで目立つ映画映像が映され、主流ではなくなった、ハイビジョンテレビや、フルハイビジョン(2K1K)には、ソフトで、比較的目に優しい普通のテレビ放送映像が映されている。 売るための作戦も見事です。

 

韓国LG電子は、すでに有機ELテレビを販売しています。 これもギラツク鮮やかな映像でした。 このギラツク映像は、ソフトでも加工ができそうです。将来の8K4K テレビとすでに販売された4K有機ELテレビの普及で、どちらが先になるか、興味津々です。

 

キャプションからは外れますが

このLG電子の元気さを見て、思い出しました。韓国勢の元気さは、原発にもあります。 今年33日に原発輸出をサウジと調印、これがなんとスマート

原発、空冷型原発2基、将来は17基にとありました。

これはトップセールス・ウーマンパワーの賜物です

 

昨年325日の日立社のプレスリーリスで「原子炉自然冷却システムの実用化に向けた空冷技術を開発」とありました。   あれから一年・・・。 

 

視力と同様に、不断の努力が欠けると追い越されるのが「技術」と「営業力」です。

 

この空冷でもさえも、使用済み燃料の処理問題は残ります。 

 

視力と同様に、為政者には、遠くを見据えた超長期のビジョンをもって欲しいものです。

            (20150709纏め、20190312改追補 2020118追補 #092)

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『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 5)』―スペイン風邪よりも厳しそう、ワクチンなしでは自然終息頼り―  

2020-11-14 17:15:17 | 政治・経済

『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 5)』

―スペイン風邪よりも厳しそう、ワクチンなしでは自然終息頼り―   

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者増加率(9ヶ国と世界)

世界中が増加傾向の中でも、最近のデータが大変心配、米州の米国・ブラジルが急増、欧州も増加傾向。

  中国 台湾 日本 韓国 インド スウェーデン ドイツ 米国 ブラジル 世界
202002 55 1 2 57 0 1 2 0 0 11
202003 57 13 15 191 0 399 739 497 22 104
202004 58 18 111 210 24 2,010 1,899 3,142 368 403
202005 58 19 133 224 132 3,675 2,166 5,349 2,188 771
202006 59 19 147 250 411 6,700 2,319 7,826 6,437 1,314
202007 61 20 267 279 1,188 8,931 2,491 13,579 12,279 2,219
202008 62 20 537 389 2,624 8,341 3,184 18,171 18,171 3,243
202009 63 22 656 464 4,511 9,223 3,452 21,725 22,476 4,333
202010 63 23 794 517 5,896 12,779 6,192 27,333 25,953 5,866
202011 64 25 896 549 6,325 16,968 8,965 31,423 26,699 6,771

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移(東アジアの4カ国)

日本・韓国の悪化が心配、特に日本、中国・台湾はほぼ、抑え込まれている。

  中国 台湾 日本 韓国
202002 55 1 2 57
202003 57 13 15 191
202004 58 18 111 210
202005 58 19 133 224
202006 59 19 147 250
202007 61 20 267 279
202008 62 20 537 389
202009 63 22 656 464
202010 63 23 794 517
202011 64 25 896 549

11月14日のデータからですが;

ドイツ・スウェーデン・米国・日本がこれから、いかに収まるか。 スウェーデンの『集団免疫戦略』から『PCR検査拡大・追跡・隔離』を進めたが、これが、どのように功を奏していくか、結構心配です。 特に優等生国ドイツが、第2波の悪化が心配。

 

                    10月度の前月比  11月14日現在(半月経過後)と10月度末比

ドイツ     179%       145%(1カ月換算:190%)

スウェーデン  139%       133%(1カ月換算:166%)

 

米国      125%       115%(1カ月換算:130%

ブラジル    115%       103%(1カ月換算:106%)

 

台湾      108%       109%(1カ月換算:118%)

中国      100%       102%(1カ月換算:104%)

