行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

トランプが関税!関税!と騒ぐわけ

2025-02-13 21:00:16 | 経済
新年に入り、トランプが大統領になったとたん、毎日関税を引き上げるニュースで世界は混乱というかカオスの世界に、そのわけは下の表で一目瞭然だ。米国の貿易赤字は危機的な状況、それでもドルは価値を保っている。アルゼンチンのように他の国だったら通貨が暴落し、国民生活はひどいものになっている。


特に中国との赤字はトランプ、バイデンの8年間21%の関税アップを課したが焼け石に水、2割赤字が減っただけ、赤字が増えなかったのは日本だけという状況、問題となっているカナダ、メキシコは赤字が2.3倍、4倍と増えている。またEUとの赤字も巨額だ。

それでも米国の経済はびくともしないで世界をリードして、ドルの価値が下がらないのは世界の企業価値の6割以上を占めているアップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグルと言った巨大ハイテク企業が存在しているからだ。
関税を引き上げると、その分米国輸入企業の負担が増え、大部分は物価の値上げにつながる。そうなったらトランプは半狂乱になり今度は何をするのだろうか??


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする