舛添知事辞任、最大の被害者は都民
先日のブログで触れたが策士策におぼれてついに辞任に追い込まれた。優秀な政治学者だっただけに先を読みすぎたのだろう。政治の世界ではうまく行くことも一般庶民の刹那的感情まで読めなかった......
石原慎太郎→猪瀨→舛添と都政を混乱させ、損害を与えてきた知事ども、それを支持してきた自民公明の与党、今回の都議選はひどい目に遭った都民による都議会浄化運動と言える。百条委員会で築地市場の移転問題を取り上げても都議会は免責されない。新銀行東京の負債はどうなったのか、贅沢な海外旅行の費用弁済はどうなったのか誰も責任をとろうとしない。
都議会は本来なら知事与党の議員は全員辞任すべきだ。その意味において、都民は今回の選挙では新しい議員を送り込み、新しい風を吹き込む必要がある。小池新知事が肩入れしている新党が過半を占めると1強の弊害があるなどと下村自民党都連会長が言っているが、「安倍1強内閣」をもじった冗談だと思ったが本気のようだ。民主主義とは駄目な政治を浄化する機能があるから、支持されている。小池新党が駄目なら次回の選挙で代えれば良い。これまでのボス支配に毒されてない新人議員なら自民党でも新しい風を吹き込める。