たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

月組『夢現無双』『クルンテープ』_東京宝塚劇場千秋楽ライブビューイング(3)

2019年08月10日 17時23分16秒 | 宝塚
 月組『オンザタウン』、残念ながら縁がないまま終わってしまうのですが、怪我でショーを救援していた海乃美月さんが元気にダンスをしているようでよかったです。吉岡門弟との対決を前に殺気立つ武蔵に、今夜一晩武蔵の時間は自分に委ねられていると迫っていく場面の吉野太夫が色っぽくてきれいでした。「ほんまにおとこはんは・・・」と笑うところなんか大人の女性の余裕をかもしだしているようにしかみえなかったのですが、中卒で入団しているのでまだお若いとSNSの書き込みでみかけてびっくり。『カンパニー』では美弥るりかさんを追いかける作業療法士?だったかな?の役でなんてきれいな娘役さんなんだろうと思いました。目元が独特で個性的。実際に演奏されていたわけではないと思いますが吉野太夫の奏でる琵琶の音色が作品に彩りと深みを添えていました。

 暁千星さんの吉岡清十郎も若さを感じさせない佇まいで印象的でした。顔立ちがかわいい男役さんという印象でしたが、初めて武蔵と対決したときあっさりと倒してしまう傲慢ぶりと着物の着流しぶりがいい男感でした。金に物言わせて朱美をものにしようとするあたりのいやらしさも満点。一年後再び対決した武蔵に敗れたあとは自分の弱さを認め人に優しくなっていく緩急のつけかたがお見事でした。

 登場人物が多くなかなか認識しきれていないのですが、専科のベテランが演じるのが自然なような役所を若手が演じて違和感ないあたり、たまきちを筆頭とする芝居の月組の底力を魅せてくれたような舞台でした。

 佐々木小次郎を演じた美弥るりかさん、紅5のDVDをみながら8年という歳月でものすごく成長されたのだとしみじみ思いました。月組に異動が決まったあとのコンサート、アンコールのサプライズで紅さんが「みやちゃん」と呼び掛ける声がものすごくあったかくてかわいらしいと思うのですが、みんなで「月組いってもがんばって」と送り出され、ほんとうにがんばったんだなあと。小次郎、出自の背景が全く描かれないままキリシタンであることをみせ、出番が多くなかったですがどこかつかみどころのない、天才剣士としての存在感があったのは美弥さんの力量でした。

 本位田又八のことも振り返りたいですが言葉足らずのまま、今はごれぐらいで。

 台風は15日、16日に西日本を直撃する予報、鉄道会社は計画運行するというニュースを見かけました。昨年月組のエリザは悪天候により二度も公演中止となってしまいました。星組公演に影響が出ませんように、一回もかけることなく休演者が出ることもなく、バスツアーが中止になったりすることもなく飛行機も新幹線も無事に動いて千秋楽を迎えられますように。

 舞台との出会いは一期一会。一回一回が奇跡的な出会い。









 舞台写真は宝塚ジャーナルよりお借りしています。



旅の思い出_京都(1)

2019年08月10日 15時50分53秒 | 小さな旅の思い出
 昨夜は夢の中で「家」にうなされながら、途中お手洗いで目がさめたとき眠剤半錠のんでなんとか7時間ほどの睡眠からの休日。過去から解き放たれていくために、家族は幸せなものだと信じていた頃の自分語りをまた少し。

「1984年11月22日(木) 晴れ時々しぐれる

6;15 起床

7:16 〇〇

7:59 △△発

10:07 京都着 京都バスにて大原へ一時間。途中山々の紅葉がみごと。
         寂光院、三千院、勝林院、宝泉院、来迎院。
         東海自然歩道ぶらり歩き。

15;20 大原→高野橋 京都バス
    高野橋→北大路バスターミナル→源光庵前下車 市バス

16;10 北山ユースホステル着

18;00 食事

19;00 入浴


 現在PM7時10分。夕食も終わり、またちょっとおなかがすいてきたかな、というところ。今日はのんびり大原めぐり。
ひとり、ぶらりぶらりと三千院ものんびりみられてこんなにのんびりしていいのかな、と思うぐらい淡々とした旅。
紅葉もまだ残っていてよかった。
本当に自然が醸し出す色合いって見事だなと思う。
なんとなく落ち着けていいな、大原って。」