行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

日本男子プロ松山、久々に目の覚めるような勝利

2024-02-21 17:31:56 | スポーツ
長らく低迷していた松山英樹が米ツアー「ジェネシス招待」で、首位と6打差7位でスタートした最終日に、3連続バーディーを3回マークし、9アンダー62という驚異的なスコアを記録。通算17アンダーとして、逆転優勝を飾った。というニュースが米国から飛び込んできた。

2022年1月の「ソニーオープン」以来の米ツアー9勝目、マスターズで優勝して世界のトップにと期待が集まったが、背中や首に故障を抱え心身ともに不調になっていた。目が覚める勝利というのは賞金の巨額さも意味している。31歳の獲得賞金はなんと400万ドル、6億円だ。日本のトッププロのざっと5年分を一試合で獲得した。日本の若手蝉川や河本も刺激されるだろう。

今年はパリオリンピック、調子を取り戻した松山、東京大会のリベンジが期待される。稲見萌寧の銀メダルがまだ記憶に残っているように女子プロゴルフは世界のトップレベル、男女でダブルメダルも夢では無い。

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米国女子ツアー◇古江彩佳4位、稲見萌寧8位の活躍

2024-01-29 18:07:58 | スポーツ
LPGAドライブオン選手権はブラデントンCC(フロリダ州)で行われ、古江彩佳は最終組で優勝の期待が掛かったが4打差を縮めることが出来ず、先週に続き、4位と健闘した。最終日「73」と苦しみ、通算11アンダーの首位で72ホールを終えたネリー・コルダと「69」で追いついたリディア・コー(ニュージーランド)によるプレーオフに突入。18番(パー5)で行われた2ホール目をパーとしたコルダが地元フロリダの大会を制し、2022年「ペリカン女子選手権」以来となる優勝を飾った。

前週優勝を争ったコーと同じ2位スタートの古江彩佳は吹き荒れる強風の中、耐えるゴルフで15番(パー3)を終えて一時は2打差に詰め寄ったが、3バーディ、5ボギーの「73」とスコアを2つ落とし、通算7アンダーの4位で終了。

稲見萌寧は、東京オリンピックでメダルを争ったコルダー(金メダル)コー(銅メダル)の活躍に刺激されたか、強風が全体的にスコアを停滞させる中、5バーディ、2ボギーの「68」と伸ばし30位から、通算5アンダーの8位と、ルーキーイヤーの今季2試合目で初のトップ10に入った。自信を深めたと思う。今後の活躍を期待!

畑岡奈紗は12位から2バーディ、3ボギーの「72」で通算4アンダー9位。西郷真央は22位から1バーディ、5ボギーの「75」とし、通算1オーバー32位で終えた。

米国ツアーは賞金が高く、4位の古江彩佳で1200万円、優勝は3800万円

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米国女子ツアー開幕戦、古江彩佳健闘4位、惜しくも優勝逃す

2024-01-23 21:14:16 | スポーツ
18日に開幕した米国女子ツアー「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」、18日、19日と首位を走った古江彩佳、注目していたが3日目に好調だったパットが崩れ、競り合っていた歴戦の強者リディア・コが14アンダーまで伸ばし優勝した。古江彩佳は6打差の8アンダーで4位と健闘した。注参照

日本勢は畑岡奈紗、古江彩佳、稲見萌寧が出場し、稲見はトータルイーブンで19位タイ、米ツアーメンバーとしての初戦としては上々のできで終えた。畑岡はトータル1オーバー・22位タイで終えた。
リディア・コ(ニュージーランド)は2022年の最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」以来の勝利で、節目となる通算20勝目を飾った。

東京オリンピック2020では銀メダルをかけたプレーオフで、1ホール目で稲見がパー、リディア・コはボギーで、稲見の銀メダル、コの銅メダルが決まった。これからは米国ツアーで対決する場面が見られるかもしれない。多くの日本の精鋭女子が参戦する米国ツアーからも目が離せない。

注、古江彩佳のパット数1R,2R,4Rは28とすらしかったが3Rは34でこの差だけで6打差、極端に言えば3Rも28だったならば14アンダーで首位に並んだ。

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2003年を振り返る、日本女子プロゴルフツアー

2023-12-26 22:54:30 | スポーツ
黄金世代に始まり、年々続々優秀な選手が輩出され、シーズン中は週末が楽しみだった。女子プロゴルフ協会が毎年実施する2003年アワードで表彰された選手はその中心で活躍した選手、思い出の残るプレーが多い。

*最優秀選手 山下美夢有 年間5勝を挙げ、2年連続で年間最優秀選手に輝く、驚異的なのはメルセデスランク1位、賞金女王を69.4322ストロークという平均70以下で回って獲得したことで、JLPGAツアーの平均ストロークの最少記録を更新した。JLPGAツアー初となる2年連続獲得賞金2億円突破し、栄誉賞も獲得

