この二人は「何かが超上手い」と言うだけの選手ではない。サッカーはチームとして連携戦術で得点するスポーツだが、この二人はたびたびこう表現される。
「純也と三苫は、それぞれその個人が戦術である」
つまり、なんらか連携戦術で得点チャンスを作るのではなく、一人(がそのスピード)でそれが出来てしまう選手という意味だ。ということが、ヨーロッパではすでに知れ渡っている。
さて、そんな選手が前衛の方の左右はしっこに各一人ずつ居たらどうだろう。相手チームはそれぞれに1.5~2人ほどの守備人間を配しておかねばならぬだろう。すると左右いずれかの威力も一人だけの時よりも倍増するというわけだ。
また、中央もスカスカになって得点スペース、チャンスが増えるのである。つまり、クロスやスルーパスえお得点にするスペースが増える。久保、南野、上田も、さぞ動きやすいことだろう。
僕はいつも思っている。最初から二人を使えば良いのだ。三苫の位置には中村、相馬がいる。この二人は伊東と同様のプレーができるのである。