2位で出た30歳ベテランの青木瀬令奈が通算13アンダーに伸ばし、逆転優勝し、勝負強さを見せた。通算5勝の内、4回がじつに逆転優勝だ。首位でスタートした岩井千怜は11アンダーの3位タイで終えた。青木との差はパットにあり、最終ラウンド青木は28に対し岩井千怜は32だった。ドライバーの飛距離は岩井が242ヤードに対し青木は222ヤードと不利だったがパットで優勝をつかんだと言っても良い。
来週は今季優勝者のみのトーナメントだから事実上今回が最終戦、シード権、メルセデスランキングなどがからみ選手は必死で、最終組が16番スタートの時点で前を行く原英莉花が17番でイーグルをとり、西郷真央も17,18番でバーディをとり、12アンダー首位に3人が並んだ。距離の出ない青木は17番パー5、3打目をピン横80センチに付けてバーディとし、1打差の13アンダーで決着を付けた。
メルセデス・ランク(MR)で首位の山下美夢有は25位から出て、7バーディー、1ダブルボギーの66で回り、通算9アンダーの9位で終え、2年連続の年間女王に向けてはMR2位で今週36位の申ジエを57.13ポイントのリードで最終戦を迎える。
シード権争い(50位内)で可哀相だったのはMR56位の堀琴音(27)、最低11位以上でシード権獲得ということで迎えた今大会だった。最終ホール14位タイで迎えた18番パー4でピン横80cmにつけるスーパーショットでバーディ、通算9アンダー9位タイでクリアしたかに見えたが、9位タイには6人もいてMR51位にとどまり、1打の重みに泣いた。ポイント446.01点の濱田に対し、445.66点でわずか0.35点届かず涙をのんだ。
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