(冒頭写真は、朝日新聞本日2021.10.26付記事「2533万円 全て私立の教育費『大学まで公立』の2倍以上」より転載したグラフ。
こちらは、同記事内の「大学卒業までにかかる教育費」のグラフ。
冒頭から、原左都子の私事を述べさせていただこう。
私の場合は上記グラフの一番左側の、“すべて国公立”に大学院費用を加算した事例となるが。
親が負担したのが、幼小中高校と、一度目の医学部であり。
2度目の大学と大学院費用に関しては、私本人の負担にて無事卒業、修了している。
いや、私の場合は、合計金額が1000万円を超過する程教育費はかかっていないと断言できる。
一切、塾・予備校の類の世話になっていないことが一番大きな理由かもしれないし。
私の時代の国立大学の学費など、ただ同然と言うのか、本当にはした金だった記憶がある。
国立のため、医学部での実習費用とてその“はした金”の一部だったのだろうし。
一番費用がかかったのは、医学図書である。
その一例を、写真で紹介しておこう。
例えば、右から2番目の「衛生試験法註解」などは、¥8,500-也 だ。
他の図書も同額程度だろう。
そもそもまったく教育熱心でない我が親どもなど、医学書が必要だと私が訴える都度、「その本無くして、勉強ができないのか??」と本への投資を渋り続けたものだ…
そんな愚かな親どもは、医学部卒業と同時に捨て去って単身上京し。
2度目の公立大学・大学院は全学費自己負担にて6年間学んだ。
さすがに当時は国公立も値上げをしていたが。
それでも6年間の学費負担は、百数十万円で済んだ記憶がある。
ここで、当該朝日新聞記事の一部を引用しよう。
文科省によれば、公立中学に通う世帯では、教育費の63%が塾代を中心とした校外活動費に充てられ、特に高校受験がある中3の年には41万円に上る。
中学受験がある小6の年の出費が際立ち、塾代などの校外活動費が86万円に達する。
そう言えば娘の周辺の受験事情を観察していても、周辺の親御さんたちは子供を塾へ通わせるのに躍起になっていた記憶がある。
我が家の場合は、娘の私立中学受験に関してはサリバンの私が中心に指導を実施した。
それよりも、我が娘に関しては当時習っていたクラシックバレエを続けて欲しい思いの方が切実で、そちらの投資こそを優先したものだ。
結果として娘の場合は私立中高一貫私学に入学したため、次なる課題は大学受験だった。
元々美大受験を目指していた娘を“美大予備校”へ通わせるのにまとまった金額を投資した記憶があるが。
その後、デッサンにつまづき。
急遽決定した新たな分野の大学受験に関しては、私の考えで“公募制推薦”を利用させ、その指導をサリバンの私が集中的に実施して合格させた故に。
一切の費用が発生していない。
という訳で、我が娘に関しても中学から私立進学だとはいえ、大した教育費が発生していないと結論付けられるであろう。
で、何だって?
最終学歴別の生涯賃金ねえ。
原左都子自身は、そんな金額を計算する程に暇だったことが一切無い人生なのだが。
特段生活に困窮することなく、この世に生存していられる事実に感謝して。
暇が出来たらその計算をすることを、今後の楽しみとしよう!