行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

国内女子プロゴルフ,アース・モンダミンカップ 小祝さくらの優勝は順当

2024-06-24 22:00:14 | スポーツ
 ツアー最高の賞金総額3億円、優勝賞金5400万円がかかる、国内女子ツアー第17戦「アース・モンダミンカップ」は4年ぶりの月曜日決着となった。トップレベルの選手が全米女子プロオープンに参加しており、留守を守る黄金世代を代表する小祝さくらが順当に制覇した。
2位に6打差の単独首位から出た小祝さくら、13番まではバーディが取れず我慢のゴルフ、安田祐香が前半3バーディをとりひたひたと迫ってきた。小祝は14番パー5でようやく3メートルを沈め取り返すと、続く15番パー3で15メートルのスライスラインを読み切り連続バーディー。17番で一つ落としたが、最終18番パー5でも悠々バーディとし、通算16アンダーで後続を振り切り、ツアー通算11勝目を飾った。
首位と3打差の通算13アンダー2位に安田祐香、通算11アンダー3位に高橋彩華、通算10アンダー4位にベテラン藤田さいきが頑張った。

日本では優勝賞金最高の5400万円、単独2位の安田でも2640万円と通常の大会の優勝賞金を上回った。
海外からは、山下美夢有が全米女子プロオープンで2位となる朗報が飛び込んできた。山下は2位タイで獲得賞金は約1億1228万円を獲得、7位タイに入った渋野日向子と西郷真央はともに約4270万円を獲得した。日米の賞金格差はどう説明すれば良いのか??


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女子プロゴルフ、ニチレイレディス バンカーショットで岩井明愛が逆転優勝

2024-06-16 21:33:11 | スポーツ
トップと3打差で出た岩井明愛が9バーディ・1ボギーの「64」をマーク。トータル13アンダーで逆転し、今季2勝目、ツアー通算5勝目を果たした。16番まで佐久間朱莉が11アンダーでトップを走り、10アンダーが岩井を含め小祝、川崎等、最終組がスコアを伸ばせず、熾烈な優勝争いとなった。

16番の難関コースで岩井明愛は右のガードバンカーに入れてしまった。ピンまで30ヤード、ところが、これをプロの技と思えるバンカーショットでチップインバーディ、首位の佐久間をとらえた。続く17番180ヤードを6番アイアン?高い球でピン手前50cmに、バーディで逆転、18番パー5、506ヤードはほとんどの選手がツーオンなので勝利は確実と思えたが、岩井の2打目はピンそばの左バンカーへ、パーは確実だが、佐久間はバーディの可能性大、何とかバーディをとここでは柔らかいバンカーショットでピンそば1.5mへよせ優勝をつかんだ。

トータル12アンダー・2位タイに小祝さくらと佐久間朱莉が入った。佐久間は最終ラウンド65と健闘するも初優勝をのがし泣いた。トータル11アンダー・4位に竹田麗央、トータル10アンダー・5位タイには山下美夢有と川崎春花が入った。

特筆すべきは久しぶりに横峯さくらが6アンダー14位タイと頑張り、リランク入りほぼ確実で、中盤戦の活躍がきたいできる。

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全米女子オープン、笹生優花2度目の制覇、日本人選手大活躍

2024-06-03 13:41:45 | スポーツ
今朝起きたら、ビッグニュース「首位と3打差の5位でスタートした笹生優花(22)は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算4アンダーとし逆転優勝。2021年以来、2度目の全米女王となった。2度目のメジャー制覇は、男女を通じて日本勢初の快挙だ。2位は3打差で渋野日向子(25)」

調べてみると、6位に2オーバー古江彩佳、9位タイ3オーバー小祝さくら、同じく9位タイに何と初参加の竹田麗央と10位以内に日本人選手が5人も入ってまさにジャパニーズデイだった。日本女子プロのレベルの高さを世界に誇示でき頼もしいかぎりだ。
持って帰る賞金も半端ではない。笹生優花は前回の倍以上240万ドル(約3億7000万円)、渋野日向子は129万6000ドル(約2億300万円)、10位で27万1615ドル(約4200万円)だから9位小祝、竹田でも推定5000万円くらいだろう。昨年の日本ツアー賞金ランキング1位山下美夢有のシーズン獲得賞金は2億1355万4215円だから笹生は1回の大会でそれ以上稼いだことになる。


