
(冒頭写真は、2025.03.08付朝日新聞 漫画しりあがり寿氏「地球防衛家のヒトビト」より転載したもの。)
いやはや このトランプ V.S ゼレンスキーの、予想だにしなかった激しい口論映像を私も忘れやしないが…
まさに しりあがり寿氏がおっしゃる通り、「『タテマエだけでも正義の宮殿』が崩された気がする…」
この原左都子も、同様の感覚を抱かされた。
今までにも世界の首脳陣が論争になった事例は、過去にいくらでもあるだろうが。
この論争場面程 下劣というのか、子ども喧嘩のごとくの茶番劇を見せられたのは今迄に類を見なかった感覚だった。
原左都子の「贔屓目」で見ると、ゼレンスキー氏側の“お怒りの程”は同意できそうにも感じた。(あくまでも原左都子の正直かつ身勝手な感想に過ぎないが。)
片や、いい歳こいた 、しかも米国大統領との世界で一番権威があるべき立場の人物であるはずのトランプ氏が、あれ程までに同等かそれ以上に怒りをぶちまける映像を、私はいまだかつて見たことが無かった… 😱
以下に、2025.03.05付朝日新聞夕刊「NEWSダイジェスト」 ゼレンスキー氏 譲歩の姿勢示す」 より、一部を引用しよう。
ロシアの全面侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は4日午後、「できるだけ早く(和平の)交渉の席につく用意がある」とXに投稿し、「永続的な平和を得るため、トランプ米大統領の強固な指導力の下で働く用意がある」とした。 米国から軍事支援の一時的停止をつきつけられ、譲歩する姿勢を見せたものだ。
ウクライナは2月中旬に希少資源に関する協定案に難色を示したことなどから、米国との関係が悪化。 2月28日にゼレンスキー氏とトランプ氏がワシントンで首脳会談を行い、協定に署名する予定だったが、激しい口論の末に会談が決裂していた。 さらに、トランプ氏側はゼレンスキー氏が「失礼」だったとして、3月3日にはウクライナへの軍事支援の一時停止に踏み切った。
ゼレンスキー氏は4日の投稿で停戦の第一段階として捕虜交換のほか、空域と海域、民間インフラ施設への即時攻撃停止に応じる構えがあると具体的に記した。 その上で「迅速にさらなるすべての段階を進め、米国とともに強固な最終合意に達するための取り組みをしていきたい」とつづった。
投稿では、米国に対して改めて感謝を示し、首脳会談について「想定されていたようには進まなかった。あのような形になったことを残念に思う」と投稿。 「今後の強力と意思疎通は、建設的なものにしたい」と関係修復に意欲を見せた。
(以下略すが、以上朝日新聞記事より引用したもの。)
最後に、原左都子の“身勝手な”感想を述べよう。
冒頭写真の漫画が、当時のトランプ氏・ゼレンスキー氏の実際のやり取りの様子を実にリアルに描いているが。
あれを見た人は、おそらく同じ感想を抱くと思うが。???
どっちが悪いどうのこうのと言うより。
わざわざトランプ氏との会談のために米国まで訪れたゼレンスキー氏の態度には、同情したくなるものの。
同じレベルかそれ以上のハイテンションでゼレンスキー氏に食って掛かった米国大統領・トランプの“低レベル”(というより“下劣ぶり”に)辟易とさせられやしなかっただろうか???
何と言うのか 態度面ではゼレンスキー氏よりもトランプ氏の方こそが、“怒り心頭”感が強烈だった印象がある。 (その様子を 冒頭漫画の しりあがり寿氏は“正確”に描けていると、私は評価する。)
ゼレンスキー氏側は 既にこの「事件」に関してトランプ氏に「譲歩の姿勢」を表明し、希少資源協定にも署名の意向を示している訳だが。
ウクライナと米国との関係には、当然米国とロシアの関係も絡んでくる訳であり。
まだまだ難関な道程であろうことを想像して、余りある…
(何と申しますか、「弱者」とはあくまでも「弱者」としてずっと存在せねばならないのか、との観点に、私自身がこの事例を通して陥ってしまうのが辛い… )