去る5月28日時点で、英科学誌「ネイチャー」に掲載されたSTAP論文の一つに対し、主要著者の一人がネイチャー誌に撤回を申し入れ、これに小保方晴子氏も同意したとのニュースが報道された。
ところがその時点では、小保方氏は理研調査委より不正が認定され撤回を勧告されている主要論文について、未だ撤回には応じていなかった。
そして、本日(2014.6.4)昼のNHKニュースによると、やっと小保方氏は全てのSTAP論文について撤回に同意したとの報道である。
そのニュース内容を、ネット情報を引用して以下に紹介しよう。
STAP細胞の問題が1つの節目を迎えた。 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが、STAP細胞の主要論文の撤回に同意した事がわかった。 全ての著者が同意すれば、研究成果は白紙に戻ることになる。
小保方リーダーが撤回に同意したのは、STAP細胞の作製方法や万能性について記した主要論文で、理研の調査委員会が不正を認定し撤回を勧告していた。 理研広報等によると、小保方リーダーは共著者の山梨大学の若山照彦教授から撤回の申し入れを受け、話し合いを続けていたが、6月3日、小保方リーダーが共著者の丹羽仁史プロジェクトリーダーに書面で同意する意思を伝えたとのことだ。
「気持ちの上では『最後まで撤回したくない』と。 正常な判断能力のもとで同意したのかどうか(わからない)」と語るのは、小保方リーダーの代理人 三木秀夫弁護士。
(6月4日 13:38発信のネット情報より引用したもの。)
昼食中にちょうど上記HNKニュースを見聞していた元医学関係者の私と、元物理学研究者(生物物理が専門で過去に科学誌「ネイチャー」に論文を掲載した経験のある)身内との間で、“STAP細胞及び小保方氏ないし理研の行く末”談義と相成った。
身内曰く、「今回のSTAP細胞研究に関する外部組織(理研横浜研究所も含め)調査の結果、STAP研究内容に関する捏造の程が半端でないレベルでボロボロ状態だったようだ。」
私応えて曰く、「それにしてもその突拍子もない捏造の数々を小保方氏が一人で実行したとすれば、物凄い悪党だよね? そうではなく組織的犯罪じゃないの? むしろ、小保方氏は一下っ端研究者として利用されただけのような気もする。 そもそも、小保方氏とは捏造を企てられるレベルの科学的基礎能力すら欠如していると思うのだけど。 そうした場合、当然ながら“グル”でSTAP細胞を世に発表せんと企んだ陰の大物達も罪に問われるべきだよね。」
身内曰く、「恐らく小保方一人を理研懲戒免職として理研上部は済ませると思うよ。 後の理研上司達は、せいぜい厳重注意程度で理研を生き残るだろう。 今回のSTAP騒動の場合、理研巨大組織のうちの一機関に過ぎない“理研神戸研究所”が引き起こした事件との解釈も出来るであろうし。」
私曰く、「それにしても小保方氏はリーダーの立場で研究室を統制していたようだけど、そこに所属していた下位の研究者達がSTAP研究の捏造に気付かなかったのだろうか?? 研究室内には小保方氏同様にSTAP細胞作成に成功した者も存在するとの話もあるが。」
身内曰く、「それらの下っ端の研究者とはおそらく大学院生等の“素人範疇研究者”だよ。 小保方に指示されるままに、実験操作のみ担当しただけだよ。」
私曰く、「たとえ研究者の卵と言えども、大学院生レベルで(小保方の下位研究者を甘んじようとの)それ程の専門力の無さで理研に所属したとて、この後の科学者としての人生が繋げるとは思えないね。」
我が家庭内での議論はまだまだ続行したのだが……
ついでに言うと、小保方晴子理研研究室リーダーより私費にて雇われている 三木秀夫弁護士にも我らの議論は及んだ。
私曰く、「三木氏との弁護士氏は弁護士界では有能で名高いようだが、どうもこと科学分野に関しては“ド素人”感を露出しているのみの印象だね。 今後もまだまだこの調子で小保方弁護を続行するのだろうかね?」
身内曰く、「そう思うよ。 小保方理研懲戒免職処分時には、三木弁護士は本来の弁護士能力を発揮して理研相手に小保方氏の地位を確保するべく頑張るだろうね。」
