行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ギリシャ紀行 デルフィ

2018-08-15 18:34:24 | 海外
全能の神ゼウスが世界のヘソと定めたデルフィ、予想外に山の中にあった。
2代目ローマ時代のヘソ


山の中腹に下のアポロン神殿を中心に劇場、宝物殿、競技場、ストアの語源になった土産物屋がある。

こんな山奥でも、デルフィの神託を得るため世界中からやって来た。重要な判断をアポロンから得るためには御布施を包まなければならならない。アポロン神殿の地下で神託を受けた巫女が神官にそれを告げ、御布施を貰って神託を信者に渡す。やがてローマ時代となり御布施の値段次第て内容が変わり、神官達の御殿がデルフィに出現する。

キリスト教の時代になり、神々は忘れ去られ、デルフィは山の土砂に長いこと埋もれて、1893年仏の支援で発掘され、その面影が出現した。遺跡は世界遺産となり、今度は世界から観光客が押し寄せている。
アポロンの出張中はワインの神、下のバッカスが神託を代行した。
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