行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

富士フイルム・スタジオアリス女子オープン、阿部未悠が初優勝

2024-04-08 17:52:01 | スポーツ
佐久間朱莉(22)がスタートでイーグルを取り2番でバーディを取り、地元の石坂ゴルフ倶楽部という舞台を考え、迫る阿部未悠を後半2打差で14番にのぞんだとき、初優勝確実かなと思ったが、そこからゴルフの劇的さを感じさせた。古江彩佳、西村優菜、吉田優利と同じ2000年度生まれの「プラチナ世代」の阿部未悠(23)は14番からの4連続バーディで単独首位に浮上。8バーディ、1ボギーの「65」コースレコードで回り、通算15アンダーで4年目での念願の初優勝を遂げ、昨年大会2位の雪辱も果たした。

地元川越出身の佐久間朱莉は大勢のファンの声援を受け、1イーグル4バーディの「66」と伸ばしながら、阿部とのマッチプレーとも思える後半、競り負けて通算14アンダーの2位で初優勝を逃し、涙をのんだ。

同じ首位スタートで最終組の上田桃子は若い二人の競り合いにあおられたか最終ラウンド「74」と落とし、通算6アンダー9位となった。終了後、阿部、佐久間のゴルフを絶賛していた。特に冷静なパターを誉めていた。
ここのゴルフ場グリーンがポテトチップスみたいで難しく、集中して競り合った二人のパター数は最終ラウンド阿部は25,佐久間は29に対し、上田は35だった。パットの名手鈴木愛が30なので、阿部のパット数25は特筆で、初優勝の原動力だった。


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お花見ゴルフも人手不足の現実に

2024-04-03 15:53:35 | スポーツ
いつも毎年春、この時期の旧友とのゴルフ、会場はクラブ前の枝垂れ桜と池の畔の桜が咲き誇る習志野カントリークラブ、昨日は今年の寒さのせいで朝には薄らとした色だったが、ランチの頃は温かい陽気で満開となりスコアはともかくレストランからの花見ワインとなった。

ところが、春の陽気に浮かれ気持ちよくラウンドして上がってきて、厳しい現実が待っていた。いつものように入浴後クラブハウスで打ち上げと思っていたが、幹事から「レストランは15:30分ラストオーダーで早々に閉まる」との宣告。

かつてはゆっくりと飲みながら反省会ができたのだが、ゴルフ場もついに人手不足がここまで来た。人手不足でキャディが足りないことはこの数年の現象だったが、レストランまで影響を受け出した。欧米の普通のゴルフ場はレストランが無いことが多く、サンドイッチ持参でラウンドしたことがしばしばだった。日本のゴルフ場でも遅かれ早かれキャディ無しレストラン無しのゴルフ場が現れることになるかも。
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ヤマハレディースオープン葛城、小祝さくらが満開、5打差を逆転

2024-03-31 17:24:43 | スポーツ
首位と5打差の5位から出た小祝さくら(25)が6バーディー、1ボギーとスコアを五つ伸ばして通算10アンダーとして今季初優勝、通算10勝目を飾った。
小祝は前半5番から2連続バーディを奪取。後半では14番から3連続バーディを奪った。優勝を意識した最終組竹田麗央はスコアを伸ばし切れず、オフに共にトレーニングをした小祝さくらお姉さんに逆転され涙をのんだ。
最終組の竹田、川岸、穴井は飛ばしや3人組で、パー5は全てツーオンを狙うという豪快なゴルフで観客を楽しませたが、ショットがそれぞれ乱れ、スコアには繋がらなかった。
小祝はショット、パット好調で、最終18番パー5では完璧なアプローチからバーディ締め。大ギャラリーの拍手喝采を浴びた。竹田は同じ最終18番、第2打をガードバンカーに掴まったがバンカーショットを10cmによせ、あわやイーグルで追いついたと思わせこれまた拍手喝采をあびた。小祝は優勝賞金1800万円の他に副賞グランドピアノをゲット。
トータル9アンダー・2位タイには岩井千怜、竹田麗央。トータル8アンダー・4位タイには河本結、桑木志帆、野澤真央が入った。

鈴木愛は11番でツアー史上初の大記録となる同一大会3度目のホールインワンを達成し、毎年嬉しさで小躍りするパフォーマンスを見せたがトータル4アンダー・17位タイで終えた。ホールインワンの賞金は300万円。

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女子プロゴルフツアー アクサレディス宮﨑、臼井麗香初優勝

2024-03-25 18:29:37 | スポーツ
昨日最終日は降雨によるコースコンディション不良のため中止、36ホールの短縮競技となり、2日目を終えて単独首位に立っていた「れいちぇる」こと臼井麗香通算13アンダーで初優勝。98年度生まれの「黄金世代」では14人目の優勝者となった。1打差の12アンダー2位に山下美夢有、10アンダー3位に小林夢果(20)「この優勝が奇跡と言われないように、2勝目を目指して日々努力していく」と本人が言ってるように、賞金女王の山下が1値打差まで迫っており、3Rやっていたら勝負は判らなかった。

