脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

NHK朝のドラマ「カーネーション」から

2012年03月14日 | かくしゃくヒント

3月14日、NHK朝の連続ドラマ「カーネーション」で主人公がしゃべったセリフが耳に飛び込んできました。

2012_0314_215700p1000002主人公はは72歳の女性。

大阪岸和田の洋裁店主。
戦争未亡人で女手一つで店を切り盛りし、オーダーメイドの洋服づくりを信条としてきた。

娘三人も洋服デザイナー(コシノ姉妹がモデル)として名をなしている。
その娘たちから、年齢を理由にそろそろ引退を勧められていた。

たまたまデザインした中高年用の洋服が評判を呼び、オリジナルブランドの立ち上げを持ち掛けられたところで骨折。介護ベッド生活中。

という設定でドラマは進行していました。

娘たちの引退勧告に対して

「夜寝るのが惜しゅうて、朝起きるのが楽しみで(そんな生活をしなくてどうする!)」

「おもろないとイヤ!おもろいのあきらめて生きていけるもんか!」

このような「おもろい」テーマは天から降ってきません。自分が見つけるのです。他の誰が「おもろない」と言っても、じぶんが「おもろければ」それでいいのです。それを決めるのが前頭葉。

探し出して、そしてやってみなくては。
そうでなくては「おもろいか」「おもろないか」を、前頭葉は決めることができません。

2012_0314_215500p1000001ところで、ここで私は、長男の会社の社是を思い出しました。
「すべてのスタートは『楽しむ』こと。『楽しい』ではなく『楽しむ』である」(クリックしてみてください)

こういうことが言える73歳(より以上)の人に対して、私たちは
「あの人は絶対ボケないね!」と太鼓判を押すものです。

それは私たちがボケるかどうかの基準を「生き方。それもイキイキとした生き方ができているかどうか」においているからです。

こういう人はたとえ骨折しても
「一か月で治るから!」と断言できる強さも楽天性も兼ねているものですね。

その後の情報番組「あさいち」の認知症の解説には、大きな?がいくつも浮かびましたが、世の中の人たちが持っている「どういう人がボケないかの物差し」が正しいというのみにとどめましょう。

3月1日から、新しいブログを始めました。
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