(写真は、郷里地産地消会席の4番目くらいに出された“焼き物”料理。)
私が郷里へ行くと必ずやこの会席処へ立ち寄るのがいつもの習慣だ。
何故ならば、飲兵衛の私としてはどうしても酒でお腹が一杯になり、さほど料理の量を受け付けられないのが常だ。
そんな中、この店舗の会席料理は一つひとつの料理の量が多過ぎず、私でも最後まで完食可能なのが嬉しいためだ。
ところが残念な事に、今回この店舗にて多少のトラブルが発生した。
ちょうど私と娘が当該会席処を訪れたのが、3月3日。
後で判明したのだが、どうやら「雛祭りフェア」を開催していた様子だ。
私達母娘が早い時間帯に入店すると、「本日は“予約客”が多く混雑するかもしれません」との説明で、我々は早い入店だったにもかかわらず一番隅っこの下席に案内された。
そうして食事を開始するなり、次々とその“予約客”とやらが入店し始める。
これが “子供連れ” がほとんどだ。
「ああ、要するに店は “雛祭りフェア” で稼ごうとの魂胆ね。 まあ、そうでもして地域創生しない事には過疎地は大変だし…」などと娘に言いつつ、どうも落ち着かない。
しかも不運には、その“雛祭りフェア”はバイキングも並行して実施されている様子で、子供達がバタバタと通路を歩き(走り)始めるではないか!
堪忍袋の緒が切れかけつつ、娘に「早めに飲食してこの店を出よう」と促した。
いつも静かで落ち着ける会席処がこのドタバタぶりでは、本来の客対応がままならないのは理解出来るが……
そして、レジ会計の際、私はその不満をレジ担当者にぶちまけた。
「本日は雛祭りフェアを開催されているようですね。 何故それを我々来店時に伝えて下さらなかったのですか? そうと知っていれば本日は入店しませんでしたのに。 貴店には郷里帰省の際に幾度も来店させて頂いていますが、これ程混雑しているのは初めてです。 会席料理とは元々ゆったりと食してこその醍醐味でしょう。」
等々と私が不満を訴えていると。
レジ担当者が「それでは、社長を呼びます!」と逆上し始めるではないか!??
すぐさま私が応じて、「社長を呼ぶほど大袈裟な話ではないでしょう? 呼んでもらっても別段差支えはないですが、店員の貴方達こそが我々来店時にもっと適切に対応出来れば済んだ事です。」
そこに店長らしき女性がやって来るのだが、これまたレジ担当者同様の対応を我々に再開し始めた。
店内を一覧すれば、“雛祭りフェア顧客”でごった返しているため、「もう結構です」とのみ言い残して我々は店を去った。
いやはや、末端店員氏達に対し厳しい対応だったことを私も少しは反省するが、過疎地に於ける“地域創生”のあり方を今後の課題として再認識させられた思いもする。
“混雑”に慣れていない過疎地の店舗職員達が、混雑状態にパニックに陥り取り乱す姿を垣間見る思いだった。
(参考ですが、原左都子Facebookページにて本エッセイ集に先立ち旅道中のグルメ写真の数々を公開済みですので、よろしければそちらをご覧いただけますように。)
私が郷里へ行くと必ずやこの会席処へ立ち寄るのがいつもの習慣だ。
何故ならば、飲兵衛の私としてはどうしても酒でお腹が一杯になり、さほど料理の量を受け付けられないのが常だ。
そんな中、この店舗の会席料理は一つひとつの料理の量が多過ぎず、私でも最後まで完食可能なのが嬉しいためだ。
ところが残念な事に、今回この店舗にて多少のトラブルが発生した。
ちょうど私と娘が当該会席処を訪れたのが、3月3日。
後で判明したのだが、どうやら「雛祭りフェア」を開催していた様子だ。
私達母娘が早い時間帯に入店すると、「本日は“予約客”が多く混雑するかもしれません」との説明で、我々は早い入店だったにもかかわらず一番隅っこの下席に案内された。
そうして食事を開始するなり、次々とその“予約客”とやらが入店し始める。
これが “子供連れ” がほとんどだ。
「ああ、要するに店は “雛祭りフェア” で稼ごうとの魂胆ね。 まあ、そうでもして地域創生しない事には過疎地は大変だし…」などと娘に言いつつ、どうも落ち着かない。
しかも不運には、その“雛祭りフェア”はバイキングも並行して実施されている様子で、子供達がバタバタと通路を歩き(走り)始めるではないか!
堪忍袋の緒が切れかけつつ、娘に「早めに飲食してこの店を出よう」と促した。
いつも静かで落ち着ける会席処がこのドタバタぶりでは、本来の客対応がままならないのは理解出来るが……
そして、レジ会計の際、私はその不満をレジ担当者にぶちまけた。
「本日は雛祭りフェアを開催されているようですね。 何故それを我々来店時に伝えて下さらなかったのですか? そうと知っていれば本日は入店しませんでしたのに。 貴店には郷里帰省の際に幾度も来店させて頂いていますが、これ程混雑しているのは初めてです。 会席料理とは元々ゆったりと食してこその醍醐味でしょう。」
等々と私が不満を訴えていると。
レジ担当者が「それでは、社長を呼びます!」と逆上し始めるではないか!??
すぐさま私が応じて、「社長を呼ぶほど大袈裟な話ではないでしょう? 呼んでもらっても別段差支えはないですが、店員の貴方達こそが我々来店時にもっと適切に対応出来れば済んだ事です。」
そこに店長らしき女性がやって来るのだが、これまたレジ担当者同様の対応を我々に再開し始めた。
店内を一覧すれば、“雛祭りフェア顧客”でごった返しているため、「もう結構です」とのみ言い残して我々は店を去った。
いやはや、末端店員氏達に対し厳しい対応だったことを私も少しは反省するが、過疎地に於ける“地域創生”のあり方を今後の課題として再認識させられた思いもする。
“混雑”に慣れていない過疎地の店舗職員達が、混雑状態にパニックに陥り取り乱す姿を垣間見る思いだった。
(参考ですが、原左都子Facebookページにて本エッセイ集に先立ち旅道中のグルメ写真の数々を公開済みですので、よろしければそちらをご覧いただけますように。)