韓国      111%       106%(1カ月換算:112%) 

日本      121%       113%(1カ月換算:126%)

インド       107%       107%(1カ月換算:114%)

 

世界       135%       115%(1カ月換算:130%)

      

人口100万人あたりのCOVID-19の死者数推移(9ヶ国と世界)

世界中が増加傾向の中でも、最近のデータが大変心配、米州の米国・ブラジルが急増、欧州も増加傾向

  中国 台湾 日本 韓国 インド スウェーデン ドイツ 米国 ブラジル 世界
202002 1.97 0.04               0.37
202003 2.31 0.04 0.44 3.18   14.46   9.58 0.75 4.96
202004 3.22 0.25 3.28 4.84 0.78 243.78 75.05 184.19 25.72 29.23
202005 3.22 0.29 7.04 5.29 3.74 435.18 101.45 313.54 135.65 47.41
202006 3.22 0.29 7.69 5.51 12.61 525.78 107.11 381.08 274.34 64.42
202007 3.24 0.29 7.93 5.87 25.91 568.26 109.11 459.42 429.35 85.74
202008 3.28 0.29 10.11 6.32 46.72 577.86 110.98 553.07 568.44 108.66
202009 3.29 0.29 12.37 8.06 70.65 580.14 113.24 580.14 672.38 129.46
202010 3.29 0.29 13.88 9.05 88.15 590.34 127.45 693.98 750.27 151.74
202011 3.29 0.29 14.76 9.52 93.24 606.18 145.61 732.41 766.04 165.89

 

人口100人あたりのCOVID-19の死者数推移(東アジアの4カ国)

台湾・中国は抑えこんでいますが、韓国・日本が心配です。

  中国 台湾 日本 韓国
202002 1.97 0.04    
202003 2.31 0.04 0.44 3.18
202004 3.22 0.25 3.28 4.84
202005 3.22 0.29 7.04 5.29
202006 3.22 0.29 7.69 5.51
202007 3.24 0.29 7.93 5.87
202008 3.28 0.29 10.11 6.32
202009 3.29 0.29 12.37 8.06
202010 3.29 0.29 13.88 9.05
202011 3.29 0.29 14.76 9.52

 

 

10月度の前月比  11月14日現在(半月経過後)と10月度末比

ドイツ     110%       114%(1カ月換算:128%)  

スウェーデン  102%       103%(1カ月換算:106%)

 

米国      112%       106%(1カ月換算:112%

ブラジル    112%       102%(1カ月換算:104%)

 

台湾      100%       100%(1カ月換算:100%)

中国      100%       100%(1カ月換算:100%)

韓国      112%       105%(1カ月換算:110%)

日本      112%         106%(1カ月換算:112%

インド               125%       106%(1カ月換算:112%)

 

世界      118%        109%(1カ月換算:118%)

 

死者数増加率からは、ドイツ・米国・インド・韓国・日本が心配

 

新型コロナウイルス感染症『COVID-19』と、新型コロナウイルス『SARS-CoV-2』は、想像以上に複雑でタフです。 まさに有事の長期戦です。 ワクチンが安心して皆が適用できるまでは、平凡ですが、『三密回避』、『マスク着用』、『PCR検査拡大と陽性者の隔離(クラスター感染防ぐには)』の徹底です。

 

100万人あたりの感染者数増加率と、死者数推移の地域差(米州・欧州・アジアの順)の早急な究明が必要です。 更には、優等国のドイツも心配。 各種データも、同じ条件で集計されてはいないと思いますが、スペイン風邪以上の難敵です。

         (202001114纏め #245)

 

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『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 4)』 ―1世紀前のスペイン風邪対応の自然終息頼り、比較に中国も―

2020-11-11 11:44:40 | 政治・経済

『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 4)』

―1世紀前のスペイン風邪対応の自然終息頼り、比較に中国も―

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者増加率

最近のデータが大変心配です。

 