*新人賞 神谷そら「41st フジサンケイレディスクラシック」でJLPGAツアー優勝。「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」でメジャー初優勝。メルセデス・ランキング19位、1年目でメジャー優勝の原動力は何といってもドライビングディスタンス1位(平均飛距離260.82ヤード)の力だ。大型新人の出現で期待ははずむ。

*敢闘賞 櫻井心那 今シーズン「資生堂 レディスオープン」でJLPGAツアー初優勝するなど、年間4勝を挙げた。10代でのJLPGAツアー4勝達成は、04年の宮里藍、18年の畑岡奈紗に続き、JLPGAツアー史上3人目。メルセデス・ランキング5位とトッププロに駆け上がった。

*輝き賞 申ジエ メルセデス・ランキング2位、「全米女子オープン」2位タイ、「全英女子オープン」単独3位など、海外メジャーにおいても好成績を修め、JLPGAツアーのレベルの高さを世界に見せた。

*メディア賞 『ベストショット』部門 岩井 明愛、岩井 千怜 ツインズでのプレーオフ、「RKB×三井松島レディス」18番プレーオフ2回目のセカンドショットの直ドラで競うという離れ業、話題性は記憶に残る。

*特別功労賞 イ・ボミ 2011年よりJLPGAツアーに参戦し、今年引退。2015年、2016年に2年連続でPlayer of the Year、賞金ランキング1位、平均ストローク1位を達成するなど、トッププレーヤーとしてツアーを牽引する存在として、JLPGAツアーの発展に多大な貢献を果たした。

来季は山下美夢有を神谷そら(20)と櫻井心那(19)岩井ツインズが追い上げる展開が多く見られるだろう。楽しみだ。

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プロゴルフ男子、シニア、女子対抗戦、女子プロが圧倒

2023-12-11 10:51:32 | スポーツ
国内男子ツアー(JGTO)、国内女子ツアー(JLPGA)、国内シニアツアー(PGA)の3ツアー対抗戦は、蝉川、山下など各ツアーのトップが参加し、すご技を駆使して対決し見どころ満載だった。世界のトップ水準の女子プロゴルフが岩井ツインズの活躍で圧倒的な勝利をおさめた。MVPは千怜とのコンビで2連勝を挙げた岩井明愛が獲得した。
やり方と経過はゴルフダイジェストから引用
「各ツアー6人が出場し、それぞれ2人1組のペアを結成。3ツアーの各ペアが同組で対決し、9ホールに設定された各ステージをストローク形式のダブルス戦で争った。
1stステージのフォアボール(各自のボールをプレーして良い方のスコアを採用)ではJLPGAが圧倒した。岩井明愛と岩井千怜、申ジエ(韓国)と櫻井心那、山下美夢有と小祝さくらの全組が1位となり、ステージ最大得点の12ptを獲得。JGTOとPGAに9ptの大量リードを奪った。
2ndステージのフォアサム(1つのボールを交互に打ち合う)でも、メンバー固定のJLPGAはトップの岩井姉妹が1位で終え、前ステージに続けて2連勝。2組目の申と櫻井もPGAと1位を分け合い、3組目のホールアウトを前に勝利を決定づけた」

距離のハンデがあり、男子プロと女子プロとの差は約450ヤードだが、女子プロが従来より距離を伸ばしており、これも勝因だろう。
例えば9番のミドルホール、男子プロは315ヤード、シニア280ヤード、女子プロは250ヤードの距離、蝉川はドライバーフルスイングでワンオン、岩井明愛はドライバーでグリーンオーバー、桜井心那は3番ウッドでピン上3mにワンオンし、やんやの喝采をあびた。
「女子ツアーはやっぱり高レベルというか、高次元で争っているんだなと感じました」石川遼は、2位で終えた国内シニア(PGA)とは13pt差をつけて優勝を遂げた国内女子チーム(JLPGA)を称賛した。

【1stステージ】フォアボール方式
<第1組>
JLPGA:4pt(-6)岩井明愛 & 岩井千怜
JGTO:2pt(-5)蝉川泰果 & 金谷拓実
PGA:0pt(-4) P.マークセン&I.J.ジャン
<第2組>
JLPGA:4pt(-6)申ジエ & 櫻井心那
JGTO:1pt(-5)平田憲聖 & ソン・ヨンハン
PGA:1pt(-5)藤田寛之 & 山添昌良
<第3組>
JLPGA:4pt(-8)小祝さくら & 山下美夢有
JGTO:0pt(-4)石川遼 & 稲森佑貴
PGA:2pt(-6)久保勝美 & 塚田好宣

