行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

戦争がなくなると信じたいが

2018-04-27 23:46:48 | 政治
今日は1日中南北朝鮮の首脳が握手したり、抱き合ったりしたニュースが流れていた。朝鮮半島非核化とか、平和協定を結ぶとか文字通りに受けとれば、戦争はなくなると歓迎したい。華やかな演出で忘れてしまったようだが、金正恩は身内の兄をクアラルンプールで暗殺した疑いを持たれている人物だ。また、金正恩は日本人や韓国人を拉致したままということだ。
 
南北首脳のこうした演出はトランプ大統領が戦争を仕掛けにくいという状況を生み出し、この意味からも戦争はなくなると信じたい。金正恩は中国に朝貢し、後ろ盾を得て南北和解という段階を踏んで米朝会談に臨む準備ができた。若いのにかなりの外交手腕を発揮している。
 
朝鮮半島の非核化は宣言であって、何ら具体的なプロセスはない。これこそ米朝首脳会談での主テーマとなる。米国中間選挙目当てにトランプが変なディールをしないことを願うばかりだが、こればかりは判らない。北朝鮮は非核化の果実を日本に求めてくるだろうが日本政府は拉致問題解決最優先でデールをすべきで、非核化は米中韓の課題と割り切るぐらいの強い態度が必要だ。
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