行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

全米女子オープンゴルフ、大魚を逃した渋野、残念!

2020-12-15 21:53:42 | スポーツ

3日目まで首位をキープしていた渋野日向子、天候不順で延期された昨日の最終ラウンド、大きな期待がプレッシャーとなって思い通りのゴルフができず、ワンアンダーで4位に終わった。世界ランキング94位の韓国キム・イエリムが16.17.18番ホールでバーディをとり、トータル3アンダーでメジャー初優勝をとげた。これだけ低位置の選手が優勝したのは初めてで、シンデレラの誕生だ。

緊張の中、最終組の渋野と米国エイミー・オルソンは-2のスコアをはさみマッチプレーの様相でトップ争いをしていたが、先を行く組で気楽にプレーができたのか韓国の世界ランク1位のコ・ジヨンとキム・イエリムがバーディを今日、それぞれ3つ、4つ奪い逆転優勝につながった。しばらく韓国選手や外国選手に優勝をさらわれ、米国悲願の優勝へのプレッシャーか?28歳のオルソンも後半伸びなかった。

渋野はバンカーショットやアプローチではこれまでの流れどおり、素晴らしかったが、7番、10番、17番での短いパットを外したのが痛かった。パットはこの大会では好調だっただけに悔やまれる。これを入れてれば-4で優勝だった。無観客試合のため、よけい緊張したのだろう。大会関係者等多少観客がいた最終18ホールでは10m余のバーディパットを沈め渋野日向子スマイルが見られた。

今回は大勢の若手日本選手が参加したが、原英莉花、古江彩佳、など国内でトップを走る多くの選手が予選落ちした。その中で黄金世代の高橋彩華が11位に、13位に笹生優花、岡山絵里が入る健闘を見せたのが収穫だろう。

全米女子オープンゴルフ後の世界ランキングは、1位コ・ジヨン(韓)、2位キム・セイヨン(韓)3位にインビー・パーク(韓)。韓国勢がベストスリーを占め、優勝したキム・イエリムは30位に昇格した。日本勢トップは畑岡奈紗(7位)と変わらず。渋野、古江彩佳(16位)、鈴木愛(21位)、笹生優花(45位)となった。

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