今回のエッセイは、昨日公開したエッセイ 「2度目の大学時代に仲良しだった同級生の訃報」 の続編の形となる。
昨日のエッセイでは、我が2度目の大学にて交友していたAさんに関して記載させていただいたが。
その一部分を、以下に再掲載させていただこう。
私の場合、この大学(2度目の大学)へは「特別選抜」にて合格し入学している。(参考だが、特別選抜入学者はごくごく少数。 その他大勢は 通常の入試にて入学している学生達だ。)
その入学後に知り合ったのは、同じく「特別選抜」にて入学していた女性のAさんだった。 年齢が近かったこともあり、私とAさんはまもなく意気投合した。
それでも 選択したゼミが異なるため、いつも一緒にいるということではなく、学内で会うと食事したり談話したりする仲だった。
お互いに「大学院進学志望」でも一致して、それを目指していたりもした。 結果としては私は同じ大学の大学院への進学で、Aさんは外部の大学の大学院へ進学したため、その後会う回数は自ずと減少していた。
実はこのAさん、既にご結婚されていたのだが、子宝に恵まれないことで多いに悩んでおられた。
時が流れ、我が晩婚の際の結婚式会場にAさんも招待したら、喜んでお越し下さった。
実はその時点で、私は既に妊娠(高齢妊婦だった)している身であることを初めてAさんに告げた。 その時のAさんの反応が今尚忘れられない…
Aさん曰く、「〇さん(私の事)が子供を産みたいと思っているとは想像もしていなかった…」
あの時のAさんの愕然とした表情が私は忘れられない… 😱
それ程までにAさんは、自身が子供を身ごもれないことを悲壮的に捉えている事実を、私は初めて理解した…
その入学後に知り合ったのは、同じく「特別選抜」にて入学していた女性のAさんだった。 年齢が近かったこともあり、私とAさんはまもなく意気投合した。
それでも 選択したゼミが異なるため、いつも一緒にいるということではなく、学内で会うと食事したり談話したりする仲だった。
お互いに「大学院進学志望」でも一致して、それを目指していたりもした。 結果としては私は同じ大学の大学院への進学で、Aさんは外部の大学の大学院へ進学したため、その後会う回数は自ずと減少していた。
実はこのAさん、既にご結婚されていたのだが、子宝に恵まれないことで多いに悩んでおられた。
時が流れ、我が晩婚の際の結婚式会場にAさんも招待したら、喜んでお越し下さった。
実はその時点で、私は既に妊娠(高齢妊婦だった)している身であることを初めてAさんに告げた。 その時のAさんの反応が今尚忘れられない…
Aさん曰く、「〇さん(私の事)が子供を産みたいと思っているとは想像もしていなかった…」
あの時のAさんの愕然とした表情が私は忘れられない… 😱
それ程までにAさんは、自身が子供を身ごもれないことを悲壮的に捉えている事実を、私は初めて理解した…
その後、Aさんとは疎遠となった。 年賀状を投函しても、返事がくることは一切無かった。
(以上、昨日公開のエッセイより一部を引用したもの。)
そのAさんとのお付き合い段階で、もしかしたらAさんは「不妊治療」をしている最中なのではないか!?!と、医学者の私はよく感じたものだ。
その観点から、Aさんと一緒にいる際のAさんの「不審行動」に私は気づいていた故だ。
とにかく 頻繁にトイレへ行く女性だった。 私の想像では、Aさんはおそらく「生理」の有る無しをしょっちゅう気にかけているものと想像した。
もしもその月の生理が始まったとしたら、イコール不妊治療失敗との結果だ。
いえもちろん、そんなことをAさんに確認する程に 私は疎かな医学者では無かったですよ!
ただ、まさに私がAさんとお付き合いがあった年月を通して、Aさんはその行動をかかすことなく続けたものだ。
そしてAさんは、とにかく子供がいる女性を極端に嫌い続けてもいた。
例えば同じく特別選抜にて入学した人材に、 子どもさんがおられる専業主婦の女性が存在した。 その方、我々よりもかなり年上なのだが、まさに主婦そのものというのか、よくぞ子育て多忙な中、母親である奥さまが学生になる同意をご主人が下されたものだ、とくらいに私は捉えていた。
Aさんが、その女性に対しても「敵意」らしい感情を抱いていた事実が、私はかなり不思議だった。
まさにその方、どう見ても「専業主婦」以外の何ものでもないし、ご本人もご自身がこれまで社会経験が皆無だとも周囲に吹聴されていた。
その方に関してAさん曰く、「何であの人が入学できたのか! 目障りだ!」等々の発言をいつも私相手に、憎しみを込めて発していたものだ。😱
要するにAさんとは、ご自身が子供に恵まれない事実をまるでご自身の “人生第一の絶対的に許されざる失策” のごとくに、頑なに捉えられていたのであろう。
どうして それ程までにご自身の「不妊」に関して悲壮感を持たれるに至ったのかのその経過に関しては、私には未だに計り知れない。
私が推測するに。
Aさんとは、東京都内の某私立大学にて助教授に任命された後も、もしかしたら「子宝」に恵まれなかったのではあるまいか??? (年齢的にも既にその時期をとうに過ぎておられたと想像する…)
とにかく 私がAさんと知り合った頃には、Aさんには「不妊症」以外には特段の疾患を抱えておられる様子では無かった。
その後も某私立大学の助教授になられた後に、彼女なりの「論文」を発表されている事実を鑑みるに。
私にとって、Aさん(私とほぼ同年の女性です)の死因の特定が不可能だ。
いやもちろんのこと、人間とは突発的に難病を患ったりする事態も考え得るのは当然だが。…
とりとめのないエッセイになりそうなため、この辺で終焉するが。
とにかく 過去に一時仲よくさせて頂いたAさんの訃報に触れた今、 ご冥福をお祈り申し上げます…