                    10月度の前月比    11月10日現在と10月度末比

ドイツ     179%       132%(1カ月換算:196%)

スウェーデン  139%       112%(1カ月換算:136%)

米国      125%       145%(1カ月換算:217%)

 

台湾      108%       113%(1カ月換算:139%)

中国      100%       114%(1カ月換算:142%)

韓国      111%       110%(1カ月換算:130%) 

日本      121%       132%(1カ月換算:196%)

 

世界      135%       112%(1カ月換算:136%)

      

11月10日のデータからですが;

ドイツ・米国・日本がこれから、いかに収まるか。 スウェーデンの『集団免疫戦略』から『PCR検査拡大・追跡・隔離』を進めたが、これが、どのように功を奏していくか、結構心配です。 特に優等生国ドイツが、第2波の心配がある。 

 

 

人口100万人あたりのCOVID-19の死者数増加率

同様にこのグラフからも、ペイン風邪のような、危険な第2波が想定されます。 

 

                    10月度の前月比    11月10日現在と10月度末比

ドイツ     110%       108%(1カ月換算:124%)  

スウェーデン  102%       101%(1カ月換算:103%)

米国      112%       104%(1カ月換算:112%)

 

台湾      100%       100%(1カ月換算:100%)

中国      100%       100%(1カ月換算:100%)

韓国      112%       105%(1カ月換算:115%)

日本      112%        104%(1カ月換算:112%)

 

世界      118%        107%(1カ月換算:121%)

 

死者数増加率からは、ドイツ・米国・韓国・日本が心配です。

 

新型コロナウイルス感染症『COVID-19』と、新型コロナウイルス『SARS-CoV-2』は、想像以上に複雑でタフです。 まさに有事の長期戦です。 ワクチンが安心して皆が適用できるまでは、平凡ですが、『三密回避』、『マスク着用』、『PCR検査拡大と陽性者の隔離(クラスター感染を防ぐには)』の徹底です。 

         (20200815纏め #244)

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『兵器の発達が変える、バランス・オブ・パワーと、今そこにある危機』 ―開戦・反撃のために、矛先を向けさせた真珠湾の戦艦群?今東シナ海では-

2020-11-11 09:37:22 | 兵器・戦争

『兵器の発達が変える、バランス・オブ・パワーと、今そこにある危機』

―開戦・反撃のために、矛先を向けさせた真珠湾の戦艦群? 今東シナ海では-

 

バランス・オブ・パワーの緊張と世界終末戦争への恐怖が戦争抑止力・回避になっていると言われますが、敵の矛先を変えさせるために、三軍の展開を変えさせることもあり、局地戦も辞さない危険がいつもそこにあります。

 

20世紀には、水素爆弾弾頭装備の大陸間弾道ミサイルICBMが、兵器の極限の絶対兵器と呼ばれていた。 今では、音速の八倍以上の極超音速ミサイルが開発・発射実験が成功し、これが潜水艦発射ミサイルSLBMとして出現・搭載されると究極兵器となりそうです。

 

昔、日本海軍の真珠湾攻撃時に、太平洋配備の米海軍3空母は、航空機の輸送任務に2隻、1隻は整備中で真珠湾からは出港していた。

ウエブ情報から引用

手前が爆沈したアリゾナ、その奥にテネシーとウェストバージニアが見える。

 

一部には『開戦・反撃のために、真珠湾の戦艦群にまずは日本海軍の矛先を向けさせた』と言われますが、真実はこれだったようです。

 