優勝賞金1,620万円の国内ヨネックスレディスは単独首位で出た新垣比菜(25)が4バーディー、2ボギーの70で回り通算14アンダーで2018年「サイバーエージェントレディス」以来6年ぶりとなるうれしいツアー2勝目を飾った。
黄金世代で3番目に早く初優勝をとげた新垣だったが、2021-22年シーズンを最後に3季連続でシードを逃した。昨年はポイントランク69位でシード権を逃した。今季もここまで12試合で予選落ちが6回と苦難の連続、それだけに嬉しさは大きかった。迎えた最終18番、ウイニングパットを沈めるとキャディの兄が泣き出した。多くの選手が全米オープンに参加している中の優勝と言うむきもあるが悪天候の中14アンダーは胸を張れる。

全米女子オープンでは黄金世代同期の渋野日向子、小祝さくらが大活躍、新垣比菜は日本で優勝、まさに黄金世代だ。


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女子プロゴルフ、リゾートトラスト・レディース岩井明愛今季初V

2024-05-27 23:09:42 | スポーツ
最終ラウンド前半では12アンダー金澤志奈、11アンダー岩井明愛のマッチプレー的混戦、ところが岩井は後半4バーディ、15アンダーまで伸ばした。初優勝を意識し固くなった金澤がボギーをたたき、逆転した。
この二人の前を行く竹田麗央は6打差11位から6バーディノーボギー66で通算12アンダーで先に終了、ごぼう抜きで単独2位となった。距離を出し、高い球で固いグリーンに止める竹田の猛追が印象に残った。
竹田に抜かれ、通算11アンダー、3位タイに桑木志帆、金澤志奈が入った。竹田は賞金レースのトップを走り、全米女子オープンでの活躍が楽しみだ。

特筆すべきは昨年のプロテストに合格し、今大会がレギュラーツアーデビュー戦の政田夢乃(23)。4バーディー、1ボギーの69通算6アンダー11位と健闘した。パットが上手いという印象。




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女子プロゴルフ、ブリヂストン・レディース飛距離と小技で竹田麗央3勝目

2024-05-20 15:18:33 | スポーツ
スタート時、11アンダー河本結、10アンダー竹田麗央、8アンダー山下美夢の最終組、かなりハイレベルの闘いが予想され、その通りになった。1番ホールで竹田は奥から10ヤードチップインで先ずバーディを取ると、2番パー5、3番パー4、5番バー3、6番パー4で飛距離とパットをいかして立て続けにバーディ量産、前半で15アンダーとして河本に4打差を付けて優位に立った。試合後、河本は「すごすぎて悔し涙も出なかった。異次元のゴルフ。やばい」もうなずける
竹田の優勝スコア通算14アンダーは大会新記録というから河本も諦めが付いただろう。

前半の竹田の猛チャージに出遅れた女王山下美夢有は後半プライドがあるとばかりに11,12,13番立て続けにバーディ、最終18番では7mのバーディパットを決めて一気に12アンダーとし河本と2位を分け合った。

地元出身の吉田優利は米国から参戦、通算4アンダーで15位タイながら、最終日5アンダー67でまわり、ファンを喜ばせた。


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女子プロゴルフ、RKB×三井松島レディス、岩井千怜執念の連覇

2024-05-12 22:40:27 | スポーツ
7アンダー首位でスタートした岩井千怜(21)、山下美夢有(22)、佐久間朱莉(21)、絶好調の3人だけに接戦を予想したが、前半で岩井が4バーディをとり、1バーディの山下に3差を付け、後半もショット、パットも好調で6バーディー、1ボギー67とスコアを伸ばし、自身が保持していた大会記録を1打更新する通算12アンダーの大会新記録で2年連続優勝を飾った。
3打差の9アンダー2位に山下美夢有とこの日ベストスコアの66で回った藤田さいき(38)が入った。強い風雨の中、執念の集中力を発揮した岩井に対し、山下はスコアが伸びきれず、佐久間はショットが乱れた。