JLPGA:12pt/JGTO:3pt/PGA:3pt

【2ndステージ】フォアサム方式
<第1組>
JLPGA:6pt(-5)岩井明愛 & 岩井千怜
JGTO:4pt(-4)平田憲聖 & 蝉川泰果
PGA:2pt(0)山添昌良 & P.マークセン
<第2組>
JLPGA:5pt(-5)申ジエ & 櫻井心那
JGTO:2pt(-1)稲森佑貴 & 金谷拓実
PGA:5pt(-5)久保勝美 & 塚田好宣
<第3組>
JLPGA:4pt(-2)小祝さくら & 山下美夢有
JGTO:4pt(-2)石川遼 & ソン・ヨンハン
PGA:4pt(-2)藤田寛之 & I.J.ジャン

JLPGA:15pt/PGA:11pt/JGTO:10pt

【総合成績】
1位JLPGA:27pt、2位PGA:14pt、3位JGTO:13pt

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女子プロゴルフの最終戦、JLPGAツアー選手権リコー杯は山下デー

2023-11-26 21:19:08 | スポーツ
首位から出た山下美夢有が4バーディー、2ボギーとスコアを伸ばして通算10アンダーとし、今季5勝目、通算11勝目を飾った。大会連覇で山下はメルセデス・ランキング1位、6人目の2年連続の年間女王、かつ最年少(22歳116日)での達成、とまさに山下デーだった。

山下は前半2ボギー、2バーディで、ノーボギー、3バーディで追い上げてきた高橋彩華に一時首位を奪われたが、後半13番パー5で残り241をグリーン回りまで飛ばし、バーディとし、同ホールでボギーをたたいた高橋をぬき、16番でのバーディで勝利を確信した。

年間を通して、バーセーブ率(90%)でトップという安定したゴルフと酷暑の中でもスタミナが衰えないという体力作りが勝因だろう。

9月のメジャー、日本女子プロ選手権(長崎)の大会中に松村キャディーは脳梗塞で倒れ入院というアクシデントがあったが、松村キャディーは10月には回復して復帰、今季5勝のうち、この大会を含む3勝をサポートした。試合後、男泣きの場面があった。今年の気候はバックを担ぐキャディにも酷だった。

特筆は米国ツアーから参戦し、時差に負けず正確なショットを見せて5アンダー4位タイの古江彩佳、それと体力を考え,年間出場試合をしぼり、4位タイの申ジエ、申はメルセデスランキング2位、全英オープン,全米オープンとも2位に輝いた。

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女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス、青木瀬玲奈 4回目の逆転優勝

2023-11-19 22:01:39 | スポーツ

2位で出た30歳ベテランの青木瀬令奈が通算13アンダーに伸ばし、逆転優勝し、勝負強さを見せた。通算5勝の内、4回がじつに逆転優勝だ。首位でスタートした岩井千怜は11アンダーの3位タイで終えた。青木との差はパットにあり、最終ラウンド青木は28に対し岩井千怜は32だった。ドライバーの飛距離は岩井が242ヤードに対し青木は222ヤードと不利だったがパットで優勝をつかんだと言っても良い。

来週は今季優勝者のみのトーナメントだから事実上今回が最終戦、シード権、メルセデスランキングなどがからみ選手は必死で、最終組が16番スタートの時点で前を行く原英莉花が17番でイーグルをとり、西郷真央も17,18番でバーディをとり、12アンダー首位に3人が並んだ。距離の出ない青木は17番パー5、3打目をピン横80センチに付けてバーディとし、1打差の13アンダーで決着を付けた。

メルセデス・ランク(MR)で首位の山下美夢有は25位から出て、7バーディー、1ダブルボギーの66で回り、通算9アンダーの9位で終え、2年連続の年間女王に向けてはMR2位で今週36位の申ジエを57.13ポイントのリードで最終戦を迎える。

シード権争い(50位内)で可哀相だったのはMR56位の堀琴音(27)、最低11位以上でシード権獲得ということで迎えた今大会だった。最終ホール14位タイで迎えた18番パー4でピン横80cmにつけるスーパーショットでバーディ、通算9アンダー9位タイでクリアしたかに見えたが、9位タイには6人もいてMR51位にとどまり、1打の重みに泣いた。ポイント446.01点の濱田に対し、445.66点でわずか0.35点届かず涙をのんだ。

 

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女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス 約1年半ぶり西郷真央復活

