例年のごとく連合の新年交歓会が開催された。私は連合の関連財団の相談役ということで毎年出ているが、今年は昨年のような政権交代の高揚感は全くなく、会う人皆民主党への嘆き節だった。私を含めて永年労働運動をやり、労働者のための政権誕生に携わって来たOBにとって与党となった民主党の迷走ぶりに落胆をしている。
菅総理が来賓トップで挨拶をしたが、今年の年末には何とか評価して貰えるようにしたいと語っていたが、皆年末まで持つのかね~と言った反応だ。民主党からはたくさんの幹部や大臣が来ていたので一言言ってやろうと思っていたら、そそくさと帰ってしまい会話もできなかった。これでは交歓会にはならない。よほど居心地が悪かったのだろう。
仙石官房長官の辞任が今後の焦点だが、後の官房長官を誰にするのかが菅政権の命運を担う。古賀連合会長は冒頭の挨拶の中で、誰のための政治か、何のための政治か与野党とも考えてくれと言っていた。会場には公明党の山口代表や自民党の大島国対委員長、森英介元法相も来て聞いていたので、古賀連合会長の言を良くかみしめてほしい。