126日の夜には「日本軍の2個船団をカンボジア沖で発見した」というイギリス軍からもたらされた情報がキンメルとショートにも届いた。 キンメルは太平洋艦隊幕僚と、真珠湾にある艦船をどうするかについて協議したが、空母を全て出港させてしまったため、艦隊を空母の援護なしで外洋に出すのは危険という意見で一致したのと、週末に多くの艦船を出港させると市民に不安を抱かせると判断し、艦隊をそのまま在港させることとした。 しかし、これは真珠湾の攻撃を予測していたのではなく、あくまでもワシントン当局の警告通り、日本軍が攻撃してくるのは東南アジアだと考えていた。 ショートにはさらにFBIが盗聴したホノルル東京間の新聞特派員の国際電話通話記録の情報が報告された。 その通話記録では、特派員が東京とオアフ島上空の天候などを頻繁に話し合うなど、航空攻撃を示唆するような情報であったが、ショートも幕僚もこの情報の重要性に気が付くことはなかった。 真珠湾攻撃前夜となったこの夜は、キンメルもショートももたらされる重要情報に気を配ることもなく、どちらもパーティに出席し飲酒している。 ショートは帰路の車中で妻に真珠湾の夜景を見ながら「何とも美しい眺めだね」「でも恰好の攻撃目標になりそうだ」と話しかけたが、奇しくもこの予言はこの約11時間後に実現することとなってしまった。』

 

その裏付けです。

「エンタープライズ」

「真珠湾攻撃」の前の19411128 ウェーク島への航空機輸送任務の為に真珠湾から出港しました。 当初は126日夜に真珠湾に帰港する予定でした。 しかし途中の悪天候により帰港が遅れていたのです。

 

「レキシントン」

「真珠湾攻撃」直前の1941124日に陸軍機を満載してミッドウェイに向けて真珠湾を出港していました。 127日(アメリカ日時)の「真珠湾攻撃」時点でミッドウェイへの輸送任務中でした。

 

「サラトガ」

 127日(アメリカ日時)の「真珠湾攻撃」時点でアメリカ西海岸のカルフォルニア州のサンディエゴ港内で整備中であり出撃不能状態でした。

 

 

最近では、世界の様子は一変していますので、米海軍は空母2隻(ニミッツとレーガン)を中心した艦隊を、東シナ海に派遣、演習をしていますが、これは真珠湾攻撃のころとは、時代も変わり、この空母派遣はどんな効果を期待できるのでしょうか

 

今ではテレビのドラマで流行りの『やられたらやり返す』ですが、日本が経験した戦争は『やられたら・・・・』はありませんでした。 古代・中世・近世と振り返ると分かります。 反対に、米国は日米開戦が、まさかの『やられたら・・・・』、でしたが、それ以降は世界の警察としての参戦でした。

 

そこで、空母機動部隊に対する相手側の戦術の変化ですが『小型兵器の質より量』から更に、デジタル時代の『小型兵器の質も量も』の時代です。 小型兵器は、巡航ミサイル・ドローン・無人機等です。 特に、これらを小型兵器を大量に同時コントロールが可能になっています。 残念ながら戦争には『矛と楯、いわゆる矛盾』はなく、『盾・防衛』には、お金がかかるように、浅学菲才のずぶ素人には、見えます。

 

米国の仮想敵国は皆が十分知っています。 米国の空母機動部隊を『小型兵器の質も量も』で叩いたら、『潜水艦発射ミサイルSLBMとして搭載された、音速の八倍以上の極超音速ミサイルの究極兵器』で反撃されることなりそうです。

 

ウエブ情報から引用

米海軍第七艦隊空母USS Ronald Reagan(CVN 76)の空母艦隊

 

兵器は小型化・高性能化が不断なく進むばかりですが、世界の為政者と科学者の皆様!人間の叡智で、なんとか解決してほしいと祈っています。

20201111纏め ♯243

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『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 3)』 ―ワクチン開発途上では、一世紀前のスペイン風邪対策同様の自然終息待ち―

2020-11-07 21:44:21 | 政治・経済

『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 3)』

―ワクチン開発途上では、1世紀前のスペイン風邪対策同様の自然終息待ち―

スペイン風邪の世界的な流行は、大きく分けて、1918年の春にはじまる第一波、1918年の秋にはじまる第二派、1919年の春にはじまる第三派という三つの流行の波に分かれていく形で感染拡大が進行、スペイン風邪による死者の多くは、ウイルスが強毒株へと変異した後の第二波と第三波の感染拡大の時期に発生することになったと考えられています。