集中力を特に感じたのは、9番のチップインバーディ、同組の山下、佐久間にプレッシャーをかけた。岩井は昨年18番パー5で直ドラでバーディを取り優勝を引き寄せたが、それ以来直ドラの岩井姉妹と、ファンは期待した。岩井のファンサービス精神は今回の大会でも直ドラバーディを見せギャラリーを喜ばせた。

特筆すべきは広場症候群で飛行機や電車に乗れない菅沼菜々が1000kmを車で参戦し、2アンダー13位タイだけでなく12番で154ヤードを8番アイアンで ホールインワンを達成しファンを喜ばせた。これもプロ精神を讃えたい。


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女子プロゴルフ、メジャー、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ、15歳のアマが制覇

2024-05-06 17:39:18 | スポーツ
日韓女王対決となった最終日、誰も予想しなかった結果となった。まさかという坂があった。

韓国のアマチュア、リ・ヒョソンが衝撃の日本ツアー最年少優勝を飾った。10位から出て、1イーグル、5バーディー、2ボギーの最少67で回り、通算8アンダーで、15歳176日での国内男女ツアーを通じて歴史的最年少Vを達成した。最終日の7打差逆転はメジャー最大(これまで5打差逆転)と記録ずくめの優勝となった。日韓の女王が強い風に度々グリーンオーバーしてスコアを後半落としたのに対しリ・ヒョソンは最終18番パー5でツーオンし、豪快なイーグルで締め、逆転劇を演じた。韓国の女王イ・イェウォンは昨日までの正確なショットが乱れ、最終日は76,山下は74と共に悪いショットを、高速グリーンでカバーできず先に上がったヒョソンに追いつけなかった。

何故こんなことが起こったのか?
スタート前にリ・ヒョソンのキャディ(ハウスキャディ)がひょっとすると優勝するかもと言っていたと放送解説者が言っていた。そのキャディによると、そのくらいとんでもない逸材だとのこと。
ここからは推定だが、山下のアプローチパットの外し方が異常で3パットのケースもあり最終日パット数31に対し、リ・ヒョソンは26とパットだけで5打差もあった。つまり、グリーンの状況を熟知しているハウスキャディのアドバイス通りにパットしたヒョソンが最終18番での勝利のイーグルパット(3m)を沈めた。連戦錬磨のプロが読見切れない高速グリーンをアマが読めるとは思えない。キャディの功績大と見た。もちろん15歳のアマがその通りに打てるというのは逸材かもしれない。大きくなったら是非日本でプレーしてもらいたい。

最後まで食いついたのは2位となった佐久間朱莉で18番のバーディパットを惜しくも外し、リ・ヒョソンに追いつけなかったが、最終日71と健闘し、日韓女王を上回ったのは立派、単独2位のご褒美は優勝賞金2400万円だ。これで佐久間は今季通算4570万607円で未勝利ながら6位→3位に浮上した。


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女子プロゴルフ、パナソニックオープンレディース、天本ハルカ初優勝

2024-04-28 23:02:13 | スポーツ
テレビ中継が始まる前、2時頃LPGAのホームページでフルリーダーボードを見たら、首位から1打差に10人がひしめいた。注目の竹田麗央は追い上げてその中に入りそうな勢い。まさに大混戦、誰が優勝するか判らなかった。
首位から出た天本ハルカ(25)に同じ最終組、尾関彩美悠が15番、16番でバーディを取り、1打差で迫った。天本は落ち着いたゴルフで17番バーディで2打差にし、18番186ヤードと長いパー3では右バンカーに入れたが、2mに寄せ、パーでしのぎ通算19アンダーで混戦を制覇した。天本は1998年度生まれの「黄金世代」で、15人目の優勝者となった。5度目の受験でプロテスト合格とデビューは遅咲きだったが、今年度トップ10の回数が1位と安定した成績で、3年目で念願の初優勝となった。