私曰く、「小保方氏は理研の末端部分“神戸研究所”所属に他ならないにしても、やはり上司の責任を問うべきだし、せいぜい三木弁護士には小保方氏のみならず理研上部の責任も問うてもらってその処罰を厳重にして欲しいものだね。」
最後に私論でまとめよう。
小保方STAP論文に関する話題を、私はここ数カ月間に及び数多く「原左都子エッセイ集」にて取り上げ公開してきている。
その発端を紹介しよう。 STAP論文がメディアに取り上げられ世が大騒ぎしていた当初、私はこの“一過性”とも捉えられる一ネイチャー論文に関して冷淡な反応をしている。
2014.2.3 公開の「実験好きと理系頭脳とは相関しうるのか?」なるエッセイの一部を以下に紹介する。
つい先だって、理化学研究所の研究員であられる小保方晴子氏(30歳)が、マウス動物実験に於いて新型万能細胞であるSTAP細胞の作成に成功した事実が世界中で報道された。 現時点では未だマウス動物実験結果に過ぎない段階の「STAP細胞」に関する私見を公開することは差し控え、この実験の成果が一段階進捗した時点で、元医学関係者である原左都子の私論を公開したいと考えている。
(以上、我がエッセイ集バックナンバーより一部を引用。)
今年2月当時のニュースに登場した、小保方氏を今尚鮮明に記憶している。
小保方氏は満面に笑みを浮かべ、「STAP細胞は簡単に出来ました! 偶然出来ました!」
その受け答えに、私は当初より疑義を抱いたのだ。 科学研究には確かに“偶然性”がつきものであることは私も認識している。 それにしても、この女性は何故その偶然性に関して何らの検証もせずして「ネイチャー」に論文を投稿し、はたまたその論文を「ネイチャー」が認めたのか!??
結局、その結果が数か月後の今になって表出してしまった。
STAP論文すべて撤回、との日本科学誌に於ける歴代稀なる不祥事として。
さて、小保方STAP論文にかかわった理研上部や諸研究者の皆さん、この責任を小保方氏のみに転嫁して済む訳がないと心得ていらっしゃるのだろうか??
と同時に、小保方晴子氏本人も今後どう身を振りましょうかね???
ところがその時点では、小保方氏は理研調査委より不正が認定され撤回を勧告されている主要論文について、未だ撤回には応じていなかった。
そして、本日(2014.6.4)昼のNHKニュースによると、やっと小保方氏は全てのSTAP論文について撤回に同意したとの報道である。
そのニュース内容を、ネット情報を引用して以下に紹介しよう。
STAP細胞の問題が1つの節目を迎えた。 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが、STAP細胞の主要論文の撤回に同意した事がわかった。 全ての著者が同意すれば、研究成果は白紙に戻ることになる。
小保方リーダーが撤回に同意したのは、STAP細胞の作製方法や万能性について記した主要論文で、理研の調査委員会が不正を認定し撤回を勧告していた。 理研広報等によると、小保方リーダーは共著者の山梨大学の若山照彦教授から撤回の申し入れを受け、話し合いを続けていたが、6月3日、小保方リーダーが共著者の丹羽仁史プロジェクトリーダーに書面で同意する意思を伝えたとのことだ。
「気持ちの上では『最後まで撤回したくない』と。 正常な判断能力のもとで同意したのかどうか(わからない)」と語るのは、小保方リーダーの代理人 三木秀夫弁護士。
(6月4日 13:38発信のネット情報より引用したもの。)
昼食中にちょうど上記HNKニュースを見聞していた元医学関係者の私と、元物理学研究者(生物物理が専門で過去に科学誌「ネイチャー」に論文を掲載した経験のある)身内との間で、“STAP細胞及び小保方氏ないし理研の行く末”談義と相成った。
身内曰く、「今回のSTAP細胞研究に関する外部組織(理研横浜研究所も含め)調査の結果、STAP研究内容に関する捏造の程が半端でないレベルでボロボロ状態だったようだ。」