防疫対策などを通じて人間の社会における社会活動が停滞していくことにより、ウイルスが次第に効率的に感染を拡大する場を失っていくことによって、スペイン風邪の流行は徐々に終息へと向かっていくことになっていったとも考えられることになるのです。

ワクチンが開発・普及するまでは、中国武漢から最も近い台湾が成功したように『「IT」による徹底した水際対策と、陽性者把握・隔離と、三密回避』が必須と思えます。

いろいろな統計表や、グラフが発表されていますが、このCOVID-19は強力で、第1波か、第2波かも判断できないほど、世界中の各国・地域に各々、複雑な展開をしています。

 

イギリスの民間団体が、台湾の人口密度は1平方キロメートルあたり639人で、世界で2番目に高いとの調査結果を発表。 それによると、世界で最も人口密度が高いのはバングラデシュ、1033人/K㎡。 2位台湾、639人/K㎡、3位韓国、484人/K㎡となっている。

 台湾の人口は、2354万人で、韓国の5165万人の半分弱で、人口密度も大差はありませんが、コロナ禍が始まったころは、韓国も、台湾・ドイツと並び、優等生でしたが、最近は、『ドイツも韓国も』新規感染者の推移は、寒い季節に向かっているとは言え、高止まりで増加傾向です。この度の新型コロナウイルス感染症は、WHOの定義では、病名が『COVID-19』、ウイルス名が『SARS-CoV-2』です。 

古い情報で恐縮ですが、(20200805付け)日経新聞マーケット総合欄に載っていました『もぐらたたきの限界』抜粋・引用です。 

今までやってきたことが『もぐらたたきの限界』と言われる所以ですが、

『歌舞伎町だ、昼カラオケだ、と標的が姿を現すたびにたたく。 警察の力を借りて封じ込めに必死だ。 だがこうした戦術はちょうどもぐらたたきのようである。 感染経路不明の若者や保育所内、家庭内、企業内の感染も増え全国の拡散している。 敵はもはやどこに潜んでいるかわからない。 顔を出してからたたくのでは遅い。 もぐらたたきの限界である。  死亡率低下は朗報だが、必要なのはやはり感染者の組織的な早期発見である。 どこでも、誰でも、何度でも――。 欧米でも見られる希望者全数検査を検討すべき時だろう。 国は医療崩壊阻止のため国家資源を集中投入するときだ。 仮に年間数兆円要しても、人々に安心を与え経済が回復するなら安いものである。』

 

COVID-19関連の数値を、海外の国(特に、西欧の米国、ドイツ、スウェーデン、と東アジアの韓国・台湾)の数値と比較してみました。

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移

  台湾 日本 韓国 スウェーデン ドイツ 米国 世界
202002 1 2 57 1 2 0 11
202003 13 15 191 399 739 497 104
202004 18 111 210 2,010 1,899 3,142 403
202005 19 133 224 3,675 2,166 5,349 771
202006 19 147 250 6,700 2,319 7,826 1,314
202007 20 267 279 8,931 2,491 13,579 2,219
202008 20 537 389 8,341 3,184 18,171 3,243
202009 22 656 464 9,223 3,452 21,725 4,333
202010 23 794 517 12,779 6,192 27,333 5,866

この表(グラフ表示できず)から、スペイン風邪のような、危険な第2波が想定されます。 

10月度の前月比;

ドイツ     179%  

スウェーデン  139%

米国      125%

日本      121%

韓国      111% 

台湾      108%

世界      135%      

米国がこれから、いかに収まるか。 スウェーデンの『集団免疫戦略』から『PCR検査拡大・追跡・隔離』を進めたが、これが、どのように功を奏していくか、結構心配です。 特に優等生国ドイツが、第2波の心配がある。 

