本人次第、とは

2010-05-10 12:50:44 | 日記
学校の先生の教え方が悪いといって、今の自分の学力低迷をそのせいにする生徒がかつていました。

多かれ少なかれ他人のせいにするという傾向は誰にもありますが、そこから先をどうするかで人によっては全く違った道を歩むものですよね。


その生徒の場合、初めのうちこそそうした逃げ口上ばかりが目立っていましたが、そんなことを言っている内に他の生徒が次第にやる気を出して受験勉強に身を入れだすと、「これではいけない」と自分でも気付いたのでしょう、ある時期を境に明らかに変化の兆しを見せ始め、そこから先はそれまでとは別人のように日々こつこつと勉強に向き合うようになり、それが功を奏して受験でも見事に第一志望の学校に合格を果たしました。


一方、ほぼ同じ時期に同じような逃げ口上を言っていた別の生徒がいて、しかし彼の方は最後まで逃げ口上のぬるま湯から抜け出すことが出来ず(というよりも、「そうしようとせず」)、結局第一志望はおろか、かなりランクを下げた学校も厳しいという状態で受験を向かえたことを覚えています。

この間、塾は勿論、周囲の大人たちが手を変え品を変え彼の変化を促し続けていたのですが、本人がそれに気付いたのは受験が終わってだいぶ経ってからでした。


気付くべきは本人であって、それなくして何事も前には進みにくいという典型のような好対照でした。



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