(冒頭写真は、私め原左都子が2度目の大学・大学院時代に執筆・提出した「修士論文」。)
この修士論文を、ワープロ(当時は未だパソコンが流行っていない時代背景だった)にて書くか、自筆で手書きするか大いに迷った。
結果として手書きにしたのは、その方が私自身の“学習効果”が大きいと結論づけた故だ。
参考だが、「要約修士論文」(修士論文とは別にその内容を10,000字にまとめたものの提出義務もあった)の方は、富士通オアシス業務用ワープロ(一人暮らしの自宅に所有していた)にて作成した。 (参考だが、この業務用ワープロはその後も様々な文書作成に於いて大活躍で、パソコンが一般家庭に普及する十数年前まで我が家で活躍してくれた。)
本日 この我が「修士論文」を何十年ぶりかに書棚から引っ張り出してみて。
やっぱり“手書き”にして良かった!! 感をひしひしと抱くことが叶い、自己満足で感無量だった。 涙涙… 😪
さて、表題に掲げた2023.06.01付朝日新聞記事「最新AI『人類絶滅のリスクに』 米団体が対策求め書簡 学者ら350人署名」の一部を、以下に引用しよう。
某米非営利団体が30日、最新の人工知能(AI)技術が「人類絶滅のリスクにつながりうるとして、対策を求める書簡を公表した。 疫病や核戦争と並ぶ社会規模のリスクとして優先的に対処するよう求めている。
コンピューターサイエンス分野のノーベル賞とされる「チューリング賞」を受賞したカナダ・トロント大のジェフリー・ヒントン名誉教授ら著名学者のほか、「チャットGPT」を開発した某企業の最高経営責任者ら350名が署名した。
対話型AIなどの最新のAI技術が注目を集めるなか、偽情報の拡散などAIの弊害を指摘する声は多い。 3月には起業家イーロン・マスク氏ら千人以上のテクノロジー関係者らが、少なくとも今後半年間、最先端のAIの開発を停止するよう求める公開書簡に署名した。
(以上、朝日新聞記事を引用したもの。)
我が修士論文に話題を移そう。
大学院修士課程とは授業ももちろんあるのだが、在学中2年間の一番の課題はこの「修士論文」の作成にある。
論文の分野によって、その作成過程は大幅に異なることと想像するが。
特に文系論文の場合、やはり膨大な「参考文献」の収集・読み込み・読解に一番の時間を割くのではなかろうか? (参考だが、私の医学部時代の卒業論文は、“実験”に一番時間を割いたものだが。)
以下のコピーは、我が修士論文より「参考文献」のページの一部をコピーしたものだ。
これらは参考文献のごく一部であり、そのページ数のみで原稿用紙20枚以上に及ぶ。
何が言いたいのかと言うと。
修士論文に限らず、如何なる論文でもその作成に要する労力と時間は膨大なものとなる。
その過程こそが論文作成者の血と肉となるであろうし、また肝心要の論文自体が充実したものに仕上がることであることに間違いない!!
そんな人生経験の積み重ねがある私は、やはりどうしても「AI」依存を疑問視してしまう。
それは確かに便利な代物かもしれないが、それに依存する体質がゆくゆくこの世全体に平然と蔓延ってしまったならば…
上記引用朝日新聞記事に書かれている通り、「人類絶滅のリスク」が待ち構えている恐れを抱く。
そのリスクとは まさに疫病や核戦争に負けず劣らずの地球上のリスクとして、近い未来に人類破滅に陥るような恐怖心すら抱かされる…