行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

仮想通貨と貴ノ花理事選のマスコミ狂騒曲

2018-02-02 22:31:20 | 経済

仮想通貨NEMの巨額の流失でマスコミは連日トップニュース、すでにブログで書いたが、金融庁が仮想通貨取引所を認めているのは日本ぐらいで、他の国はその騒ぎぶりに呆れている。NHKなどは特番を組み、日本が最先端を行っているとの解説で、それ故にこういうことが起きたので、ハッカー(悪者でないのでホワイトハッカーと紹介)まで呼んでNEMの行方を追いかけ、実況までスタジオでした。おまけに仮想通貨で1億以上を稼いだ人(億り人という)を登場させ、NEMを現金化できないと税金が納められないと言わせている。その場には仮想通貨業界の代表者がいたので、仮想通貨そのもの悪口は言わないし、批判もない。

仮想通貨は商売上の手段なのだが、今では投機の道具になっていることを先ず認識し、それで、稼いでいる取引所を育成するとか言ってる金融庁がおかしい。先端技術だからと言う理屈にマスコミは乗っている。通貨なら変動はあるが、投機で億も稼ぐという変動は自己矛盾だ。今回の事件で、マスコミに登場してくる被害者は小口で手を出してしまった人達ばかりだ。主役は為替投機(FX)をやっている連中だろう。為替の変動がこの1年あまりなかったので、仮想通貨に乗り換えたのだろう。

貴ノ花の理事選が大相撲協会の古い組織からして、見え見えなのに大げさにマスコミが今日は1日中追いかけていた。よほど暇なのかと言いたい。もっと協会の本質について、100人もいる親方に取材して貰いたいものだ。また、事件の中心貴ノ岩についてのニュースが全くないのはどういうことなのか?


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 税金をむしり取ったスーパー... | トップ | 貿易統計に見る日本のお得意さん »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

経済」カテゴリの最新記事