原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

今秋もロードレースに出場します!!

2013年10月12日 | 自己実現
 (写真は、少し古くなるが昨年9月に出場した陸上競技大会にて撮影した原左都子。 一般女子3000m走に出場したが、エントリー人数が少なかった事に助けられ自己新記録を樹立して3位入賞した! それでも出場者中飛び抜けて最高齢だった私としては上出来の結果とも言える。)


 10月中旬にして30℃を超える歴史的真夏日が日本列島を襲い、体調を崩されている方々も多いのではなかろうか?
 かく言う私も、本来年間を通して一番快適な気候であるはずの今時に体にこたえる暑さに加え、我が娘と同年代の女子がストーカー殺害被害に遭う等々痛ましいニュースに触れ、重苦しい空気の下に意気消沈してしまっている有様だ…。

 本日のエッセイは、様々な要因で我が心が憂鬱な気分に陥っている現状を打破するためにも、あえて明るい話題を取り上げ、自分自身の精神状態を奮い立たせようとの趣旨であることをご理解願いたい。


 朝日新聞10月10日夕刊コラム「おじさん自然体」の今回のテーマは 「妥協なし ビール腹でも 全速力」 だった。
 コラム内容を以下に紹介しよう。
 山道を歩いていると「ふーふー」とひときわ大きい息づかいが聞こえた。ぴっちりとしたウェアを身にまとい立派なビール腹を揺らして駆け下りていく姿が。 ウォーキングやジョギングを飛ばして、いきなり登山道を走り抜けるトレイルランニングですか。 妥協できない性格なんですね。 ご武運を。 (朝日新聞男性記者 記)

 いやはやこの記事、原左都子のランニング趣味の無謀さをつつかれた思いでもある。
 まさに我がランニング趣味も、この男性に酷似しているのだ。
 そもそも私には若い頃より(一時のジャズダンス経験を除き)運動経験など何一つ無いに等しい。
 50代半ばになり高齢出産の我が子の教育が一段落後に、せめて今後迎える老後の骨粗鬆症のみは避けたいと企てスポーツジムに通い始めた。  最初はランニングマシンに乗ってウォーキングから事を初めたものの、周囲を見渡すと皆がランニングに汗を流している。 それに触発されジョギンクペースから開始して、このジムを去る頃にはマシン上ではあるが30分程走れるようになっていた。
 その後トレーニングの場を総合体育館に移し、室内走路とジムとで我が身体を鍛えてきている。

 上記朝日新聞記事によると、今回登場した「自然体おじさん」とは“ビール腹”であるらしい。 
 いや~~、困ったなあ。 実は私も165cm・47㎏の痩身にして年齢故の“ビール腹”ならず“焼酎腹”とも表現可能なおなかを身体に抱えているのだ。 トホホ…。 
 冒頭の写真をご覧下さればお分かりかと思うが、私がランニング練習及びロードレースに出場する際には必ずやお腹周りをカムフラージュする目的でミニスカートを着用している。

 ある日現在通っているジムの女子ロッカー室内で、70歳程と思しきご婦人から質問を受けた。
 「いつも貴方のスタイルが良くてカッコイイと仲間のうちでも評判なのですが、どこでそのウエアを購入しているのですか?」
 いやはやその種の評価はうれしいとは思いつつ、正直なところを述べた。 「私は常に自分なりに似合う恰好をして体作りに勤しみたいと考えています。 現在のこのスタイルは自分に似合うと判断するコーディネートを素人なりに実践しているのみです。 そもそも私の年齢でまさかスーパーアスリートを狙っている訳でもありませんので、あくまでも我が趣味の範疇でスポーツとファッションのコラボ充実を心がけています。」
 その種の受け答えをしたところ、大いに同感して下さった70代のご婦人だった。


 私が現在通っている上記体育館併設ジムの場合、平日昼間の時間帯にはご高齢者の来訪が多い様子だ。
 
 例えば室内走路で走っていると、ジム長年常連の70歳前後の男性がお声をかけて下さる。 この方、私の目には過去に於いて相当のスポーツ経験があられる方とお見受けする。 というのも、決して“ビール腹”でもなければご高齢にして姿勢がバツグンにいいのだ! そしていつもご自身のトレーニングスケジュールに従い変わりない自己トレーニングをこなしておられる。

 毎週走路で一緒になるもう一人の男性も60代後半程のご年齢かと察するのだが、この方など当初その体格のみを見て50代程かと拝察したものだ。 お顔を拝見するとやはり私よりもご高齢の様子だが、やはり姿勢がよくご自身のトレーニングメニューに集中しておられるのだ。
 
 実に尊敬の視線でこれらスポーツ大先輩を観察しつつ、毎週この走路及びジムで我がトレーニングが叶うのは恵まれているのであろう。 たとえ一週でも私が休むと、上記70歳前後の男性が「どうしたの? 何かあったの?」とお声かけして下さることに感謝しつつ、私はこのジムでトレーニングを続けている次第だ。 


 そんな我がランニングトレーニングの日常ではあるが、表題に掲げた通り、今年も11月中旬に都内とある場所で開催されるロードレースにエントリーしている。

 昨年も同じロードレース5kmの部にエントリーして、やはり参加者中高齢にもかかわらず5kmの自己新記録を打ち立て完走した。

 ただ今年のレースは完走こそ叶えども、おそらく新記録樹立は無理であろうとの感覚が既にある。
 原左都子を取り巻く様々な環境が大いに移り行ったこの1年であり、それらの事実に心身共に打撃を受けつつの我が日常だった。
 それに伴い屋外にてのランニング練習時間が確保出来ないでいる。
 
 年齢を重ねる事とはいろいろな出来事に直面せねばならない事でもあると身に滲みつつも、表題の通り、私は11月のロードレースには必ずや出場します!
 出場する限り、最善を尽くします!!