台湾は『COVID-19』対策の見本、台湾政府の副総統、陳建仁(ちん・けんじん)氏が公衆衛生の専門家でした。 マスク不足による混乱を避けるためのシステムをいち早く導入し、日本でも「台湾の天才IT大臣」などと報じられた唐鳳(とうほう)氏でした。 有能で個性的な閣僚や官僚の活躍も印象的です。

このグラフからは、日本も『日本のコロナ対策はミステリアス』、「ジャパンミラクル』とか言われていますが、まだまだ、抑え込めるか、『パンデミック』の恐れがあるか、まったく予想もつきません。

 

人口100万人あたりのCOVID-19の死者数推移

  台湾 日本 韓国 スウェーデン ドイツ 米国 世界
202002 0.1 0.1 0.3 0.1 0.1 0.1 0.4
202003 0.1 0.4 3.2 29.1 7.0 9.6 5.0
202004 0.1 3.3 4.8 278.0 75.1 184.2 29.2
202005 0.2 7.0 5.3 454.1 101.3 313.5 47.2
202006 0.3 7.7 5.5 541.8 107.1 381.1 64.4
202007 0.3 8.0 5.9 568.2 109.1 459.4 85.7
202008 0.3 10.1 6.3 575.1 110.9 553.1 108.7
202009 0.3 12.4 8.1 580.1 113.2 622.4 129.5
202010 0.3 13.9 9.1 590.3 124.8 694.0 152.7

同様にこの表(グラフ表示できず)からも、ペイン風邪のような、危険な第2波が想定されます。 

10月度の前月比;

ドイツ     110%  

スウェーデン  102%

米国      112%

日本      112%

韓国      112% 

台湾      100%

世界      118%

死者数推移からは何とも、どこが成功しているのか、判断は尽きません。

『COVID-19』と『SARS-CoV-2』は、以下のとおり複雑です。 まさに有事の長期戦です。 

 

『SARS-CoV-2』のグループの分類

大きく分けてA・B・Cの3つのグループがあり、Cグループの中に小さなグループ‐E・グループ‐Dの変異が確認されています。 

 

次に、『SARS-CoV-2』の型の分類

S型: 症状がほとんど出ない弱毒化されたウイルス

K型: S型が変異したウイルス

G型: 中国の武漢で多くの死者を出し、その後米国やイタリアなどで爆発的な感染を引き起こしたのがこのG型

 

更に、『SARS-CoV-2』の株の分類

 武漢株: 武漢株に感染して抗体ができたとしても欧州株に感染の可能性

 欧州株: 武漢株より感染力が強い。分布は驚くべき速さで増す。

 

ウエブ情報から抜粋です。

コウモリから見つかったウイルスに最も似た群をAタイプとした。 中国南部の広東省の住民だけでなく、日本人や武漢市滞在歴のある米国人から見つかるなど、米国や豪州など東アジア以外でも多く見つかっているという。

一方、Aタイプから分かれたBタイプは、武漢市を含む中国やその周辺国で多く見つかった。 チームは、東アジアに多いタイプと分類。東アジアの人に広がりやすいタイプだった可能性があるという。

さらに、Bタイプに由来するCタイプはフランスやイタリア、スウェーデン、米国、ブラジル など欧米が中心だった。 シンガポールや香港、台湾、韓国でも見つかっているが、中国本土では見つかっていないという。

最近、急に、日本で猛威を奮っているのは、どの、グループ・型・株、でしょうか。 厚生労働省HPには、各種の数値が発表されていますが、さて、この度のCOVID-19は、浅学菲才のズブ素人には、ただ混迷だけです。 関係者の皆様には何卒、台湾・韓国・ドイツのいいところは、ご参考にしていただき、更なる対策と改善をせつにお願い致します。

         (20200815纏め 2020830改 20201107改、#xxx)

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