原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

安倍政権の暴走をどうにか食い止められないものか?!

2013年12月28日 | 時事論評
 とどまることを知らない自民党安倍政権の理不尽な暴走をこのまま放置しておくと、この国が滅びる日も近い…  と、恐怖におののいているのは原左都子だけなのだろうか??


 今年1年間の安倍政権動向を振り返ってみるに、アベノミクス(“アホノミクス”との異名もあるようだが)経済政策強行による国内貧富の格差拡大、原発推進、現憲法の身勝手な解釈による自衛隊装備拡充、特定秘密保護法案の強行可決、つい先だっての靖国参拝、昨日報道された沖縄辺野古埋め立て決定、そして来春予定されている消費税8%強行決定……

 まったくもって経済的弱者である私のような社会の底辺を這いずっている国民にとっては、一国の首相である安倍氏が現在平然となしている「暴走」とも表現可能な国政の理念の程がどうにもこうにも理解し難い。
 にもかかわらず世間を見渡すと、これに反発する世論が表立って出て来ていないようにも見受けられる。
 野党は何をしているんだ!?  左派圧力団体もこの事態を現在静観中なのか??  一般国民も随分と大人しく静かな様子だが、この国家の危機をこの状態で放置したまま自分本位に新年を迎えて済ませる魂胆なのか???


 夜も眠れないほどに安倍政権の暴走を懸念していた矢先、本日昼のNHKテレビニュースに於いて、米国有力紙ニューヨーク・タイムズが発信した 「靖国参拝は平和主義からの離脱」 なる報道が伝えられた事に少し救われる思いの私だ。
 以下にその内容を要約して紹介しよう。

  安倍総理大臣の靖国神社参拝について、ニューヨーク・タイムズは日本が戦後の平和主義から離脱しようとしているという論説記事を掲載し、 日本と中国や韓国との関係が一層冷え込み、アメリカの対アジア政策にも悪影響を及ぼしかねないと懸念を示している。
 27日付けのニューヨーク・タイムズは、国際面のトップに「神社への参拝によって日本のリーダーは平和主義から離脱する姿勢を鮮明にした」という見出しの論説記事を掲載した。  記事には安倍総理大臣が靖国神社参拝に先立ち、野党やメディアの反対にもかかわらず特定秘密保護法を成立させたほか、 自衛隊の装備を拡充する防衛大綱をまとめるなどして、政治的なリスクを負いながら日本の戦後の平和主義からかじを切ろうとしているとしている。 また、外交的には今回の靖国神社参拝が日本と中国や韓国との関係を一層悪化させ、アメリカにとってももはや日本は、 中国に対抗する上で頼りになる存在ではなく、中国との緊張を高める「アジアの問題」になろうとしていると指摘し、アメリカの対アジア政策にも悪影響を及ぼしかねないと懸念を示している。
 (以上、NHK本日昼のニュースネット情報よりその一部を引用。)


 ここで一旦、私論を記そう。

 安倍首相靖国参拝を受けて早速発表された上記「ニューヨークタイムズ」の“”靖国参拝は平和主義からの離脱”報道に少し安堵させてもらえた私である。
 と言うのも、昨日(12月27日)安倍政権が沖縄県仲井間知事(を如何なる手段で丸め込んだのかは私の知るところではないが、悲しいかな“裏舞台での沖縄へのカネばら撒き政策”によるものであろうか?)との間で合意した「辺野古埋め立て承認」に関して、安倍首相とはあくまでも米国との関係を強化したかった故の行動と推測するからだ。
 
 ところが、米国とて安倍首相に対して早急にやって欲しい政策と、そうではない事が交錯していることなど、上記ニューヨークタイムズ記事を参照せずとて自明の理ではなかろうか。

 安倍氏とはもしかして、米国(他先進諸外国)との国際関係を確固たるものにしたい事より優先して、自身の信条においてどうしても中韓(及びアジア諸国)よりも自国(日本)が優位な存在であることを自身の首相生命を貫いてでも証明したいと推測できないか?!? 
 それこそを自らの政治信条と企て、今現在この国の首相として君臨しているのではないかと私など感じてしまうのだ…。


 何故、それ程までに安倍氏が中韓を敵対視するのかに関しては、私には想像を絶する課題である。
 もしかしたら代々政治家一族に育った安倍晋三氏故に、実は子供時代から既にその感覚を体得していたのかもしれない。
 それが証拠に、安倍氏とは今回の靖国参拝メディア報道を受けて、以前自民党政権首相だった時代に靖国参拝しなかった事が“痛恨の極み”とまで、メディアを通じて報道公開してしまっている。 
 
 今回の安倍首相「靖国参拝」を受け中韓両国が今まで以上に安倍政権に対する嫌悪感を露呈することなど、十分想定可能な事態だ。 (私的参拝とは名のみで)そんな危機的局面に至ることを重々承知の上で公然と執り行われた今回の安倍氏の「靖国参拝」との事実なのだ。


 国際政治方面において、これ程に歪んだ政治思想を持つ人物を一体誰が首相に奉ったのか!??

 今回の安倍首相「靖国参拝」に関するニューヨークタイムズの指摘により、安倍氏ご本人も少しは自粛の念を抱いてくれるといいのだが…
 そうではない場合、国民皆も本気でこの国の行く末を案じないと、安倍首相とは近い将来本気で中韓に戦争を仕掛けるかもしれない不気味さがあるのが、原左都子としては実に空恐ろしいのだが…



 P.S.  (「原左都子エッセイ集」読者の皆様へ)

 この通り、一応新しいパソコンを立ち上げられました次第です。
 ただし現在のところ、当該エッセイ集を綴るのにも難儀しております。
 おそらく時間の経過と共に新しいパソコン入力(テンキーが右側にあるがばかりに、ブラインドタッチ派の私の場合キーボードとディスプレイ画面がズレる現象が究極に辛い…)にも慣れる事と展望しております。 そのうち今までのように思う存分のオピニオンを公開できる日を、原左都子自身が楽しみにしております!