本日の東京はどんよりと曇って、冬らしい寒い1日だった。
再来週に義母の青色申告を控えている身だが。
本日は その準備作業をすべてサボって、比較的ゆったりと過ごして夕刻になり。
エッセイも書いて公開せねば… と、いつもの義務感に苛まれつつ。
我がエッセイ集バックナンバーを飛ばし読みしてみて、過去に記して公開した以下のコメント欄内の文章が我が目に留まった。
そのエッセイのコメント欄から、私自身が頂いたコメントへの返答として書いた文章の一部を、以下に再掲載させていただこう。
私と女優〇〇子氏との共通項は、人生を演じ抜いているという点かもしれません。
女優としての〇〇子氏は27年間のみだったかもしれませんが、私はもうウン十年も自分の人生を演じ抜いております。 今後も死ぬまで果てしなく続きます。
そろそろ主演女優賞が欲しい位です。
いつもいつも私なりの美意識を描いて、不完全ながらも自分が目指す完璧な自己演出を重ねつつ自分の人生を演じ抜いてきているつもりです。
そろそろ主演女優賞が欲しい位です。
いつもいつも私なりの美意識を描いて、不完全ながらも自分が目指す完璧な自己演出を重ねつつ自分の人生を演じ抜いてきているつもりです。
〇〇子氏は幸せな女性ですね。そうやって今尚スターとして存続し得るのですから。
私は一生スターではあり得ない一庶民の立場ですが、今後も私なりの“〇〇子”を演じ切って人生を全うしたいと思っております。
私は一生スターではあり得ない一庶民の立場ですが、今後も私なりの“〇〇子”を演じ切って人生を全うしたいと思っております。
(以上、「原左都子エッセイ集」初期頃公開したエッセイ宛に頂いたコメントに対する我が返答の一部を、再掲載したもの。)
「原左都子エッセイ集」は2007年秋に第一作を公開した故に。
初エッセイ公開後、既に17年以上の年月が経過している。
上記エッセイに関して説明すると。
当時未だ生存されていた“絶世の美女”との誉れ高き某大女優氏と、我が本名が同一であることを題材としてエッセイを綴った内容だ。
その頃には既に、その大女優氏は現役を引退されていたのだが。 それにもかかわらず、未だ国内で大いなる人気を誇っていらっしゃった頃だ。
その大女優氏との存在はこの私にも活気を与えてくれ、そのおこぼれを頂戴したものだ。
例えば、役所や病院にての待合室で椅子に座って待っていると、院内スピーカーから「〇〇子さん、診察室にお入り下さい」なるアナウンスが入って私が立つと。 待合室の視線が一斉に私に向く。
あるいは、ある程度の年齢の男性にはその女優氏のファンが未だあちこちにいらっしゃる様子で。 私が自身の本名を名乗ると、「へえ、私は過去にその名の女優氏の大ファンだったんですよ!」 などと会話が弾んだものだ。
当該女優氏には、若手男性ファンもいて。
私が現在「年金受取口座」として指定している金融機関など、そこに勤めている某若手男性が大女優〇〇子氏の大ファンとのことで。 「顧客名簿を調べていましたら、その大女優氏と同姓同名の女性が近くにお住まいとの事で、急いで年金受取口座を作っていただきたくて参上しました!!」 などとおっしゃる。 その後口座を作った後は 営業目的のみならず、当該女優に関する最新情報を届けて下さるためにわざわざ我が家にお越し下さり談話したりもした。
残念ながら、当該大女優氏が亡くなられて後に既に年月が流れ。
今となっては、我が本名が巷の話題に取り上げられることも無くなりつつある実態が多少寂しいのが本音である。
いやいや、この私も実際年老いたなあ、との実感に襲われる今日この頃であり。
こうなっては、「主演女優賞」はもちろんのこと、何らの賞も要らないのだが。
それでも日々自分が果たさねばならないノルマを抱えている実態とは、実に有り難い事とも再認識しつつ。
昔のように「えっ? 〇〇子さんと同姓同名なのですか??」などと声掛けされることが、皆無となった事実を寂しくも感じながら…
さらに年老いていくのだろう…