臼井麗香はいつもポニーテールに大きなリボンを付けていたため、目立っていたがコースに花を添えるだけで、黄金世代では出遅れていた。オフでの筋力トレーニングによる肉体改造で4キロ増量し、人生マックスの51キロに到達。試合中もホテルでトレーニングを続ける娘を「いい体になってるね~」と母親、飛距離もアップし、アイアンが安定した。努力が報われたと言えよう。

筋肉と言えば初日首位に立った小林夢果は下位ツアーから上がってきた新人筋肉ウーマン260~270の飛距離は魅力だ。4勝を上げてる櫻井心那と同年齢で懸命に追いつこうとしている。楽しみな若手が出てきた。


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記録ずくめの大相撲春場所、110年ぶり新入幕力士の優勝、危機?

2024-03-24 22:01:11 | スポーツ
場所の前半までしこ名をどう読むのか判らなかった新入幕で東前頭17枚目の尊富士(たけるふじ)が13勝2敗で初優勝を飾った。新入幕力士の優勝は1914年夏場所の元関脇両国以来、110年ぶり2度目の快挙となった。

また、尊富士の三賞トリプル受賞は2000年九州場所の琴光喜以来、24年ぶり。新入幕力士としては1973年秋場所の大錦以来、51年ぶり2人目となる。

尊富士の前へ突き進む相撲は見事で、優勝の価値は充分ある。しかしケチを付けるつもりはないが、大相撲にとっては危機と受け取るべきだ。13勝2敗の成績を残せた横綱、大関がいなかったという異常事態だからだ。

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LPGA米国女子ツアーのポイントランキング古江彩佳2位へ

2024-03-15 23:18:47 | スポーツ
米国女子ツアー「ブルーベイLPGA」が終了、最新のCMEグローブポイントランキングが発表され、同大会をノーボギーの7バーディー「65」、通算14アンダーの3位でフィニッシュした古江は、通算獲得ポイントを650.833として6位から2位に浮上。前週の「HSBC女子世界選手権」で3位タイに入り89位から19位に急浮上した西村は、今回21位に順位を下げた。
体調不良から復帰した稲見萌寧は27位から33位、笹生優花は35位から41位と順位を下げた一方、今大会通算8アンダーの12位タイに入った西郷真央は76位から52位へと順位を上げた。

ランキング首位に立っているのは、前週から変わらずリディア・コ。以下、古江彩佳、パティ・タバタナキット、ネリー・コルダ、ブルック・ヘンダーソンと続くがこの中で優勝無しは古江だけ、安定感抜群で10位位内をキープしている。

古江の2023年のトータルラウンド数は米女子ツアーだけで94ラウンド(1位)、国内も合わせれば114ラウンドとほぼ休みなく出場、各選手が開幕戦を迎えるなか、ただ一人開幕戦から5月16日に行われるみずほアメリカンオープンまでの10大会全てにエントリーを済ませている。鉄人・古江彩佳と言われ出した。あの153cmの小さな身体のどこに強靱さを秘めているのだろうか?

LPGAツアーのポイントランキング
CMEグローブポイントランキングは、LPGAツアーのポイントランキングで、レギュラーシーズンでCME Globeポイントを積み重ね、最終戦の「CMEグループ・ツアー選手権」出場を目指す1。ポイント配分は通常の試合やメジャー、マッチプレーによって異なり、原則的に予選を通過した正式会員に配分される。CMEグループ・ツアー選手権の前のイベントでのランキングに基づいて、60人のメンバーが選ばれ、決戦となる。

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女子プロゴルフ、明治安田レディス、鈴木愛完全優勝

2024-03-11 18:25:01 | スポーツ
元女王鈴木愛は単独トップで出た最終日に4バーディ・2ボギーの「70」をマーク。トータル16アンダーで逃げ切り、ツアー通算19勝目を6度目の完全Vで飾った。一時は小祝さくら等後続と2打差まで詰め寄られたが、6打差の圧勝だった。このところ、若手の台頭に刺激されたのかきらいなトレーニング(下半身強化)に励み、そのご褒美となった。本人も「トレーニングしてきたことを信じてやるだけだなと思って、最後までいいプレーができました。地元・四国で優勝できたことを非常にうれしく思います。若い選手たちに圧倒されていますが、私ももうすぐ30歳になるので、『30代でももっと活躍できるぞ』というところを見せたい」
復活のポイントはもう一つ、解説者の岡本プロによると、フォームを8の字から、シンプルな振り下ろしに替えたのが良い結果となったとのこと。

