今年のラスベガスのCES(コンシュマーエレクトロニクスショー)のめだまはタブレット端末との報道で、旋風だとか普及元年といったセンセーションぶりだ。PCに抵抗を感じる中高年にとって使いやすいタブが出て来ることは大歓迎だ。昨年はスマホと言われるスマートフォンが携帯の主役に躍り出たが、早くもタブが競合しようとしている。
私は携帯とipod touchを併用しているのでタブが使いよければこれ一つにまとめようと考えている。現在手にとってみられるのはipadとギャラクシータブぐらいなのでタブとは何かが完全につかめないが、今回のCESの報道で各メーカーの狙いがだんだんと明確になってきた。しかもパナソニック、モトローラ、ASUS、シャープも新製品を投入するととのことで楽しみである。
問題の使いやすさであるが、具体的な中身はスマホやipod touchと大きな違いはないと思うが、webがPCなみに見られること、電話が携帯並みに使えることが必要で、この点ipadは今年の新製品から改良することになろう。ハード自体の条件が中高年にとって重要で、片手で持って使うのであるから、重さは400g未満という軽さが絶対条件となる。そうなると液晶画面の大きさは7インチぐらいとなる。ちょっと重い新書ぐらいの感じだ。
現在出ている製品ではギャラクシータブが画面サイズ7インチ、382gでハード的にはこのあたりが良いのでこれを見本に中高年用タブを勝手に考えてみたい。先ず大きさが19cm×12cmだがもう一回り小さくして18cm×11cmにすれば、軽くなるし、使い勝手もかなり違う。ギャラクシータブはマイク付きイヤフォンで通話ができ、画像やビデオ機能も充分で旅行の思い出や孫の写真などが取り込める。フラッシュやYoutubeにも対応し、無線ラン対応、GPS機能等必須の機能があり、ここは合格だ。
カメラの機能だが、ギャラクシータブは320万画素とやや貧弱、500万画素はほしい。またメモリーが16GBと小さいが外部メモリーが利用できるようになっているので補える。贅沢言えばきりがないが中高年用タブを考えると以上のようになる。問題の価格は3万円以下、月額通信料はシルバー割引で3000円以下、それでも米国より高いのではないだろうか、関係者の奮起を願う。