行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

大相撲が面白い

2011-09-20 21:33:56 | Weblog

秋場所は初日から切符が余るなど不振であったが、ここへ来て満員御礼、理由は簡単面白いからだ。立役者は4人、先ず琴奨菊と稀勢の里の両関脇が元気に大関取りを競っているからだ。本日は両者が対戦し琴奨菊が勝ち、一歩先に走った。久しぶりに日本人関脇の大関取り争いで盛り上がっている。

もうひと組はグルジア出身の臥牙丸とチェコ出身の隆の山で、こちらは外国人力士だ。臥牙丸は185cm、199kgの巨漢で見てるだけで楽しくなるかつての小錦みたいだ。本日も勝って9勝1敗と日に日に強くなっている。一方の隆の山は185cm、98kgのヒョロ、新入幕ながら4勝し大健闘で、入場すると横綱以上の拍手が起こる。

昨日はこの巨漢とヒョロが対決、体重差101kgというから倍以上の差の中での相撲は大いに場内を沸かせ、スピードで翻弄しようとする隆の山を旨く捉まえて臥牙丸が勝った。これからは臥牙丸と隆の山の対決も楽しみの一つになってきた。

大相撲は事件もいろいろあったが、魁皇が引退し、大関、横綱は全て外国人に占められ、相撲協会は瀬戸際に追い詰められた。これでは遺憾という責任感が少しでも日本人関脇に刺激を与えたのだろう。琴奨菊と稀勢の里が切磋琢磨し、横綱を目指すことで大相撲も救われる。

大相撲の世界だけでなくスポーツの分野では外国人の優秀な人材が活躍し、日本のレベルを上げている。少子高齢社会の中、他の分野でも優秀な外国人人材を導入し、日本を活性化することを真剣に考える時だ。


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