原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

“継続”こそ、最高の人間関係では?

2018年02月19日 | 人間関係
 (写真は、朝日新聞2018.02.10 別刷「be」漫画「部きっ長さん」を転載したもの。)


 そう言えば、先週2月14日はバレンタインデーだったなあ。
 この私も、今年は1名にのみチョコを手渡した。 その一人とは、単に御用聞きのS氏だ。
 この御用聞きさんにお世話になって、既に数年が経過している。 とにかく、いつ玄関口にお越し下さっても話が弾む相手だ。 必ず何らかの話題で盛り上がり、笑い転げるツーカーの関係である。

 特に多い話題は、お酒かなあ。
 お互いに“飲兵衛”同士。  やれ、昨日はどこの店へ行った。 何を飲んだ。 昔は梯子酒で朝帰りだった。 私は駆けつけ3杯派だ。 ボクは最近ハイボールがお気に入り。 おつまみはフキ煮が美味しい。 ……
 その「フキ煮」をご自身で手作りされ、我が家まで運んで下さったりもする。 これが絶妙な味付けで何とも美味しい!
 そんなこんなで、たわいない雑談ながらもS氏との会話が途切れる事はない。

 そのS氏に毎年バレンタインデーにチョコレートをプレゼントして数年が経過した。
 いつもは、ウィスキー(あるいはブランデー)ボンボンなのだが、今年はたまたま発見した「日本酒大吟醸ボンボン」を手渡した。 これをお裾分けしてもらい私も食したのだが、本当に大吟醸で美味だったのに我ながらビックリ😲だ。


 さて、冒頭写真の漫画に話題を変えよう。

 私は、以前よりこの漫画「部きっ長さん」のファンである。
 何と言っても、主人公の部きっ長さんが何とも可愛らしいキャラなのだ。 この手の漫画によくある“ぶきっちょで失敗ばかりしているが愛嬌があり憎めないキャラ”、そのままの人物だ。

 今回の主役は、部きっ長さんの部下達のカップルのようだ。
 写真が比較的鮮明に撮れたため再説明はさけるが、要するにバレンタインデーに先立ち、塩川さんが耕平さんにチョコレートを手渡す条件に関して話をしている場面設定である。

 塩川さんが欲しいのは、「結婚して下さい」との耕平さんのプロポーズ返答だが。
 ところが、待てども待てどもそれが出ない。 しまいに耕平さんの口から出たのは「(私達の関係は今後も)継続で!」だった。
 原左都子に言わせてもらうと、最高の返答だよ! これ以上、望むべく言葉はないと思うのだけど。


 真面目な話題に移るが、近年の女性達とは男性からの「結婚して下さい」を待ち望んでいるのだろうか?
 私が若かった時代とは既に大きく時代背景が移ろいでいるような感覚があり、肉食女性が蔓延り草食男性が増殖していると認識しているのだが、実際はそうでもないのだろうか??

 確かに、人間関係の希薄化現象が極度に進んだ現在であることには間違いない。
 「結婚」等の法的拘束力を持って相手を繋ぎ止めておかない限り、人間関係の継続があやふやな時代であるのかもしれない。 
 とは言えども、法的拘束力に依存しようが人間関係が継続する保証もない現代でもあろう。


 私の目線からだと、塩川さんと耕平さんの関係は十分に良好だよ。
 耕平さん、“よき人”じゃないの。 「健気なところが好きです!」だなんて、我が半生に於いて一度足りとて言って貰えたこともないよ。   えっ?毛皮のコート? 貰っときゃいいじゃないの。

 塩川さん、ここは“焦り”は禁物かもよ。
 部きっ長さんのアドバイス通り、「婚期は根気よく待て」ばどうだろう。

 「(今後も二人の関係を)継続で!」との耕平さんの最後のセリフは、バレンタインチョコのお返しとしては最高のプレゼントだよ。
 私ならば、それで必要十分だけどなあ。

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