今夜は、サッカーW杯のアジア最終予選の第一戦。クロアチア人が監督する中国との対戦だ。ここのところ特に初めはいつも、苦戦が続く。アジア勢相手には引いて守られ、ボールは持っても、敵前で横流しばかりと、長い間見続けてきた。ところが近年、日本の攻撃力が上がった。それでも苦戦って、どういうことなのだろう。日本相手のアジアは「厚い守備で必死に走り回られる」のである。ある意味、走り負けるのではないか。
がしかし、今年は違うと力説したい。世界最先端の得点パターンを持ったスピード選手が何人も居るからだ。フランスを席巻した伊東純也のクロスは世界でも有名になったが、アーリークロスも含めれば大昔からの得点戦術なのである。彼のクロスはしかも、低い位置から相手マークをスピードでぶっちぎり、さらに多くのDFを引きつけてから、ゴール前ピンポイントも正確だから、得点確率がとても高い。
三苫薫も同じようなスピード選手。何人かの敵DFをぶっちぎって、ゴール前進入から、正確なスルーパス。
この二人、いずれも相手DFをばらけさせたうえに、味方選手の敵ゴール殺到を呼び込むから、敵にしたらこんな怖い選手はいない。
そこへ持ってきてトップ下に久保建英。彼は二人とは違いドリブル技術スピード技術で相手を抜いていく。そして、その技術にはますます磨きがかかってきた。もう少し周りが見えて球離れがよいと、チーム得点がさらに増えるだろうと思うのだが、彼のそこも改善されつつある。彼の技術的スピードにも何人かの敵が付くから、ゴール前が薄くなるのである。
そして、センターフォワードの上田がまた、何でも出来る万能型だ。
4対1ほどとみるが、どうだろうか。