国内女子ツアー「ゴルフ5レディス」は首位と4打差で出たプラチナ世代の吉田優利が9バーディ・2ボギーの「65」をマーク。トータル14アンダーで首位に並んだ岡山絵里をプレーオフ2ホール目で下し、今季2勝目を果たした。
スタート時点では大里桃子が11アンダーでショットも安定しているので、優勢と思えたが、肝心のパットが入らずスコアは伸びない、一方吉田優利はショットの精度は大里ほどではなかったがロングパットを含め、確実に9バーディをとり、15アンダーまで伸ばした。18番でパーオンせずボギーとし、やはりパット好調な岡山絵里に追いつかれプレーオフとなった。
記録でみると、古江彩佳に続いて1ラウンド平均パット1.76の2位吉田に対し、大里は20位の1.8、岡山は68位の1.84この差が勝負を決めたともいえる。
ただプレーオフではパットの差というより、先輩の岡山より若い吉田の落ち着きぶりが勝敗を分けた気がする。記録でみると、パーオン率では岡山が5位の73.45%に対し、吉田は61位の65.65%と大きな差があったが、プレーオフ2ホールめ、吉田はパーオンしたが、岡山は外し、ラフからのショットが寄らず苦杯をなめた。
各選手の頭には、次回のメジャー日本女子プロオープンがあることは間違いない。大里もパットを修正するだろう。岡山は好調のパットの維持、そして12アンダー・3位タイには鶴岡果恋、新垣比菜、植竹希望といった若手に穴井詩が入り、好調のまま準備をすることだろう。今回は2アンダー55位に終わった小祝さくら、虫に刺され途中欠場した稲見萌寧も休養が取れ、メジャーには万全の体勢で臨むことだろう。これに海外帰国組の渋野日向子、古江彩佳、笹生優花も参戦する。9日からまたテレビ漬けになること間違いなし、