行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

感慨深い松山のマスターズ制覇

2021-04-12 21:55:00 | スポーツ

オーガスタと云えばマスターズ、日本の名手が何人も挑戦したが優勝できなかった。29歳の松山英樹が挑戦して10年めに掴んだ優勝だ。最初に東北福祉大学生の時に大震災で参加を決めかねたが、地元の声援で参加、見事ローアマで優勝、そして今回最終ラウンド苦しみながら世界の頂点に立った。

前週に行われた「オーガスタナショナル女子アマチュア」で勝利した梶谷翼のことは、以前のブログで触れたが、二人の日本人チャンピオンが生まれるとは偶然にしては出来すぎている。高校生梶谷の活躍が松山を励ましたことだろう。日本の若人に誇りと希望を与えた2週間だ。

マスターズの優勝賞金は観客とグッズの売れ行きで決まる。従って観客はギャラリーと云わないでパトロンという。今回の優勝賞金は2億7000万円とのこと、オーガスタ・ナショナルGCのウエブでは松山選手の各ホールのショットを動画で見られる。バンカーショットとパットが素晴らしかった。13番ホールでは林に打ち込んだが木に当たりボールはフェアウエィに出て来る幸運も引き寄せた。

オーガスタゴルフコースは今の時期花盛りだ。レンギョウやハナミズキ、ツツジが美しくグリーンを囲んでいる。しかし、クリークに囲まれた12番ショートホール155ヤードで13打たたいたという歴史も残っている。日本人でこれまで歴史に残っている記録では13番ホールで中島秀幸が13打たたいた不名誉記録だ。13打という記録はマスターズでは破られてない。

かつて、1990年大阪で開催された「花の万博」で、オーガスタの美しい12番ホールが再現され、私もワンオンに挑戦したがグリーンが早すぎてのらず、景品をもらい損ねた記憶がよみがえった。本物のオーガスタ12番は上空では風が渦を巻き155ヤードと短い距離でも難しい、20年大会ではあのタイガー・ウッズも翻弄され、3度クリークに入れるなどして10打をたたいた。

これを期に、日本でも女子プロゴルフなみに若手男子の台頭を期待したい。


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