女子ゴルフメジャー大会黄金世代原英莉花が完全優勝

『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』は黄金世代とプラチナ世代の熾烈な競り合いとなった。飛ばしやの原英莉花が通算10アンダーで完全優勝（４日間通して首位）、３週連続優勝を狙う古江彩佳を振り切った。今回のメジャ－大会はいろいろな意味で歴史に残る。

２位は８アンダーの古江彩佳、３位には６アンダーの渋野日向子、上田桃子、西村優菜と黄金世代とプラチナ世代が占める中、ベテランの３４歳上田が割りこんだ。9位までにはあと27歳比嘉真美子いるのみで7人が新世代の19歳から21歳で、以前ブログで書いたように世代交代が進んでいる。古江は１Rと３Rで珍しくショットが乱れ、最終ラウンドで４アンダーと追い上げ、大会４日間で４イーグルという記録をつくった。

さらに2013年の大山志保以来、韓国や台湾の選手がこのメジャー大会を制していたが新世代の勢いで日本人選手が６年ぶりで優勝を成し遂げた。

不調だった渋野日向子がようやく３位に入り、復活の兆しが見られる。コロナ下で試合が今年は減り、賞金女王は来年の実績と併せ決めることになり、誰が取るか興味津々だ。
今年の年間獲得賞金は以下の通り、19歳のモンスター笹生がトップだ。またオリンピック代表選の闘いも前半が勝負、今のところ世界ランキング順位で畑岡7位、渋野15位、古江16位だが、今年最後の決戦、全米女子オープンをどう乗りきるかだ。
 2020年間獲得賞金
1　笹生 優花　¥93,891,170
2　古江 彩佳　¥90,502,992
3　原 英莉花　¥70,722,208
4　小祝 さくら¥62,886,208
5　渡邉 彩香　¥60,259,965