2023-11-13 17:54:21 | スポーツ

 2打差の首位で出た西郷真央、最終組は鈴木愛、小祝さくらとの豪華メンバー、誰が優勝してもおかしくない激闘を制したのは、長い不調から復活した西郷だった。後半17番、3打差で追う鈴木はバーディを狙い乾坤一擲のピンを狙うショット、距離はピタリだったが、わずかに左に外し、池に転がり落ちてしまった。シード権確保で必死の木村彩子はノーボギー5バーディで追い上げ、3打差で2位。
西郷はショットが安定し,パットはスライスラインの長いパットが入った。15番でバーディをとり16アンダーとし、17番で鈴木の池ポチャを見て、17,18の難しいホールをパーでなんなく逃げ切り、2位に3打差をつけて、昨年5月のブリヂストンレディス以来、約1年半ぶりとなる復活の6勝目を飾った。

西郷は昨年、開幕から出場して10戦5勝という快進撃を続けていたが、寝違えが原因でフォームを乱し、最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップでは最下位で、しかも35オーバーという成績、あの時はまさか見間違えではとさえ思った。今季は9月の住友生命Vitalityレディス東海クラシックから3戦連続トップ3入り。8月のCATレディースでは蛭田とのプレーオフにもつれ込んだが、惜しくも敗れて2位だった。周囲の励ましもあり、よく我慢して復活した。

女子プロゴルフは新人が湧いて出るほどいると感じたのが、ベスト10位に入った高1の中嶋月葉(16)、予選を通過するどころか9アンダーで堂々の10位、 鈴木愛が29歳だから選手の層の幅がさらに広がった。プロテスト合格1位の清本美波(17)、2位の全米女子アマチュアゴルフ選手権優勝の馬場咲希(18)高校3年生に続く高校生だ。

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女子プロゴルフ、日米共催TOTOクラシック、日本選手のレベルの高さを証明

2023-11-06 00:25:41 | スポーツ

首位と1打差で出たオリンピア銀メダリスト稲見萌寧が4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。トータル22アンダーまで伸ばし、米ツアー初優勝を果たした。日本ツアーでは今季初V、通算13勝目。ペ・ソンウ、桑木志帆と最後まで首位争い、緊迫した場面があったが、レジェンドらしい落ち着いたプレー、1打差で制覇した。

稲見萌寧は前半、4番パー4でバーディを先行させると、7番でも1つ伸ばしてトップと1打差で折り返した。初優勝を狙う単独トップの桑木志帆が12番パー5でドライバーを曲げ、痛恨のボギー、稲見は2オンバーディで首位タイに浮上。17番パー5ではピン3mに2オン、イーグル逃しの楽々バーディで一歩抜け出した。
トータル21アンダー・2位タイに桑木とペ・ソンウ、桑木は今季2位、3位が多くまたも涙をのんだ。

稲見は優勝インタビューで「オフから4回スイング改造して、今季は予選落ちも多かった。優勝争いしてなかったので、ここでものにできてよかった」と涙を浮かべた。試行錯誤のスイング改造での苦労が実を結んだ。

それにしても優勝賞金30万ドル(4500万円)をかけた米国ツアー43選手、日本ツアー35選手が4日間闘ったわけだが、上位陣は日本ツアーの選手が圧倒し、日本女子プロゴルフのレベルの高さを証明した。

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女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス まさかの結果

2023-10-30 21:12:14 | スポーツ

スタート時は9アンダ-鈴木愛がトップ、2位7アンダータイに山下美夢有、原英莉花、川岸史果、ベテラン鈴木の独走を、日本女子オープン制覇の原、目下賞金女王山下などがストップさせる闘いが予想された。
ところがゴルフにも「まさか」があることを再認識した。

首位と5打差の8位4アンダーから出たリ・ハナ(22歳)が山下美夢有、仁井優花とのプレーオフを制し、悲願の大逆転初優勝を挙げた。18番パー5で行われたプレーオフ。リ・ハナは2オンに成功し、手前6メートルのイーグルパットはわずかに外れたが、バーディーパット沈めた。仁井と山下は3オン2パットのパーで、1ホール目で決着がついた。イ・ボミ引退後、後継の韓国新星が出てきて,楽しみが増えた。

先ず「まさか」は11番ホールで起きた。百戦錬磨の鈴木愛がフェアウェーからの第2打、砲台グリーンに乗せたが奥のラフへと転り落ちた。第3打アプローチはグリーンにとどかず、再び傾斜を下りラフへ、信じられないが4、5打目も同じミスが続き、6オン2パットでまさかのダブルパーとなり、沈没。

一方、リ・ハナの「まさか」は15番パー3、グリーンが難しく、それまでバーディはこの日一人だけ、20mぐらいの大きくスライスするバーディパットをねじ込んだ。これで首位とは1打差に迫った。

後半トップを走る山下は砲台グリーンに苦戦、3ボギーをたたいたのが敗因、プレーオフでも3打めのアプローチをミスし、リ・ハナが2オンしてバーディとなり、苦杯をなめた。仁井優花(21)は後半17,18番でバーディをとり、プレーオフにくい込み初優勝を狙ったがあと一歩のところだった。
 

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