思い起こす事今からわずか3年少し前の2009年8月、衆院総選挙に於いて民主党が圧勝し、歴史的政権交代を果たした事は皆さんご周知の通りだ。
その選挙前哨戦段階から、原左都子は民主党に嫌悪感を抱き続けている。
当時、国内が “打倒自民党” “歴史的政権交代” に向けて否応なしに盛り上がりを見せる中、民主党の 「カネのバラ撒き公約」 及び小沢氏による 「得体の知れないチルドレン擁立による形だけの票集め」 等々、民主党の姑息な戦法が許し難い思いだった。
(参考のため、原左都子は決して自民党も支持しておらず、あくまで無党派層です。)
しかも、どう考察しても民主党マニフェスト内容の実行不確実性の程が甚だしい。 「カネのバラ撒き公約」に安易に釣られ、こんな似非マニフェストを信用して大量票を投入せんとしている国民の単純馬鹿さ加減に実に辟易とさせられたものだ。
そうしたところ案の定、民主党政権発足当初よりマニフェスト総倒れの連続の日々である。
自民党政権がお得意だったゼネコン癒着公共事業撤廃のスローガンの下、一番先に槍玉に上がった八ッ場ダム建設中止民主党公約に関しては、その後結局建設続行と相成り現在も建設中のようだ。
まもなくして政権初代首相の鳩山由紀夫氏及び当時幹事長だった小沢一郎氏の 「政治とカネ」 問題が表面化し、政権内が混乱を極めることと相成る。
さらには 「少なくとも県外」 と選挙公約した普天間基地移設問題もその後迷走を続け、現在尚その決着を得ていないどころか、先だってのオスプレイ普天間強制配備等々沖縄基地問題は悪化の現状だ。
これでは民主政権支持率が急落するのもやむを得ないと思ったら、当時の鳩山内閣は歴史的短命にして無責任にも総辞職、そして数多くの問題を孕みつつその後菅内閣にバトンタッチと相成る。
原左都子個人的には、菅直人氏の政治家ポリシーを比較的好意的に捉えていたのに加えて、官房長官に枝野氏を指名した菅内閣に多少の期待を抱いた。
ところが何と不幸にも菅政権の下、我が国は2011年3月歴史的大震災に見舞われる。
当時の菅政権の震災直後の対応(特に福島原発事故に関して)を、今現在も各方面が責め続けているようだが、私に言わせてもらうと震災直後の切羽詰った場面における対応は、菅・枝野体制だったからこそ最小限の被害に食い止められたのではないかと考察するのだ。 この大震災がもしも鳩山あるいは野田政権下にて勃発していたならば、如何なる政治家としてのポリシーがあるのか不明の両人共に、何の政治統制力も発揮できなかったのではないかと今でも空恐ろしい思いである。 (ついでに言うと、前自民党政権下に於いても同様の失態だった事であろうと私は考察している…。)
そして、民主党政権は野田首相に移り変わった。
野田氏ご本人が当初自称していた“どじょう内閣”の名称通り、政権奪取当初の“政治主導”理念はすっかり何処かへ消え去り、全面“官僚主導”にのらりくらりと移り変わる…
野田氏とは確かに(メディアが取材をしているという意味合いでの)公的場面において、国民の前では失言等の失敗はないのかもしれない。 ところが原左都子に言わせてもらうと、政治家としての確固たるポリシーが一端も感じられない人物である。
確かに政治家とは失言をすれば各方面から叩かれる運命にあろうが、それにしても失言すらしなければ誰でもいい訳があるはずもない。
結局野田氏との人物とは、2009年政権奪取直後の民主党マニフェストであった 「政治主導」(所詮その実行力は民主党政権にはなかったのだが) を自らの政治力の無さ(あるいは身近な官僚より指導される事)により180度方向転換して、 「官僚依存」 政策を表向き大々的に実行するしか自らの政治家生命を繋げなかったのであろう。 その最たるものが昨今話題になっている「消費税増額導入」だったのだろうが…
昨日11月14日の党首会談で、民主党 野田首相は明日16日に衆院を解散する方針を表明した。 その後の政府・民主三役会議に於いて 「12月4日公示、12月16日投開票」 の日程を決めたとの報道だ。
野田政権の急転を受けて、年内の衆院解散・総選挙を求めてきた自民・公明両党では、驚きと歓迎の声が上がったらしい。
一方、民主党内には早期解散への反対論が根強く、離党者が少なからず出ているとの報道でもある。
片や、野田政権が近いうちに崩壊するであろうことを視野に入れての次期政権奪取に向けた外野種々雑多の動きは、半年前以前より凄まじいものがある。
長年続いたが余りに世襲や各界との癒着等の歪みを抱えた政権(自民党のことだが)が、長年月に渡ってその温床に浸かり切る事に免疫が出来てしまい、それを自らの当然の権利と勘違いし平然と政権を維持する現実にはもちろん辟易とさせられる。
かと言って、(民主党のことだが)歴史的政権変換のためにその手段として 「庶民へのカネバラ撒き」 等短絡的マニフェストを掲げ安直に票を集めて許される訳もない。
はたまた、それも潰れ去る事をいい事にして、少しばかりメディアで名が売れたまたま政治家にまで上り詰めた奴等(想像にお任せします)が、合流・結託・連携の手段によりこれまた安易に「票集め」をしようとの馬鹿げた魂胆にもウンザリだ。
この国、一体どこに行こうとしているのだろう???
