行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

元移民の子供トランプが移民を汚く攻撃

2024-09-12 18:12:57 | 政治
米国大統領選でのハイライト、トランプ、ハリスのテレビでの対決、トランプは「移民が犬や猫を食べてる」と汚く移民を罵った。大統領候補の言とは思えない。テレビ討論の間30も嘘をついたとの発表、共和党の支持者はそれでもトランプを支持するのだろうか?早速反応したのは猫を抱いたテーラー・スイフトでハリス支持を表明した。

日本人から見れば、米国はインディアンが住んでるところに英国を中心に欧州人が移住し、その後奴隷として連れてこられたアフリカ系の住民に加え、アジア系、ヒスパニック系が移民した国、トランプもハリスも元移民の子供だ。米国の強みはその多様性にある。今最強の半導体メーカーエヌビディアのCEOジェンスン・ファン氏、同社に挑戦してるAMDのCEOリサ・スー氏とも台湾系だし、マイクロソフトのCEOサティア・ナデラ氏はインド系だ。

かつての伝統ある米国メーカーUSスティールもGMもフォードも見る影もないが新興の情報・通信の分野で多くの企業がカバーしている。また、GDPの7割を占める個人消費を支えているのは毎年入ってくる移民が寄与している。トランプの支持層オールド白人にしてみれば移民の活躍は目に触るのだろう。トランプの移民攻撃は詰まるところ人種差別なのだ。

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