2打差の17アンダー2位は、蛭田みな美、岩井千怜、尾関彩美悠の3人。
史上初となる初優勝からの3週連続優勝を狙った竹田麗央は15番パー5、イーグルで15アンダーとしさらに、17番パー5では2オンしたボールがアルバトロスかと息を飲むピンそば30cmを通過する豪快なゴルフでバーディ、16アンダーで5位に終わった。しかしメルセデスランク、賞金ともに首位を固めた。どこまで驀進するか楽しみだ。


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フジサンケイレディス 竹田麗央ツアー史上4人目となる初優勝からの2連勝

2024-04-21 23:28:49 | スポーツ
先週開花した竹田麗央(21)が初日からトップを守り、大会レコードに並ぶトータル12アンダーで逃げ切り、ツアー史上4人目となる初優勝からの2連勝を果たした。ベテラン?鈴木愛(30)が「2週連続負けられない」と闘志を燃やし、飛ばしや竹田を時にはオーバードライブするほど迫り、初優勝を狙う野澤真央(24)は1番~3番連続バーディで一時は9アンダーで首位に並らんだ。

竹田麗央はしかし、冷静で12、13番と連続バーディでライバル達を突き放した。特に10アンダー1打差でむかえた16番パー5では2打を4番UTでグリーンにのせたが、早い砲台グリーンでボールは無情にも奥40ヤード遙か下へ、大ピンチとなったがピンそば3mに寄せてバーディパットを冷静に沈め2打差と広げた。この16番昔、尾崎が同じようなところからチップインイーグルを成し遂げた名場面を思い興させた。竹田は最終18番ではおまけのバーディパットを沈めてようやく笑顔、小林、野澤、鈴木との激しい首位争いも終わってみれば3打差で初日から首位を守り通す完全優勝だった。
この勝利によって鈴木愛を抜き、年間女王レースのメルセデス・ランキングで1位に立った。

特筆すべきは9アンダ-単独2位に入った小林光希(22)、今回は2年連続年間女王となった山下美夢有のエースキャディーを務める松村卓氏をキャディーに起用。「クラブ選択や攻め方を相談するのはもちろん、『落ち着いてね』とか、いいタイミングで声を掛けて下さり、助けていただきました」とキャディの効もあったようだ。

竹田は今回キャディに兄を起用。距離計を使用し、クラブの番手もパットラインもほとんど自分自身で決めている。身内で安心してプレーに集中できるという精神面の効か?

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女子プロゴルフ KKT杯バンテリンレディスオープン、竹田麗央初優勝

2024-04-15 11:56:03 | スポーツ
前々週、ヤマハレディスで悔し涙を流した竹田麗央(21)が3打差3位からスタート、最終組の岩井明愛の不調もあって、3バーディー、1ボギーの70で回り、通算7アンダーでツアー初優勝を地元の熊本で逆転で飾った。16番ではピンチをチップインでしのぐなど、ゴルフの神様は微笑んだ。

風が強く、グリーンが固くなり、かなり難しいコンデションで、昨日8アンダーで岩井明愛がトップだったが、優勝スコアが7アンダー、2位タイが鈴木愛、鶴岡、イ・ミニョンの5アンダーとそうそうたるメンバーの中で竹田が優勝したことは今後の優勝戦線は面白くなる。

これからのツアーで楽しみなのは鶴岡果恋と神谷そら、鶴岡はこの厳しいコンデションの中で、4バーディー、ノーボギーの68で最終日のベストスコア賞を取り、20人抜きの2位となった。10位3アンダーの神谷そらを何故注目するかというと、記録に残らない記録を作った。神谷はゴルフの神様の仕業か1R~最終ラウンド3R、すべてのスタート1番でのスコアがダボ、ダボ、ボギーという結果、もしこれがパーで治まっていれば、8アンダーで優勝だった。1R~3Rとも71で回る安定ぶり。期待できる。

同時進行のマスターズ、オーガスタの緑の絨毯と較べると熊本空港カントリーのひどさは選手にとって気の毒だった。

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