その選挙前哨戦段階から、原左都子は民主党に嫌悪感を抱き続けている。
当時、国内が “打倒自民党” “歴史的政権交代” に向けて否応なしに盛り上がりを見せる中、民主党の 「カネのバラ撒き公約」 及び小沢氏による 「得体の知れないチルドレン擁立による形だけの票集め」 等々、民主党の姑息な戦法が許し難い思いだった。
(参考のため、原左都子は決して自民党も支持しておらず、あくまで無党派層です。)
しかも、どう考察しても民主党マニフェスト内容の実行不確実性の程が甚だしい。 「カネのバラ撒き公約」に安易に釣られ、こんな似非マニフェストを信用して大量票を投入せんとしている国民の単純馬鹿さ加減に実に辟易とさせられたものだ。
そうしたところ案の定、民主党政権発足当初よりマニフェスト総倒れの連続の日々である。
自民党政権がお得意だったゼネコン癒着公共事業撤廃のスローガンの下、一番先に槍玉に上がった八ッ場ダム建設中止民主党公約に関しては、その後結局建設続行と相成り現在も建設中のようだ。
まもなくして政権初代首相の鳩山由紀夫氏及び当時幹事長だった小沢一郎氏の 「政治とカネ」 問題が表面化し、政権内が混乱を極めることと相成る。
さらには 「少なくとも県外」 と選挙公約した普天間基地移設問題もその後迷走を続け、現在尚その決着を得ていないどころか、先だってのオスプレイ普天間強制配備等々沖縄基地問題は悪化の現状だ。
これでは民主政権支持率が急落するのもやむを得ないと思ったら、当時の鳩山内閣は歴史的短命にして無責任にも総辞職、そして数多くの問題を孕みつつその後菅内閣にバトンタッチと相成る。
原左都子個人的には、菅直人氏の政治家ポリシーを比較的好意的に捉えていたのに加えて、官房長官に枝野氏を指名した菅内閣に多少の期待を抱いた。
ところが何と不幸にも菅政権の下、我が国は2011年3月歴史的大震災に見舞われる。
当時の菅政権の震災直後の対応(特に福島原発事故に関して)を、今現在も各方面が責め続けているようだが、私に言わせてもらうと震災直後の切羽詰った場面における対応は、菅・枝野体制だったからこそ最小限の被害に食い止められたのではないかと考察するのだ。 この大震災がもしも鳩山あるいは野田政権下にて勃発していたならば、如何なる政治家としてのポリシーがあるのか不明の両人共に、何の政治統制力も発揮できなかったのではないかと今でも空恐ろしい思いである。 (ついでに言うと、前自民党政権下に於いても同様の失態だった事であろうと私は考察している…。)
そして、民主党政権は野田首相に移り変わった。
野田氏ご本人が当初自称していた“どじょう内閣”の名称通り、政権奪取当初の“政治主導”理念はすっかり何処かへ消え去り、全面“官僚主導”にのらりくらりと移り変わる…
野田氏とは確かに(メディアが取材をしているという意味合いでの)公的場面において、国民の前では失言等の失敗はないのかもしれない。 ところが原左都子に言わせてもらうと、政治家としての確固たるポリシーが一端も感じられない人物である。
確かに政治家とは失言をすれば各方面から叩かれる運命にあろうが、それにしても失言すらしなければ誰でもいい訳があるはずもない。
結局野田氏との人物とは、2009年政権奪取直後の民主党マニフェストであった 「政治主導」(所詮その実行力は民主党政権にはなかったのだが) を自らの政治力の無さ(あるいは身近な官僚より指導される事)により180度方向転換して、 「官僚依存」 政策を表向き大々的に実行するしか自らの政治家生命を繋げなかったのであろう。 その最たるものが昨今話題になっている「消費税増額導入」だったのだろうが…
昨日11月14日の党首会談で、民主党 野田首相は明日16日に衆院を解散する方針を表明した。 その後の政府・民主三役会議に於いて 「12月4日公示、12月16日投開票」 の日程を決めたとの報道だ。
野田政権の急転を受けて、年内の衆院解散・総選挙を求めてきた自民・公明両党では、驚きと歓迎の声が上がったらしい。
一方、民主党内には早期解散への反対論が根強く、離党者が少なからず出ているとの報道でもある。
片や、野田政権が近いうちに崩壊するであろうことを視野に入れての次期政権奪取に向けた外野種々雑多の動きは、半年前以前より凄まじいものがある。
長年続いたが余りに世襲や各界との癒着等の歪みを抱えた政権(自民党のことだが)が、長年月に渡ってその温床に浸かり切る事に免疫が出来てしまい、それを自らの当然の権利と勘違いし平然と政権を維持する現実にはもちろん辟易とさせられる。
かと言って、(民主党のことだが)歴史的政権変換のためにその手段として 「庶民へのカネバラ撒き」 等短絡的マニフェストを掲げ安直に票を集めて許される訳もない。
はたまた、それも潰れ去る事をいい事にして、少しばかりメディアで名が売れたまたま政治家にまで上り詰めた奴等(想像にお任せします)が、合流・結託・連携の手段によりこれまた安易に「票集め」をしようとの馬鹿げた魂胆にもウンザリだ。
この国、一体どこに行こうとしているのだろう???