大リーグの代表的強打者を揃えた米ドリームチームにこれ以上の筋書きはない流れで侍ジャパンはWBCを制覇した。
劇場的流れは、米が2回ソロ本塁打で1-0で優位に、しかし、その裏すぐ村上が特大のソロ本塁打を打ち同点、その後岡本、源田の安打などで勝ち越し2-1に、4回に岡本一真がソロ本塁打を放ち、試合の決勝点となった。
その後、日本投手陣は戸郷、高橋、伊藤、大勢の若手がふんばり、強打の米国を抑え、8回のダルビッシュへ、さすがに強打の米国シュワバーがソロ本塁打で点差は1点に、9回には満を持して大谷が登場、クライマックスの場面となった。大谷は最初の打者を四球で出すも次打者を二ゴロ併殺打で仕留め、あと一つアウトをとれば優勝という場面に米国チームの主将でエンゼルス・チームメート強打のマイク・トラウトを迎え、球場は騒然となる。
ニューヨークタイムズは次のように報道している。
「夢のシナリオは最後の場面で展開されました。侍ジャパンのマウンドに立つ大谷。そして、チームUSAの主将トラウト。エンゼルスの2人のスーパースターが、チャンピオンシップを懸けて対戦しました。これ以上魅力的な仕上がりのスクリプトを作成することはできませんでした。一生に一度の夢の対戦は大谷翔平がマイク・トラウトを三振に打ち取り幕を閉じました」
トラウトは最後の空振りをした高速スライダーを讃えた。
侍ジャパンの勝因は強打のドリーム打線を2点のソロ本塁打に抑えた強力投手陣だ。米国の投手陣が打線に較べ、ベストメンバーでなかったことを敗因に上げているむきもあるが、日本打線を3点に抑えているのだからそれは当たらない。殊勲は日本投手陣だ。
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