私応えて曰く、「それにしてもその突拍子もない捏造の数々を小保方氏が一人で実行したとすれば、物凄い悪党だよね? そうではなく組織的犯罪じゃないの? むしろ、小保方氏は一下っ端研究者として利用されただけのような気もする。 そもそも、小保方氏とは捏造を企てられるレベルの科学的基礎能力すら欠如していると思うのだけど。 そうした場合、当然ながら“グル”でSTAP細胞を世に発表せんと企んだ陰の大物達も罪に問われるべきだよね。」
身内曰く、「恐らく小保方一人を理研懲戒免職として理研上部は済ませると思うよ。 後の理研上司達は、せいぜい厳重注意程度で理研を生き残るだろう。 今回のSTAP騒動の場合、理研巨大組織のうちの一機関に過ぎない“理研神戸研究所”が引き起こした事件との解釈も出来るであろうし。」
私曰く、「それにしても小保方氏はリーダーの立場で研究室を統制していたようだけど、そこに所属していた下位の研究者達がSTAP研究の捏造に気付かなかったのだろうか?? 研究室内には小保方氏同様にSTAP細胞作成に成功した者も存在するとの話もあるが。」
身内曰く、「それらの下っ端の研究者とはおそらく大学院生等の“素人範疇研究者”だよ。 小保方に指示されるままに、実験操作のみ担当しただけだよ。」
私曰く、「たとえ研究者の卵と言えども、大学院生レベルで(小保方の下位研究者を甘んじようとの)それ程の専門力の無さで理研に所属したとて、この後の科学者としての人生が繋げるとは思えないね。」
我が家庭内での議論はまだまだ続行したのだが……
ついでに言うと、小保方晴子理研研究室リーダーより私費にて雇われている 三木秀夫弁護士にも我らの議論は及んだ。
私曰く、「三木氏との弁護士氏は弁護士界では有能で名高いようだが、どうもこと科学分野に関しては“ド素人”感を露出しているのみの印象だね。 今後もまだまだこの調子で小保方弁護を続行するのだろうかね?」
身内曰く、「そう思うよ。 小保方理研懲戒免職処分時には、三木弁護士は本来の弁護士能力を発揮して理研相手に小保方氏の地位を確保するべく頑張るだろうね。」
私曰く、「小保方氏は理研の末端部分“神戸研究所”所属に他ならないにしても、やはり上司の責任を問うべきだし、せいぜい三木弁護士には小保方氏のみならず理研上部の責任も問うてもらってその処罰を厳重にして欲しいものだね。」
最後に私論でまとめよう。
小保方STAP論文に関する話題を、私はここ数カ月間に及び数多く「原左都子エッセイ集」にて取り上げ公開してきている。
その発端を紹介しよう。 STAP論文がメディアに取り上げられ世が大騒ぎしていた当初、私はこの“一過性”とも捉えられる一ネイチャー論文に関して冷淡な反応をしている。
2014.2.3 公開の「実験好きと理系頭脳とは相関しうるのか?」なるエッセイの一部を以下に紹介する。
つい先だって、理化学研究所の研究員であられる小保方晴子氏(30歳)が、マウス動物実験に於いて新型万能細胞であるSTAP細胞の作成に成功した事実が世界中で報道された。 現時点では未だマウス動物実験結果に過ぎない段階の「STAP細胞」に関する私見を公開することは差し控え、この実験の成果が一段階進捗した時点で、元医学関係者である原左都子の私論を公開したいと考えている。
(以上、我がエッセイ集バックナンバーより一部を引用。)
今年2月当時のニュースに登場した、小保方氏を今尚鮮明に記憶している。
小保方氏は満面に笑みを浮かべ、「STAP細胞は簡単に出来ました! 偶然出来ました!」
その受け答えに、私は当初より疑義を抱いたのだ。 科学研究には確かに“偶然性”がつきものであることは私も認識している。 それにしても、この女性は何故その偶然性に関して何らの検証もせずして「ネイチャー」に論文を投稿し、はたまたその論文を「ネイチャー」が認めたのか!??
結局、その結果が数か月後の今になって表出してしまった。
STAP論文すべて撤回、との日本科学誌に於ける歴代稀なる不祥事として。
さて、小保方STAP論文にかかわった理研上部や諸研究者の皆さん、この責任を小保方氏のみに転嫁して済む訳がないと心得ていらっしゃるのだろうか??
と同時に、小保方晴子氏本人も今後どう身を振りましょうかね???