2位10アンダーには高橋彩華、小祝さくら、藤田かれんの3人、藤田かれんWHO?知らない名前、23歳で歳は古江彩佳と同じ、櫻井心那や川崎春花と同期で今年下部ツアーから上がってきた。花が開いた感じで、今年の活躍が楽しみだ。
5位には20歳の竹田麗央が入った。フェードで飛ばし、上位陣で他のドローヒッターをオーバードライブしていた。これも魅力だ。


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女子プロゴルフの国内開幕戦、ダイキンオーキッドレディース、岩井千怜トーナメントレコードで優勝

2024-03-03 22:53:20 | スポーツ
最終ラウンド、首位から出た岩井千怜(21)が5バーディー、ノーボギーとスコアを五つ伸ばしてトーナメントレコードの通算18アンダーで通算5勝目を飾った。優勝賞金は2160万円。2打差の2位は西郷真央、岩井に何回となく追いつき、デッドヒートを繰り返したが15番でボギーをたたき涙をのんだ。しかし西郷の16アンダーはこれまでのトーナメントレコード14アンダ-を上回り、好調さを示した。逆に言えば岩井のゴルフが凄かった。ほとんどフェウエィをキープし、58度でのアプローチショットは完ぺきでピンにからみ、パットも高麗グリーンをものともせずバーディを量産した。昨日から一緒に回っていた好調西郷も堪らなかっただろう。
3位は後半33と頑張った11アンダーの菊地絵理香。
10アンダー4位に入った神谷そら(20)は最終18番ホール(パー5)、495ヤードをアイアンで2オンし、観衆を喜ばせた。やはり飛ばしやナンバーワンだ。

一方シンガポールで行われている米女子プロゴルフツアーHSBC女子世界選手権は昨日まで首位を行く古江彩佳の優勝が期待されたが、最終ラウンドは1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの75と崩れ通算7アンダーの8位に終わった。特筆すべきは西村優菜で、最終ラウンドを66で回り、16位から3位に躍進、9アンダーとして畑岡奈紗らと4人で3位を分け合った。


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女子プロゴルフ、台湾ツアー川崎春花優勝、米国ツアー岩井千怜13位

2024-02-26 11:05:11 | スポーツ
海外での女子プロの活躍で、29日から始まる日本ツアー沖縄「ダイキンオーキッドレディス」が楽しみ。

◇台湾女子◇フォックスコンTLPGAプレイヤーズ選手権 4打差首位から出た川崎春花は後半11番から4連続ボギーをたたくなど、2バーディ、7ボギー「77」と失速した。それでも通算2アンダーで逃げ切り優勝を遂げた。台湾のメジャーとあって優勝賞金は約2700万円と凄い、昨年の櫻井心那に続き日本選手2連勝。1打差に「74」で回った竹田麗央と地元台湾のホウ・ユーサンが並んだ。藤田さいきが通算イーブンパー4位につけた。青木瀬令奈、高橋彩華、櫻井心那が通算1オーバー7位に並んだ。トップ10に日本勢が6人入った。

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド、24歳のパティ・タバタナキット(タイ)が母国で完全復活を印象付けた。前週の欧州女子ツアー「アラムコ・サウジレディース・インターナショナル」から2連勝で強敵が復活した。
日本勢は通算14アンダー13位の岩井千怜が最高位。1つスコアを落として迎えた前半8番(パー3)から6バーディを奪って「67」をマークした。原英莉花と笹生優花が13アンダーの16位で続いた。首位と6打差からスタートした古江彩佳は1バーディ、1ボギーの「72」で通算10アンダー。フロリダ州での開幕2戦をいずれも4位で終えた後、第3戦は23位だった。旅の疲れが出た感じだ。

畑岡奈紗は7アンダーの41位。西村優菜と岩井明愛は最終日に今週初めての60台、「68」を出して、それぞれ4アンダー54位、2アンダー60位でフィニッシュした。

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日本男子プロ松山、久々に目の覚めるような勝利

2024-02-21 17:31:56 | スポーツ
長らく低迷していた松山英樹が米ツアー「ジェネシス招待」で、首位と6打差7位でスタートした最終日に、3連続バーディーを3回マークし、9アンダー62という驚異的なスコアを記録。通算17アンダーとして、逆転優勝を飾った。というニュースが米国から飛び込んできた。

2022年1月の「ソニーオープン」以来の米ツアー9勝目、マスターズで優勝して世界のトップにと期待が集まったが、背中や首に故障を抱え心身ともに不調になっていた。目が覚める勝利というのは賞金の巨額さも意味している。31歳の獲得賞金はなんと400万ドル、6億円だ。日本のトッププロのざっと5年分を一試合で獲得した。日本の若手蝉川や河本も刺激されるだろう。

今年はパリオリンピック、調子を取り戻した松山、東京大会のリベンジが期待される。稲見萌寧の銀メダルがまだ記憶に残っているように女子プロゴルフは世界のトップレベル、男女でダブルメダルも夢では無い。

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