原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

東大の「授業料値上げ」、やむを得ないかも…

2024年09月15日 | お金
 冒頭から、2024.09.14付朝日新聞「社説」記事 「東大の値上げ 家計負担抑える政策を」の一部を以下に要約引用しよう。


 東京大学が来年度の入学者から、学部の授業料を約11万円値上げし、64万2990円とする方針を明らかにした。 学生らの反発を受け、大学院については当初案を変更する。 修士課程などの値上げを29年に遅らせ、博士課程は据え置くという。 
 併せて、授業料を全額免除する対象を広げるなど学生支援を充実させる。世帯収入だけでなく、きょうだいが多い人や地方出身者といった事情を把握し、苦しい学生を確実に支援することが大切だ。 (途中大幅略)
 他の大学も似た状況だ。 ここ数年で東工大や一橋大など6大学が授業料を値上げした。 今回、他大学に大きな影響を与える東大が続くことで追随する動きが広がる可能性がある。
 高所得世帯の子女が多い東大にも、経済的に苦しい学生はいる。 経済支援の充実とセットだとしても、全国どこでも質の高い高等教育を比較的安価で提供するのが国立大の使命だ。 (中略)
 日本はかねて、先進国の中でも高等教育への公費支出が手薄だ。 政府は運営費交付金や私学助成を減らし、教育・研究環境を悪化させてきた。 そのひずみが国公私立を問わず大学に授業料を引き上げさせ、教育費の家系負担を増やしている。 
 学生が高等教育を受けることで利益を得るのは、当人だけではない。 卒業後に各方面で活躍することで、社会全体が受益者となる。(中略)
 それには、高等教育の価値への国民の理解が欠かせない。 自らの教育の特色や意義を、各大学が社会と共有する努力を続けることが重要だ。

 (以上、朝日新聞「社説」より一部を引用したもの。)



 この「東大授業料値上げ」に関しては、最近我が家に面白いエピソードがある。
 我が家の義母(現在高齢者施設入居中のため、我が亭主が義母の代行をしてその運営を任されている)が経営している不動産物件が東大に程近い場所にあるのだが。
 そこに入居して下さっている“東大生”より、賃貸仲介業者を通してある要望が入った。
 その内容とは、「この度家賃が数前万円値上げになるようですが、そこを何とか少しでも値上げ額を少なくしていただけませんか?」
 このような事案があると、我が亭主はいつもいの一番に(過去に賃貸業経験のある)私に相談してくれるのだが。
 その相談内容を聞いて私はすぐにOKサインを出した。
 と言うのも、冒頭表題の「東大授業料値上げ」の話題を私は既に承知していたからに他ならない。
 この東大生のご家庭に関しての詳述は避けるが。 とにかく関東近県から単身にて上京し東大に入学された学生さんの様子だ。 (履歴書を拝見しているためある程度のご家庭内収入の程は把握できていた。)
 そんな私が出したOKサインに従って、値上げ額減額に踏み切ったものだ。


 あるいは、この私自身が過去に「東大大学院入学」を目指して入学願書を提出した経験もある。
 これに関しては、既にバックナンバーにても公開しているが。
 結果としては私が当時通っていた大学の大学院への進学が決定し、東大大学院受験は放棄した。 (後で分かった事実だが、東大大学院に関しては日本全国始め諸外国からの留学生を積極的に受け入れる体制のため、大してレベルが高くないとの噂もある…) そのため、少数精鋭の我が出身大学院へ入学して大正解だったと結論づけられそうだ!



 最後に、話題を「東大授業料値上げ」に戻そう。

 そうとは言え、概して東大入学生とは保護者がリッチな家庭の子ども達が大多数だとの話も聞く機会が多い。
 そりゃ、そうだろう。
 どうしても 「家庭の経済力」と「子どもの学力」とは、嫌でも比例するものではあるまいか???

 そうとは言え、やはり例外は存在するものであり。
 苦学して頑張る学生さんの意気込みは応援したいものだ。

 とにもかくにも、東大の授業料値上げは来年度から確実に実施されるようだ。

 どうか、貧乏でも東大をめざしたい学生の皆さん。 ご自身の能力にて東大合格をゲットした暁には。 
 もしもご家庭からの学費の援助が得られない場合には、ご自身の体力・気力にてアルバイトにも励みましょうよ!!

 この私も 2度目の大学・大学院時代にはそうして授業料を稼ぎつつ、真面目に学問にも精一杯励み、優秀な成績にて卒業・修了を果しましたよ!! (いや 東大では無かったですけど、一応国公立でした…)😱 😖 

 貴方が真に優秀な人材であるならば、そんなこといくらでも可能と私は判断・期待します!! 
 

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